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コロンビア最新情報マップ、28日の戦闘で右翼自警軍死亡21人
★米国政府によるコロンビアの準軍組織ゲーム
(ギャリー・リーチ 2004年8月2日)

 米国は当初、アレバロ・ウリベ大統領による右派準軍組織コロンビア自警軍連合(AUCとの交渉を支持してきたが、駐コロンビア米国大使ウィリアム・ウッドの最近のコメントと準軍組織指導者への麻薬による起訴状の発行は、交渉の足を引っ張っている。ワシントンが当初この「和平交渉」にお墨付きを与えていたのは、強化されたコロンビア軍に対する過度に楽観的な期待と、当時大統領に選ばれたばかりだったウリベに対する政治的支持とに基づくものだった可能性が高い。けれども、交渉が進むに連れて、ワシントンの支持は弱まった。これは、おそらくは、準軍組織の解散により軍事的跳ね返りがある可能性を認めたからかも知れない。現在準軍組織の統制下にある地域のすべてをコロンビア軍が実際的に統制できないことはますますはっきりしてきた。すなわち、右派準軍組織の解散は、コロンビアの左派ゲリラが領土を手にする可能性が高いことを意味しているのである。
 ブッシュ政権はウリベの和平政策を支持し、AUC兵士たちの解散補助資金として300万ドルを提供した。さらに、AUCは米国国務省の海外テロリスト組織リストに名前が挙がっているにもかかわらず、2003年5月には、米国大使館職員が、AUCの特使と面会して交渉について会談を持ちさえしたのである

 7月22日には、米国は交渉に参加している準軍組織指導者の二人----ディエゴ・フェルナンド・ムリージョとビセンテ・カスタニョ----を、麻薬取引の罪で起訴した。これにより、解散交渉はさらに複雑化した。同じ7月22日、FARCの200人のゲリラがコロンビア南部の重警備されていた橋を襲撃し13人の兵士を殺した
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【私的めもらんだむ】
▼8時
 今回のコロンビアでの戦闘は、ボコタから北東へ200キロ地点、そこでの軍事基地に右派準軍組織の遺体21人中15人が運ばれた(実際に死亡したのは15人との別情報有り)。カウカ峡谷とツマコを拠点にして、ここから全世界にコカインが流れている。アメリカのマイアミ、ロシアのモスクワ、そしてヨーロッパへと、コロンビア拠点はもとよりコカイン消費国にもマネーロンダリング(不正資金洗浄)組織が確立する。
 ヨーロッパへと流れるコカイン・ルートは多岐に渡るが、アフリカ・ルートはナイジェリアのラゴスを経てギリシア方面に流れる。ラゴスの南東部には赤道ギニアがあり、この地帯の巨大油田利権とテロ、そしてコカインをセットで考え合わせると興味深いことが分かるかも知れない。コロンビア紛争の多くは麻薬戦争(ドラック・ウォー)そのものであるとも云える。

阿修羅・戦争掲示板より、赤道ギニア関連情報追加
英国諜報機関が赤道ギニアのクーデター策謀に加わっていた(エル・ムンド)
この件では、先週にも知られていたように、英国特殊部隊(SAS)の元軍人サイモン・マン(Simon Mann)もまた、この石油資源の魅力にあふれた国である赤道ギニアの政変に関係していた疑いで、同様にジンバブエで逮捕された。
英国は南アフリカと共に計画的なクーデターの情報に接しこれを中止させた。その諜報員たちが南アフリカが協力し続けたことに満足しているにもかかわらず、である。」と、その新聞の情報源は語った。
この計画はマンがジンバブエで逮捕され、大部分がアパルトヘイト時代の特殊部隊の元軍人である64名の傭兵と思われる人員を載せた飛行機がハラレの飛行場で止められた際に、放棄されたものである。
マーク・サッチャーは、外国への軍事的援助に関する南アフリカの法律に違反する二つの罪に問われている。その法によるとアフリカ大陸で傭兵の行動に基づいて国を転覆させることは禁じられている。
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関連
/27-サッチャー氏の長男を逮捕 赤道ギニアのクーデター計画に関与
/28-赤道ギニアのクーデター計画2004-その1

