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「両江道爆発説」 コメディーで終わるのか

 李鳳朝(イ・ボンジョ)統一部次官は17日のブリーフィングを通じ、「情報当局が爆発の兆候があったものと疑っていた地域では、爆発がなかったと推定される」「爆発を裏付ける追加の情報が今のところない」「9日午前に特異な形の雲を衛星が捉え、前夜に観測した地震波に結び付けて爆発の兆候ではないかと疑い、真相把握に着手したもの」と、“1週間のコメディー”を要約した。
 今回の喜劇の第1幕は、自然の雲と爆発の煙も区別できなかった韓国が主演、北朝鮮の核問題で平壌(ピョンヤン)入りしたラメル英外務次官が助演を務め、第2幕水力発電所建設のための「大発破」だと説明した北朝鮮と、その通りだとした米国がそれぞれ主役と助演だった。
 9日午前11時頃、韓半島上空を通過したアリラン衛星が金亨稷郡・月灘(ウォルタン)里付近で煙状の自然の雲を撮影したことが発端だった。前夜午後11時24分に感知されたマグニチュード2.6の地震波から問題は拡大したが、政府は追加の情報を入手できなかった。米国側に精密な衛星写真を要求したが、商業用の民間衛星「オーブビュー」から雲に覆われた写真しか入手できなかった。地震波は月灘里から100キロ以上離れた白頭(ペクドゥ)山付近地域で、爆発とは関係がないことが分った。
▲北朝鮮は何で、米国はまた何か
 英国のラメル次官が月灘里を訪問すると伝えられ、北朝鮮は16日、全く関係のない地域に大使らを案内した。三手(サムス)発電所の建設現場(5月に着工)に案内したのだ。爆発推定地点から約100キロメートル離れた所である。500キロメートル以上の上空で、軍事衛星を使って15センチの物まで判読できるという米国が、地域さえ確認されない状態で北朝鮮の説明に同意したことも疑問である。
詳細】-朝鮮日報



【私的めもらんだむ】
▼8時
 コメディで終えるにしては事件内容が重大過ぎはしないか?国民を欺き通そうとする北朝鮮という国家権力が、国境を越えて中国、韓国へと波及、しいてはアメリカ政府をも巻き込んでは人類を欺くことになる。なぜ彼らは隠そうとするのか?それは同時に、真相を隠さねばならないだけの理由がある、ということにもなる。米中韓三国が口裏を合わせた時点で、北朝鮮・金王朝の崩壊を一時的にでも食い止めた・・・多分そうではなかったか、と臆測している。こうも国家がらみで情報を撹乱されてしまっては臆測する他はない。200万とも300万ともいわれる餓死者を出してきた金王朝独裁を、許してしまっているのはこうした国家権力者どうしの慣れあいがあるからだと・・・その理由が相互の国益にあるのだとしたら、その国益とはおそらく大多数国民を踏み台にしたものだろう。真実を隠蔽した共犯者にならない点でも、メディアは「決してコメディで終わらしてはならない」のだと・・・

▼12時
○北オセチアの学校テロ事件で新たな展開があった。以下、阿修羅戦争掲示板より引用

ロシア連続テロ、チェチェン独立派司令官が犯行声明
 北オセチア共和国の学校テロ事件で、チェチェン独立勢力のバサエフ野戦司令官が17日朝、犯行声明を出した。8月下旬からロシアで連続したテロ事件についても、すべての犯行を認めた
 犯行声明で、学校テロ事件のため、チェチェン人33人の「第2殉教者大隊を組織。学校占拠後に
(1)チェチェンで停戦すれば10歳以下の子供を解放
(2)軍が完全撤退すれば残りの人質も解放
(3)プーチン大統領の辞任表明だけなら大人の人質をチェチェンへ連行する
――との条件を示したことを明らかにした。
 また、バサエフ司令官は、8月24日の旅客機同時爆破とモスクワのバス停爆破、同31日のモスクワ地下鉄駅付近での自爆事件についても「すべての作戦を成功させた」としている。
 さらに
学校テロに使った費用は8000ユーロ(約100万円)、
地下鉄自爆では7000ドル(約77万円)、
旅客機同時爆破に4000ドルかかった」と表明。
 国際テロ組織アルカイダからの資金供与を否定する一方で、その他外国から「1万ドルと5500ユーロの支援を受けた」とした。 【詳細

