●東アジア波高し!!ジェンキンス問題の真相を読み取れ!
以下、「行政調査新聞」より要約抜粋
7月9日夕、インドネシアのジャカルタで抱き合った曽我ひとみさんと夫チャールズ・ジェンキンス氏の話題は、しばらく日本の茶の間を賑わした。ジェンキンス氏は紛れもなく北朝鮮のジェネラル(将軍)なのだ。
日本行きが決定したとき、ジェンキンス氏は約40年間暮らした北朝鮮でお世話になった人に感謝の意を述べ、「もう帰ることはないから」と北朝鮮紙幣を同行者側へ返却している。さらにジェンキンス氏は長年にわたって一家の身の回りの面倒を見てきた世話役である人民委員会指導員、パク・キソックと抱き合い、両者ともに涙を流していた。
1994年の北朝鮮核開発疑惑、半島緊張といった局面で、当時の米クリントン政権は前大統領ジミー・カーターを特使として北朝鮮に派遣、金日成首席と会談を行い、当面の危機を乗り越えたという経緯がある。
金日成がカーターに語った“極秘の言葉”というのがある。
「東西冷戦は終わった。冷戦が終わった以上、もはや在韓米軍の存在意味はなくなった。在韓米軍を平壌に移すことを北朝鮮は容認する」。
金日成が語ったこの言葉の真意は、以下の通りである。
――東西冷戦終結後、米国の真の敵は中国(支那北京政府)のはずだ。在韓米軍は北朝鮮を敵視せず、対支那軍として北朝鮮に駐留させなさい……
カーターとの会談でこうした言葉を発したわずか3週間後の1994年7月9日、金日成は突如として急死した。この急死の真相は支那北京政府による暗殺だったという情報が流れたことも頷ける。
1950年の朝鮮戦争以降ずっと、米朝の秘密回路は存在しており、北朝鮮は支那と米国の間で巧みな外交戦を展開して生き延びてきたのだ。北朝鮮の麻薬・覚醒剤が国際市場に出回ったのも、こうした地下回路の存在のお陰だと考えて良い。さらにスーパーK(精巧な偽ドル紙幣)も、米朝地下回路によるものと思われる。スーパーKは、寸分違わぬ偽札とされるが、米ドルを印刷していた本物の印刷機が北朝鮮に渡されたと考えれば、あの精巧さも理解できる。
朝鮮戦争以降、ずっと継続されていた米朝秘密回路が、ブッシュ大統領誕生のときから突如として断線した。
米朝秘密回路を断ち切った真犯人は、間違いなく米国の一部勢力――北朝鮮を物理的に攻撃、破壊しようと企んでいる勢力に違いない。すなわちそれは、ネオ・コンサーバティブ(ネオコン)と呼ばれる新興ユダヤ勢力である。
金正日は米朝秘密回路を復活させようと考えてきた。6カ国協議の場を通してもずっと真剣に訴え続けてきた。
そのためには、日本の小泉政権を利用するしかない。
参院選で苦戦を強いられている小泉純一郎に恩を売り、1人の愛国将軍を潰す覚悟で金正日は秘密回路復活のためにジェンキンス将軍を日本に差し出したのだ。それだけではない。よど号実行犯を帰国させ、日本との間に横たわる溝を埋めようとしている。そして日本側もこれに呼応し、国松孝次警察庁長官狙撃の犯人グループを突然逮捕するといった状況を作り上げている。今後は平壌に潜伏中の実行犯・平田信のクビをどのような形で差し出すかが問題として残るが。
米朝秘密回路――。米国と北朝鮮が手を握るという可能性の拡大――。それが意味するところは、1994年のカーター金日成会談に行き着くはずだ。――対支那軍として北朝鮮に米軍を駐留させる――。支那北京政府が、これを黙認するはずはない。断じてあり得ない。
事実、金正日の態度に怒った北京政府は、金正日が北京訪問直後に通りすぎた龍川駅で列車爆破という強硬手段によって北朝鮮を戒めようとしている。
また、北朝鮮の米国擦り寄りといった態度を見抜いて、台湾海峡に対する武力圧力を一気に高めてもいる。
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