サッチャー氏の長男を逮捕 南ア在住…赤道ギニアのクーデター計画に関与
英国のサッチャー元首相の長男で実業家のマーク・サッチャー氏(51)が25日、西アフリカの赤道ギニアでのクーデター計画に関与していたとして、南アフリカのケープタウン市内の自宅で同国の警察に逮捕された。同氏は裁判所に出廷、200万ランド(約3300万円)で保釈された。
英BBC放送などによると、赤道ギニアでは今年3月、ヌゲマ大統領を狙ったクーデター計画が発覚したとしてヌゲマ政権は外国人傭兵(ようへい)14人を逮捕した。サッチャー氏も計画を資金援助し、南アの対外軍事支援規制法に違反したという。
赤道ギニアはサハラ以南のアフリカでは第3の産油国で、ヌゲマ大統領は「外国企業や外国勢力が石油利権を狙って政権転覆を図った」と主張。サッチャー氏やサッチャー内閣の元閣僚の関与を指摘し、サッチャー氏はそれを否定していた。
米国での事業が失敗したサッチャー氏は、米国人の妻、子供2人とともに90年代半ばからケープタウンに住んでいる。
逮捕のサッチャー氏、南アを去る計画だった=捜査当局
[ケープタウン 26日 ロイター] 捜査当局スコーピオンズの報道官によると、サッチャー氏はケープタウン市内に所有していた住宅を売りに出すなど、南アの生活を引き払う準備を進めていたとみられている。
ケープタウンの裁判所は26日、同氏が200万ランドの保証金を支払うまでの期間中、自宅軟禁とする措置を決めた。同氏は無罪を主張している。
以下「阿修羅掲示板」より
★米英スペイン、赤道ギニアのクーデター計画に関与?
同国で10日までにクーデター計画が発覚、雇い兵ら15人が逮捕された。ジンバブエ政府が首都ハラレで7日に拘束した航空機の乗客64人も米英スペインの情報機関の支援を受けた雇い兵とみられている。
赤道ギニアで捕まった南アフリカ人の雇い兵グループ隊長はテレビで「ヌゲマ大統領をスペインに連行し亡命させる計画だった」と告白した。
一方、ジンバブエで拘束された機内からは衛星電話や地図などが発見されたが、武器類はなかった。モハジ内相は「英情報局秘密情報部(MI6)、米中央情報局(CIA)、スペインのシークレット・サービスの情報機関が関与し、赤道ギニアの軍、警察のトップにクーデター計画への協力を求めていた」と述べた。航空機を運航した会社幹部は「乗っていたのは鉱山労働者だ」と反論している。
2004年3月11日
★ジンバブエで捕獲された「戦争の犬」続報:赤道ギニア政権転覆計画に米英スペイン情報局動く【アフリカのクウェート化】
捕獲された「戦争の犬」続報。
イラク戦争支持に動いたのはどこの国だったか。
イギリスSAS関与。傭兵会社はブッシュリンクのExecutive Outcomes。ここは東チモールではインドネシア特殊軍指導も。
赤道ギニアには石油の腐臭が漂い、そこにはハリバートンの悪臭もブレンドされている。
【詳細】
★アフリカにおける米国の軍事政策再編【ル・モンド・ディプロマティーク】「人道支援」名目に武装組織を資金援助し、鉱物資源確保
2004年3月23日から24日にかけて、アフリカ8カ国(チャド、マリ、モーリタニア、モロッコ、ニジェール、セネガル、アルジェリア、チュニジア)の参謀総長が、独シュツットガルトにある米欧州軍本部(EUCOM)での非公式会合に初めて参加した。内容は明らかにされていないが、この会談は「テロに対するグローバルな戦いにおける軍事協力」についてのもので、サヘル地域での協力のあり方が討議された。サヘル地域は、マグレブ諸国とブラック・アフリカの間、つまり北アフリカの油田地帯とギニア湾岸の間に横たわる油田地帯との緩衝地帯を構成する。
特殊部隊の展開についてはEUCOMが責任を持つ。そこには、ノースロップ・グラマン・グループのロジコン社や、ミリタリー・プロフェッショナル・リソース(MPRI)社といった民間軍事企業が兵站支援、すなわち物資や「民間専門要員」を提供する形で関与している。MPRI社は、米退役軍人が中心となって経営する保安コンサルタント会社で、イラクを含む世界各国の政府と契約を交わしている。
EUCOMのフルフォード副司令官(当時)が2002年7月にサントメプリンシペに赴き、西アフリカ地域部隊の可能性を打診する一方で、MPRI社がギニアとアンゴラの沿岸警備隊に訓練を施している。
【詳細】
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サッチャー前首相
と息子マーク |
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マークの妻
ダイアン・サッチャー |
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