昨日05/06/25 (土)翌日
21-24℃
イスラエル「暗殺部隊」復活を公言
レバノン共産党、ハーウィ暗殺犯をモサドと名指し
【トピック】
★イスラエルが武装勢力「暗殺政策」を復活、ガザからの撤退に備え

 [エルサレム 22日 ロイター] イスラエルは、今年2月に凍結していたパレスチナ武装勢力を対象にした「暗殺政策」を復活させた。
 「暗殺政策」は新たな休戦協定の一環として2月に凍結された。ただ最近の暴力行為激化を受けて、8月に予定しているパレスチナ自治区ガザからのイスラエル撤退に支障が出かねないとの懸念が浮上し、その後の和平交渉への期待も低下、「暗殺政策」復活となった。イスラエル・パレスチナ首脳会談が進行中の21日、イスラエル側がミサイル攻撃を確認したことで、暗殺計画が復活したと受け止められた。
 イスラエルのエズラ警察相は、「チャンスがあったからだ。(武装)組織を無害化するためなら、いかなる手段も適切かつ可能だ」と述べた。イスラエル治安筋は、ロイター通信に、「ガザで武装勢力指導者を殺害しようとしたきのうの行為が、暗殺計画復活を意味する」と述べた。イスラエル空軍は22日、ガザでパレスチナ武装勢力4人を狙いミサイルを発射した。武装勢力側がイスラエルに対してロケット弾を打ち込んだことに対抗したもので、死傷者は出なかったが、ロケット弾は破壊された。イスラエル軍は、人ではなく発射装置を狙った、としている。これより先、イスラエル高官は、ガザからの撤退が円滑に進むよう、民間人が犠牲になる危険を冒してもガザを空爆する可能性がある、と強調していた。

モサド(MOSSAD)
ヘブライ語で、“情報・特殊任務機関”の略。1949年創設されたイスラエルの諜報機関である。(“キドン”は、“銃剣”の意。モサド内に独立して組織されている“マサダ”の中の特殊部隊だ)イスラエルには他にも、軍事情報専門の“アマン”、防諜機関“シンベト(別名・シャバク)”がある。


★ベイルートで反シリア派政治家が死亡、自動車の爆弾で

 [ベイルート 21日 ロイター] レバノンの首都ベイルートで21日、反シリア派の政治家が車に仕掛けられていた爆弾で死亡した。
 複数の目撃者と治安筋によると、標的になったレバノン共産党のジョージ・ハウィ元書記長は、爆発で即死した。
 目撃者の1人がロイター通信に語ったところによると、書記長の乗った車は走行中だったが、ドライバーが悲鳴を上げて窓から脱出する様子が見えた。車に近寄ってみると、助手席から元書記長が遺体が見つかった。 
 爆弾は助手席の下に仕掛けられ、遠隔操作で爆発されたとみられる。ドライバーは重傷を逃れた模様。
 レバノンでは2日前の国民議会選挙で、反シリア勢力が勝利を収めたばかり。今月に入って殺害された反シリア派は2人目。2日に、同様の自動車爆弾事件で新聞コラムニストが死亡している。
爆発直後のハウィ 在りし日のハウィ書記長 孫を抱くハウィ書記長
ハウィ書記長の暗殺現場 2005/06/21

レバノン共産党、ハーウィ暗殺でイスラエルとモサドを非難(エル・ムンド紙)

6月21日付エル・ムンド紙(電子版)は、元レバノン共産党総書記で反シリア主義者のジョージ・ハーウィ(George Hawi)氏が車ごと爆殺されたことを報じました。同紙は、この暗殺の直後にレバノン共産党の現在のリーダーであるジャレド・エツベシュ(Jaled Etbesh)が、「イスラエルとそのレバノン内のエージェント」がハーウィ暗殺の責任者である、として非難したことを伝えています。その根拠については書かれていませんが、ハーウィ氏が元々キリスト教徒地区の出身で、シリアともイスラエルとも戦った経歴を簡単に紹介しています。

また今月の2日にも、同じく「反シリア主義」のジャーナリスト、サミル・カシル(Samir Kasir)氏が同様に車に仕掛けた爆弾で殺害されています。この暗殺に対してはイスラエルの関連は今のところ報道されていませんが、先に同様の手口で暗殺されたハリーリ氏の息子サアド・ハリーリが大統領に選ばれた直後であり、レバノンの不安定化を狙う「国外の勢力」に対して、レバノン内に疑惑の声が広がるのではないか、と思われます。

---「阿修羅戦争掲示板」 投稿者 バルセロナより愛を込めて より転載

★レバノン議会選で勝利のハリリ氏、大胆な改革へ

 [ベイルート 20日 ロイター] レバノン国民議会選挙で勝利が確定した反シリア派のサード・ハリリ氏は20日、大胆な改革に取り組む方針を表明した。
 19日に同国北部で行われた最終投票の公式集計結果では、暗殺されたハリリ元首相の息子であるサード氏が率いる野党連合が残っていた全28議席を獲得。これにより、野党連合は議会の128議席中72議席を獲得したことになる。
 これでレバノン議会は、1975―90年の内戦以来初めて、反シリア派が多数派となった。
レバノン新大統領サアド・ハリーリ

【参考】
2005/02/16
レバノン全軍、前首相暗殺で警戒態勢 ベイルート
2005/03/05
衛星写真はレバノン前首相爆殺犯はモサドを示唆
●図解、ハリーリー暗殺とイスラエル


【私的めもらんだむ】
サマワ自衛隊が報道されないのはなぜか? 

それは、ずばり政府、防衛庁によるメディア規制があるからです。
メディア関係者、ジャーナリストなどの自衛隊への取材、自衛隊家族への取材、サマワ現地取材、および報道も厳しい自粛を求めているそうです。
このことについては、「この国に言論の自由はあるのか 表現・メディア規制が問いかけるもの」という岩波ブックレットで知りました。
くわしい内容はこちらに載っています。
石破防衛庁長官の発言とか、九項目の自粛のお願い(お願いと言っても、これを破ったら今後の取材をお断りすると厳しい口調だそう。)とかも載ってます。

取材させないのって、なんかあやしいですよね。
見せたくないところがあるからでは?
国民の知る権利はどうなるの??

11時
 ハウィ暗殺がイスラエルの仕業だとしたら、それはモサドであり、その内部組織マサダ、そしてマサダの特殊部隊キドンの役目ということになる。さらに具体的にはエツベシュ氏が云うところの「イスラエルとそのレバノン内のエージェント」で、この暗殺事件にはアラブ人の内通者、いわゆる「オテル」の存在を示唆してくれる。

 さっき蚊取り線香を買いに行ったら、豆腐買って帰って来た。
 次の仕事が入らない。蚊に血を吸い取られ、痒い痒い・・・そして焦る。何より暑い。かつ猫が煩い。最悪だ。
【視聴予定】
19時
34 近未来ドラマ ▽日本の、これから 
---NHK総合テレビ

新じねん」TOP