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【トピック】
ダニーロ・アンダーソン暗殺の背後にCIA?(仏『レゾーヴォルテール』より)

ベネズエラの検事総長、ダニーロ・アンダーソンが11月19日カラカスで暗殺された。彼は2002年4月の失敗したクーデターの予備審査を行なっており、米国、スペイン、および多くの外国の責任を明るみに出したばかりだった。彼を消したのが誰にせよ、CIAの命令に従ったのではなくても、CIAの支援なしには行なわなかったに違いない。ラテンアメリカの人々から見ると、この犯罪は、CIAがカーター大統領時代以後放棄していた政治的暗殺の復活を示すものだ。

カラカスのとある街で、一台の車が突然火を噴いた。車は文字通り炎に呑み込まれた。ハリウッドの暴力映画さながらのシーンだが、これは現実だった。恐怖が大通りを占めた。衝撃が広がり、ベネズエラ全体を傷つけた。悲劇。黒こげになった車の中でダニーロ・アンダーソンは死亡した。一時的にチャベズ大統領を失脚させ、キューバ大使館を襲撃した 2002年4月のクーデターに関連する事件を追及していた検事である。

この4月11日クーデターはなかったと結論づけた最高裁とは異なり、この若い検事は、法の下で事実と首謀者の責任を確定するために仕事をしていたに過ぎない。彼は司法官としての仕事が命にかかわるかもしれないとは思ってもいなかった。

犯人が送ろうとしているメッセージは明らかだ。黒幕は当然事件から利益を引き出そうとする。検察官や裁判官や弁護士が恐怖におびえ、ベネズエラの正義が脅しに屈することである。秩序の前でぐらつくことである。

犯人の痕跡ははっきりしている。彼らは注意深く、熟考の末に犠牲者を選んだ。彼らがクーデターおよびキューバ大使館襲撃に関する刑罰に問われないようにするために彼を選んだのだ。

彼らはダニーロ・アンダーソンを暗殺するのに、当を得た時期が来るのを待った。同時にチャベズ大統領を叩くためである。このテロ行為が、ラテンアメリカの大統領サミットの開催、また大統領がスペイン、イラン、ロシアへ出張する直前に発生したことは偶然ではない。それは国民投票と地方選挙で彼が絶対的勝利を収めることを妨げるためである。また国防大臣のガルシア・カルネイロ将軍がベネズエラの新しい国防政策を発表した直後であったことも、これはもう偶然ではない。ドナルド・ラムズフェルドが、ラテンアメリカにおける《対テロ戦争》をペンタゴンの支配の下で推進するために出席した国防大臣サミットが、キト(エクアドル)で開催される状況下でもあった。ペンタゴンの意図は、このサミットを米国による内政干渉の道具にすることにある。これら行事前の3日間が暗殺日に選ばれたのはいかにも納得できる。

【阿修羅戦争掲示板より】
投稿者 さすれば 日時 2004 年 12 月 04 日
(回答先: チャベスは、ブッシュとアスナールがクーデターに加担した、との主張を続ける(エル・ペリオディコ)
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 12 月 04 日 )

Danilo Anderson
Anderson氏の葬儀
暗殺現場の炎上した車


スペインのアスナール前政権がベネズエラのクーデターに関与していた 

<モラティーノス外相がテレビで暴露>

11/23 スペインのミゲル・エンジェル・モラティーノス外相は、2002/4のベネズエラの反チャベス大統領クーデターで、ホセ・マリア・アスナール首相(首相)はベネズエラ駐在スペイン大使(Manuel Viturro)にクーデターを支援するように命じたと、夕方のテレビ番組で発言。

スペインを訪問中のウゴ・チャベス大統領は記者団に、「ベネズエラの視点から見て、これが真実であるということに疑問を抱かない」と語った。
クーデターは失敗し、CIA要員が逃亡したのが確認されている。「チャベス政権」を襲ったクーデターの裏側
11/24 モラティーノスは、12/1に下院外交委員会で説明することになった。

ホセ・ルイス・サパテロ首相は、チャベス大統領との共同会見で、この問題について介入を避け、外相が説明するだとろうと述べるに止まった。

統一左翼のヤマサレス議員は記者会見で、「外相は時期と場所を間違ったかもしれません。しかし、スペイン政府がベネズエラの正当な大統領に対するクーデターを支援して、それを認知したとするモラティーノス外相の発言は真実です」と、発言が外交官として適切か問題はあるが、モラティーノス発言を裏付ける証拠があると発表。