 武器ディラーのイギリス人実業家Du Toitは、現在赤道ギニアのMalabo法廷で証言しつつ、その裁きを待っている。死刑を言い渡される可能性もあると云われている。これにイギリス政府がどう反応し、かつ具体的な対策を講じるのか?そもそもイギリス政府は事前にクーデター計画を知りながら、というより、政府自体が関与しながら彼らを見捨てたのであるから、最後まで無視を決め込む公算のほうが大だ。

▼12時
 さっき水道局の職員が帰って行った。我が家は2ヵ月半で60トンの使用量を示している、と云うのだ。何処か水漏れはないか?と、再度調査に来たのだ。つまり、その水漏れによって1ヶ月20トン余りの水が無駄に流れ、毎日我が家の水道メーターは回りつづけていたということだ。そして、やっとボイラーからの水漏れを発見、その弁を閉めて万事解決。地下水道配管の破損だったら大変なことになっていた、と職員、配管工事料の負担をしなければならなくなるところだった。何とか支払いを安く出来ないか?との私の願いに、親切な職員があれこれ法規を調べ少しばかり割安にしてもらう。それでも今までの倍近くになる。帰ってしまった後で、名刺をもらっておくべきだったと反省。不況貧乏の中、人の親切が身に染みた日だった。まだまだ生活戦争の地獄は続き、月末支払いの地獄が待ち受けている。


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武器ディラー
Du Toit
元SAS軍人
Simon Mann
再び赤道ギニア関連情報追加

赤道ギニアクーデター計画 サッチャー元英首相長男 関与の証拠次々
 武器売人が法廷で「元英陸軍特殊空挺(くうてい)部隊(SAS)の兵士に雇われ、赤道ギニアの追放された野党政治家を大統領にすえて同国の政権転覆をはかると聞かされた」と証言。元SAS兵士は自ら軍事会社を経営し巨額の資金を動かしていたが、資金を募った実業家リストにサッチャー氏の名前があったことがわかった。
 ロンドンの名門ハロー校では「うすのろ」と呼ばれ、大学進学や会計士試験に失敗し、実業界でも問題ばかり起こしていたサッチャー氏。今回の事件に英各紙は「元首相を“母さん”と呼んではトラブルに巻き込んできた“始末に負えない息子”」と批判も頂点に達している。
 一方で英紙は、「イヌイットには雪、アラブ人には砂を売ることもできる」と、息子の商売上手を自慢し、自動車レースのダカールラリーに参加した息子が一時行方不明になったときには涙したという元首相の溺愛(できあい)ぶりも報道。今回も、元首相は息子の無実が証明されることを確信しているという。
 サッチャー氏は対外軍事支援規制法違反の罪などで起訴され、大金を積んで保釈されたが、国外脱出をはかったとしてパスポートを押収され、現在は自宅に軟禁状態。十一月二十五日の公判を待っている。有罪なら十五年の実刑になる可能性もあるという。
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 サッチャー元首相よ「息子の無実が証明されることを確信している」どころじゃないだろ?!よく云うよ、赤道ギニア・クーデター計画ではサッチャーが首相時代に起因するところがある。この親にしてこの子あり、なんだ。欧米のマスコミも、サッチャー親子スキャンダルで国民の嘲笑を煽っている場合じゃないんだよ。あの当時、イギリス政府が赤道ギニアの石油利権にどう関わっていったか?それを追求すべきだと・・・この根はかなり深いと考える。

