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発破は2度、大型火薬使用 北朝鮮が外交団に説明

 北朝鮮北部の両江道で9日起きた爆発について、北朝鮮当局は16日、平壌駐在の7カ国の外交団や国際機関代表を現地に案内し、水力発電所建設のため、8日と9日に2度にわたり発破を行ったと説明した。火薬150トンが使用されたという。在平壌のロシア大使館筋が伝えた。(時事)

北朝鮮、対中国境に最強部隊=中国は1キロ置きに監視地点

 【北京16日時事】中国国営新華社通信の発行する国際問題紙・国際先駆導報は16日、北朝鮮との国境で北朝鮮脱出者らに対する警備に当たる中国部隊の活動を伝えたルポを掲載。この中で、北朝鮮側は最高軍事指導機関「国防委員会」の直接指揮下にある最強部隊を南北軍事境界線(38度線)付近から、この地域に配転し、国境警備を強化していると報じた。
 一方、中国の国境部隊は現在、24時間態勢で不法入国者を監視し、国境線沿いの監視地点は1キロ以内置きに設けられている。不審者を発見すれば、5〜10分で部隊が現場に到着できるという。 

【関連】
中国人民解放軍、鴨緑江沿いで渡河訓練 - 8月16日の日誌
「北朝鮮支持する責任ない」中国誌が異例の批判論文- 8月20日の日誌

○これら北朝鮮国境地帯の緊迫は何を意味しているのだろう?




【私的めもらんだむ】
▼8時
○謎だらけの両江道爆発事件だが、「水力発電所建設のための発破」といった北朝鮮説明にこれまで「水量不足の川では建設は無理」など疑惑があがっていた。下流ならともかく、水量不足の高地に建設するなど考えられないのだ。その有り得ない話に中国、アメリカが揃って北朝鮮に呼応するあたり、やはり表向きの外交儀礼にしか過ぎない、ということになろう。今回の「150トン大量火薬による発電所建設」北朝鮮側説明にも、よけい無理がある説明となっている。水の枯渇した所に150トンもの発破をする無理、のことである。それなら当然周囲に大音響となって響いたであろうし、その音を聴いたという住民もいない。私の自説「軍事クーデターによるミサイル格納庫破壊」説も、当然ながら大音響を伴なうという矛盾と謎もある。「地震計の針が揺れた」から一変して「いや、それは無かった」、「キノコ雲は実際に見えたのか、どうか?」を含めてコロコロ変わる発表も実に不可解なものだ。そして今「爆発そのものが最初から起こらなかった」といった強引な結論に導こうとするマスコミ・・・
 ここに「早く忘れてもらいたい」北朝鮮政府の意志が見え隠れする。そして、それに同調するかのような中国とアメリカという奇妙な流れ・・・ここに、事実確認の動きを妨げようとする国家権力の相対的な意志の介在があるように思えるのだ。謎は謎のままでいい、問題は「謎」そのものを消し去ろうとする国家権力の有り様なのだ。御巣鷹山の墜落事件で政府が殆どの記録を処分してしまった時のように・・・あの時、日本政府の云ったことは「記録を格納する倉庫がない」といった驚くべき言い逃れだった。インターネットが普及している現在、今度は国民の側が詳細に記録し、国家権力の介在を許さないまでの真実追求の意志を継続する必要がありはしないだろうか。


【視聴予定】
22時
25-50 ビジネス塾 農村体験成功の秘密
今、『グリーン・ツーリズム(GT)』が全国の農村で進められ、GT特区を目指す動きも増えている。しかし、農水省の外郭団体の調査では、GTを実施した自治体の半数が『期待した成果が得られていない』と答えている。
こうした中、地域ぐるみの多彩な取り組みで成功を収めているのが、長野県飯田市だ。飯田市では、大きな施設を作るのではなく、棚田での農作業や炭焼きなど地域の自然や伝統文化に根ざした体験プログラムを発掘する一方、都会の子供達が農家に泊まる際には1泊を限度とするなど、農家にとって無理のないGTを進めていった。この結果、飯田市のGTは周辺の18市町村にまで広がって、200もの体験メニューが揃い、400軒もの農家が民泊を提供する地域ぐるみの取り組みに成長した。そして農家は、民泊や直販による収入と、都市住民との交流による農業のやりがいを手に入れた。
農村活性化の手法として注目されるGTを成功に導くカギは何か。GTは農家に何をもたらすのか。番組では、飯田市の事例を紐解きながら、GTの可能性を探っていく。



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