社会労働党のエストレーヤ議員は記者会見で「ベネズエラでクーデターが進行し、チャベス大統領が拘束されていたとき、当時のアスナール首相がクーデターの首謀者と話をしたということです」「当時のアスナールはクーデターの首謀者から電話があって、その電話に出たのです。当然、秘書がいたでしょうから、電話を拒絶するのも可能だったのに、アスナール氏はその電話に出たのです」と語った。

これに対し、国民党のモラティーノス外相の発言は中傷だと反発。「国民党はすべての独裁(国民党趣旨:チャベス政権を指す)を非難する」と明言し、モラティーノスに発言の訂正を求める構え。
国民党のアリステギ議員は記者会見で「単に修正を求めるだけではありません。国民党やその支持者・党員、そして民主主義を支持するすべてのスペイン人に対してはっきり謝罪するように要求します。民主政府、民主政党に対するあれほどの非難は、スペインの民主主義に対する侮辱と同じです」と発言。
国民党は、この問題を国会で審議する予定だという。TVE

イラク戦争もブッシュ政権とブレア政権と共に始めたアスナール政権が、ブッシュ政権と共に世界で悪さをしていた疑惑だ。
ブレア政権もコイズミ政権も同じようなことを影でコソコソやってる。

赤道ギニアのクーデターにもアスナール政権が関与
アフリカ第3位の石油産出国の赤道ギニア国家安全アドバイザーのルーベン・マヤは、オビアン・ンゲマ(テオドロ・オビアン・ヌゲマ・ムバソゴ)大統領を倒すクーデター計画への関与で前スペイン政府(アスナール政権)を非難した。
2004/6に赤道ギニア大統領顧問は、3月に海兵隊500人を乗せたスペインの軍艦が、ンゲマ大統領を倒そうとした策略に関与したと語っている。スペインは、この告発を否定している。
マヤは、反政府軍がこの陰謀に組み込まれ、スペイン安全保障機関に支援されたと白状したと語った。
このクーデター計画の中心人物、赤道ギニアの反政府軍リーダーのセベロ・モト(スペインが大統領に据えようとしている)は、長期間、国外で活動を続けている。
マヤは「赤道ギニアが直面している脅威は、全てスペインから来ている」、それがアスナール政権であったと強調し、「我々は、現スペイン政権(サパテロ政権)が前政権の活動を非難することを望む」と述べた。BBC
赤道ギニア共和国
2004/3始め、ンゲマ政権は、クーデター計画の噂を受け、政府軍部隊を街頭に展開し、3/9にクーデターを企図していた外国人傭兵15人を逮捕。ンゲマ大統領は国営ラジオ放送を通じて、大統領殺害を含むクーデター計画を未遂に終わらせたと発表。
他方、軍が在赤道ギニアのアフリカ諸国大使館を包囲し、外国人の追放と財産の没収を進めている旨の報道が流れた。
これに対し、赤道ギニアと国境を接するカメルーン政府が、在留カメルーン人の国外退去措置への抗議声明を発表したため、国内外の情勢が一時混乱した。サッチャーの倅とアフリカ産油国転覆計画
外国人容疑者の中には、マーク・サッチャー卿(マーガレット・サッチャー元イギリス首相の息子)も含まれ、クーデター計画に資金援助をしたとされるが、サッチャーは関与を否定している。現在、サッチャーは南アフリカで裁判を受けるためケープタウン区域から出ることを禁止されている。
赤道ギニア政府は、サッチャーを始め複数のイギリス人ビジネスマンをクーデター容疑で訴えている。
また、2003/7、スペイン人協力隊員がバス旅行中に軍人により射殺される事件が発生している。

X-FILE より)

【日々雑感】より参考
8/27
-サッチャー氏の長男を逮捕 赤道ギニアのクーデター計画に関与
8/28-赤道ギニアのクーデター計画2004-その1
8/31-赤道ギニアのクーデター計画2004-その2
【私的めもらんだむ】
10時
 どんな寝不足でも朝7時には目覚めていたのが、ここ数日、寝坊が続いている。何処か気の緩みがあるのかも・・・自宅兼工場ゆえか、不規則な生活になりがちな環境ではある。納期が迫られている仕事もあり、これから急いで仕事に掛からねばならぬ。この時期には珍しい台風27号の影響で、強風が吹いているのが心配だ。仕上げが出来なくとも、仕上げ段階まで仕事を進めたい。


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