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 強風
【トピック】
ヒューザー社長喚問、当面なし 与党「捜査見守る」
 耐震強度偽装問題で、衆院国土交通委員会は21日、マンションの建築主ヒューザーの小嶋進社長について、当面、証人喚問をしないことを決めた。「再発防止には事実解明が必要」という野党側と、20日に警視庁などが強制捜査に入ったことを受け「捜査を見守るべきだ」とする与党側が折り合わなかったため。

 姉歯秀次元建築士が最初に構造計算書の偽造をしたと証言した東京都内のマンションはヒューザーの物件で、野党側は小嶋社長の証人喚問を求めていた。しかし、与党側は21日の理事会でも慎重姿勢を崩さず、証人喚問要求は理事会の全員一致が原則のため、当面は喚問しないことになった。




与党、幕引き完了 ---「まぶちすみおの不易塾日記」より抜粋
 9時からの国交委。8時半からの理事会が延びる。理事会が揉めたのは、与党が証人喚問や参考人招致を拒絶してこのまま開かれないことになったからである。捜索により、「状況を見守る」、「事態の推移を見る」が与党の言い分である。理事会で委員会を開くかどうかを決めるので、これで実質国会での事実解明の場は消えた

国会議員への緊急アンケートも効力を生み出せなかった。

しかし、国交委は開かれなくても、来年の通常国会の予算委員会で徹底的にやる。政界への波及だってあるかもしれない。予算委員会こそ、疑惑解明の大舞台だ。

委員会の部屋を出て、エレベーターで二人きりになった自民党議員が、「与党理事で談合したんだ。これじゃ、ダメだ。」とはき捨てるように言った。談合って、自民と公明という意味?。それとも、自民の派閥の中での話?やっぱり、何かあるな。自民の議員が言うのだから、「間違いない!」。

○馬淵さんも所属する党の方針には逆らえなかったということか。そう、前原を党首とする民主党の弱腰のことだ。せっかくのチャンスを逃しちゃったんだぜ。ここはシッカと食い付いて離さないでほしかった。これではテレビ局へのアンケート実施要望は何だったのか?ということになっちゃう。天木さんも同じ思いらしい。以下・・・
馬淵澄夫氏
どう考えてもおかしい ---天木直人・メディアを創る ( 12/21)から抜粋、阿修羅掲示板より 投稿者 天木ファン
マスコミも国民も野党も住民も、大騒ぎをする割には政府の責任を追及する声が皆無である。どうしても解せないのが、政権の責任を追及する立場にある野党第一党の民主党が馬渕何某という一人の代議士に任せっぱなしで、しかもその代議士が一人で心身困憊して、身の危険をおかしてまで追及しようとしているのに、政治が動かない。馬渕議員にしてもそれまでまったく知られていない議員がこれで有名になったとばかり張り切っている。
 何故前原、志井、福島といった野党党首が先頭にたって野党をあげて政府を追及しないのか。それともこの問題は、姉歯や小嶋や内河やら何とか建設やらといった民間の関係者を悪者にしてそれで終わる話なのか。
 私は興味深く見ている。真相究明までに膨大な作業が必要となるこの一大偽造事件が、はたしてどんな形で終結するのだろうかと。その間にもこの国が直面している諸問題は津波のように押し寄せてくる。もはや政治家や官僚らには満足な解決は不可能である。そしてそれでもなんとなく国民は我慢してこの日本が動いていく。
 すべてが一過性のニュースになりそして消えてはまたあらたなニュースが作り出されていく。
 この悪質な耐震偽造問題に対するこの国の首相の唯一のコメントが「罰金50万円では軽すぎますよねえ、法律のことですから・・・」というのでは、あまりにも情けない。日本の現状をこのひと言が象徴している。

○こうした疑心暗鬼にさっそく馬淵氏の反応があった。彼はやはり諦めてはいなかった。
天木直人氏
政権不信! ---「まぶちすみおの不易塾日記」より
与党の幕引きに、わかってはいたが、許せんという国民の声は大変に大きい。そして、「お前、諦めたんか!?。」の叱責の声もまたとてつもなく大きい。

決して、諦めたわけではない。いや、むしろ、闘志さえわいてくる。国交委でダメでも、自分の主戦場である、予算委員会で徹底的に暴く。来年の通常国会冒頭が勝負時になる。与党がどんな幕引きを図ろうがそうはいかない。

