中国の公式発表は出鱈目であることは世界周知の事実だが、どうやら鳥インフルエンザの犠牲者も三百人をかるく越えており、隔離された者は五千人以上に達したという内部情報がある。
これは「博訊ネット」(11月14日)に「投書」のかたちでリークされたもので、05年11月12日までに鳥インフルエンザの犠牲者は中国全土、十三省にまたがって310人、何らかの理由で隔離された患者が5554人。
いや、これさえも当局の命令で低めに抑えられた数字ではないか、と投書者は告発している。
博訊ネットは、一覧表を掲げたが、たとえば青海省で死亡143,感染131,隔離961,失踪13となる。
遼寧省では死亡69,感染237,隔離2076,失踪2。
新彊ウィグル自治区で死亡18,感染35,隔離340,失踪6。
内蒙古自治区では死亡28,感染9,隔離149,失踪2。
湖北省で死亡25,感染297,隔離1524,失踪4(公式発表では中国の死者わずか二名)。
二年前、世界を恐怖のどん底に叩き込んだSARSさえ、その情報隠匿が勇気ある医師によって告発され世界に伝播されるまで、中国はひたすら情報を隠した。
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