【私的めもらんだむ】
▼9時
上の見取り図は日本国内の代表的な架橋だが、中国軍が鴨緑江の渡河訓練で使用した浮橋と上部構造はほぼ同じだと思われる。浮橋として使用する際には、下部の柱が強化ゴム製の浮き袋に取って代わるだけだろう。軍部仕様の見取り図がないので、残念ながら臆測の範疇は出ないが・・・
こうした架橋(浮橋)が10本設置するとして約200〜300メートル、500メートルはある鴨緑江を渡るにはあと10本繋ぎ合わせれば済む。また、10人使用可能の天幕が100基で、千人規模の中国軍が北朝鮮国境に対峙したということは、明らかに北朝鮮上陸を示唆したものだろう。中国の演習終了後、北朝鮮はただちに「準戦時体制」に入ったと云われている。11日、中国側の新華社通信は「洪水防止演習と見間違えたもの」だとして、渡河戦時演習を否定している。だが同時に演習では戦闘車両も参加したといわれ、それなら洪水防止にはおよそ似つかわしくないことになる。国境警備が警察から軍隊に変更されたことも含めて、7月の中国軍による渡河訓練が単なる洪水防止演習などではない、ことは確かだ。
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