○そして・・・さすがの現代日本版ジャンヌダルク、キッコナンはそこまでマルットお見通しだった。

トカゲのシッポ  ---「きっこの日記」より抜粋
今日、21日の「衆院国交委員会」で、野党が要求してた「小嶋進」の証人喚問と「伊藤公介」の参考人招致に対して、自民党と公明党は数にモノを言わせて反対して、強引に拒否した。でもこれは、最初からニポン中が予想してた通りのことで、別に驚くことじゃない‥‥って言うか、こっちはそこまで予想して動いてるんだから関係ないけど。とにかく、年内の参考人招致が実現しなかったってだけで、これで終わったワケじゃない。

それどころか、本来なら与党が先頭に立ってやるべき証人喚問をここまで必死になって拒否したってことは、すでにボロが出始めてるってことを自らが証明したも同然だ。何しろ、小嶋本人が、テレビ局の電話インタビューに対して、こう言ったのだ。

「ぜひ証人喚問してもらいたいと思っている。やはり、相当程度、国土交通省の幹部で私にしゃべられると立場を失う人がいらっしゃるんじゃないですかね

○小嶋進という稀有の大悪党はここでポロリと本音を出している。この本音「国土交通省の幹部」との癒着こそが耐震偽装疑惑追求の突破口であることを示唆している。しかも小嶋進自ら「証人喚問を受けて立つ」と云っているのだ。おう、やってやろうじゃないか!と気色ばむのが自然なのに、自公与党は何故かそれを拒んでいる。何故か?は言わずもがなであろう。彼らも同じ穴のムジナであることの、図らずもこれは証明になる。そうなんだ、喚問すべきは小嶋一人ではなく、それに連綿と連なる国土交通省、そして自民公明の獅子身中の虫なのだと・・・おう、やってやろうじゃないか!と巨悪を最後に追い詰めるべきは主権在民たる我ら国民にあるのだと認識すれば、「馬淵、頑張れ」と応援もしたくなるというものではないか。配役も出揃った前人未到ドラマの大舞台、緞帳を下げるのはまだ早い。お楽しみはこれからだ。
【私的めもらんだむ】
○11時、伊藤公介元国土庁長官に政治資金収支報告書に記載されていない献金1764万円があったと毎日新聞が報じている。これはスクープだ。「耐震偽装疑惑関連企業及び個人の献金相関図」の更新をすべく準備中。やはり耐震偽装疑惑の突破口は金脈ルートの解明にありと、確信した次第。いよいよ面白くなってきたぜぇ。

その前に猫に餌、だな。時々猫たちに手伝ってほしいと思うことがある。役立つこと、なんかあるだろう。ないか?

○今日のNHK総合のクローズアップ現代に明石康が出ていた。以前から彼とソーカの関係が気になっていたので、検索にかけたら意外な人物が出てきた。小沢一郎である。これも前からソーカと関係があったことは知っていたが、ソーカ内部関係者のブログにはさらに詳しく書かれてある。そしてその小沢と建設業界の繋がりを関連して考えるとき、今回の耐震偽装問題にもリンクしてくる。偶然とはいえ意外な収穫であった。以下。

池田先生とあゆんだ歳月  ---1992年傑作(?)
四月にUNTAC代表に就任した明石康と池田が会見。資金援助・PKO法案賛成と交換に明石氏が公明党比例区から立候補することを約束。ひきつづいて韓国の慮泰愚大統領と会見しようと思ったら残念ながらお流れ。池田と外国政府要人との会見には常に自民党小沢幹事長の協力がある。肝胆相照らすどころか、表裏一体不離の関係である。
六月 芸術部員田中美奈子がマスコミに異性関係を追求され、「彼は私の諸天善神のような人です。」と答え芸能界広布を推進するが、言葉の意味が理解できずに唖然とした
芸能記者も多かったという。こういう奴っているよね。同窓会の打ち合わせに来て、公明党の投票だけ頼んで帰るわけのわからないやつ。
七月十二&十三日 公明党は自民党小沢幹事長と北海道で会見。小沢幹事長は建設業界諸氏に公明党支援を要請。この年の選挙では四十一の選挙区で自民党が公明党と協力。


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