○チェチェン国内でも「カネのためなら何でもする」といった悪評のあるバサエフ司令官のこと、今回の声明の背景を知っておく必要がある。続いて、バサエフ司令官とCIAの関連投稿はさらに重要だ。

CIAのエージェントがベスランの人質事件で犯行声明
 米国務副長官のリチャード・アーミテージは、バサエフの犯行声明に接し「生かしておけない」とコメントした。
 1991年、モスコーの将校たちがクーデターを起こした際、バサエフがボリス・エリツィンと一緒になった時に、彼はCIAのエージェントと見られていた。
 1995年ブーデンノヴスク(Budennovsk=南ロシア)の病院で150人の犠牲者を出した。その時彼は、アフガニスタンでパキスタンの諜報機関(CIAと結びついたISIの下で特訓を受けて帰ってきたところだった。ロシアの支配者たちの評判を落とす目的で、彼をこの種の作戦について訓練したのだった。【詳細

○この構図は何もかもがアルカイダ絡みのビン・ラディンの場合と同じだ。バサエフが汚れ役を演じている、という点でも。







▼13時
○ナルシストの泣きっ面を(嘲笑を込めて)笑う。日本の御用マスコミよ、今こそ総理の泣きっ面への蜂となれ。無理か・・・

★よく泣く人とは聞いていたが
 小泉首相がブラジルの日系人の集まりで演説中に泣いたと16日の各紙で報じられた。私はこのニュースを最初に聞いたとき、小泉首相も連日イラクで犠牲になっていく人たちに心を痛め、イラク戦争を支持した自らの間違いを悔やんで涙したのかと思った。というのもやはり同じ日、英国のブレア首相がイラク情勢の混乱と英兵のイラク人虐待事件に心を痛め辞任を真剣に考えたと報じられていたからである。
 ところが小泉総理は日系ブラジル人の歓迎振りに感動して泣いたというではないか。なんと演説の途中に自らの言葉に酔いしれるように感極まって泣き出している。手で顔面の涙をぬぐいながら絶句している光景は異様だ。私はこれがパフォーマンスだとは思わない。小泉首相という人間そのものがパフォーマンスなのだ。この人はそういう自分の姿をもう一人の自分が眺めて酔いしれる生来のナルシストに違いない。 
 先日マイケル・ムーア監督の「華氏9・11」を鑑賞していて、どうしても涙を抑えきれない場面に遭遇した。それはイラク開戦直後にバクダッドを破壊しつくした攻撃の光景である。でっち上げの戦争を仕掛けておきながら「テロリストたちよ、かかって来い!」とニヤニヤして叫ぶブッシュ大統領の姿である。その悲しみと怒りに私の心は振るえ、涙があふれ出した。小泉さん、「華氏9・11」を是非見て欲しい。見たくない映画だからこそ眼を凝らして見て欲しい。金と権力のためには大量殺戮も平気で行う強権政治に憤り、私と一緒に泣いて欲しい。自分の感動の為ではなく、無益な戦いで死んでいく若者たちの悲しみの為に、人を自爆テロに追い詰めていく絶対的暴力への怒りの為に。
詳細】-天木直人・マスメディアの裏を読む


【視聴予定】
22時

00-23:30 ETV特集「心の闇を越えて」  相次ぐ少年少女の事件その背景には一体何が▽ネットいじめに悩む米国▽”群れ遊び”で子どもは変わる▽大人の責任とは NHK教育

 ますます低年齢化する少年犯罪。子供たちの心の中で何が起こっているのだろうか。そしてその背景は何か。子供たちの心と向かい合っている専門家たちの分析を通して、彼らの心が豊かに成長していくために大人ができることは何かを考える。 心理カウンセラーとして活動しながら子供たちの心の発達の追跡調査を続ける明大・三沢直子教授は、小学校の児童たちに心理テストを継続的に行い、年齢に伴う子供の心の発達がこの二十年間でどう変わってきたのかを調査している。調査結果からは、”幼くなった”子供たちの姿が浮かび上がるという。



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