▼18時
続 赤道ギニア・クーデター追加情報

赤道ギニアに石油利権、サッチャー元英首相長男も逮捕
 最貧国だった赤道ギニアの運命が一転したのは、1995年。領域内のギニア湾で大規模な海底油田が確認されたのだ。
 米系石油資本が相次いで進出し、2002年の国内総生産(GDP)は21億ドルと、1998年の5倍近くに膨張。サハラ砂漠以南のアフリカでは、ナイジェリア、アンゴラに次ぐ石油大国にのし上がった。今や首都マラボには、米テキサス州から定期チャーター便が飛ぶ。
 だが経済の急成長は、政治の成熟を伴わなかった。
 ヌゲマ大統領(62)は、1979年にクーデターでおじのマシアス大統領の政権を倒して以来、側近を出身部族のエサングイ族で固め、拷問や処刑を多用した恐怖政治を敷く。米系石油資本は、大統領に巨額の献金をしている模様で、今年7月には米議会上院の報告で、ヌゲマ大統領夫妻が米国の銀行口座に約1300万ドル(約14億円)を保有していることが分かった。
 ギニア湾情勢に詳しい西側外交筋は、「米系資本の利権を考え、米国はヌゲマ政権の人権侵害には目をつむっている」と指摘する。
 反ヌゲマ勢力は国外で活動せざるを得ず、昨年、亡命先の旧宗主国スペインで亡命政権の樹立を宣言した。ヌゲマ大統領は「クーデターへの恐怖心が強烈」(在マラボの西側外交筋)とされ、反政府勢力への憎悪と疑心暗鬼で国内では「クーデター摘発」が相次ぐ。
 南ア検察特捜部によれば、サッチャー容疑者はクーデター計画に約27万5000ドル(約3000万円)を資金供与した。マン容疑者とは、ケープタウンの高級住宅街で近隣に住む間柄で親交があったという。
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SASとサッチャー元首相の接点
 1980年、ホメイニ政権打倒打倒を目指すグループがイラン大使館を占拠したとき、交渉が失敗するやいなや、彼女はSASを緊急出動させて全員を射殺している。
 SAS(Special Air Service)の名付け親はディヴィット・スターリング(David Stirling 1915-1990)で、戦時中の1940年に砂漠軍団として創設された。湾岸戦争の際、多国籍軍をイラクに導いたのは砂漠に熟知したSASだった。この砂漠軍団をパラシュート部隊として育てたD・スターリングがSASと命名した。スターリング家は祖父の代にMelville家と結ばれ、そのMelville家の子孫がハンブローズ(Hambro)家と結婚した。あのハンブローズ銀行の支配者一族で、会長チャールズ・ハンブロー(Charles Hambro)が細君Rose Cotterell、その父方親戚筋からロスチャイルド一族がひょっこり顔を出す。ロスチャイルド家とは血は繋がっていないものの、彼女の父親は女性遍歴の華やかな人物だったらしい。
 ハンブローズ銀行の会長C・ハンブローは、元々「ブリティッシュ南アフリカ社」の重役だった。この会社の初代会長が伝説のダイヤ王セシル・ローズだ。その従弟ルパート・ハンブロー(Rupert Hambro)は南アの金塊業社「アングロ・アメリカン」の重役ならば、その母親ジョスリン・ハンブロー(Jocelyn Hambro)も高級美術品&宝飾店「クリスティーズ」の重役であった。「クリスティーズ」の大株主ホームズアコートは、サッチャー首相に不正な利益を与えたとする疑惑の人物である。


SAS創設者
David Stirling
 ああ・・・・やってもうた・・・ついさっき、せっかく苦心して書いたところの文章を、ソフトの誤動作で一気に消えてしまったのだ! 融通の利かないパソコンよ、オマエには人間の血が通ってないのか?!今、わけの分からないまでになっている私を、こんなにしたのはオマエなんだ!!!ううっ・・・惨め・・・ま、しゃあねえや、また出直しだな。

【視聴予定】
21時
00-54 たけしのTVタックル 若手議員が(秘)総決起…ポスト小泉でハマコーと全面対決?米軍事故怒りの激論 テレビ朝日
 最新の政局や憲法改正問題などについて討論を繰り広げる。パウエル米国務長官は、日本の国連常任理事国入りについて「日本国民が決めること」と断った上で、「日本が世界の舞台で完全な役割を果たそうとするならば、憲法九条を再検討すべき」と発言した。果たしてアメリカの本音は。小泉純一郎首相の判断は。また、在日米軍の再編の影響についても考える。さらに、内閣改造を大予想し、自民党内で巻き起こりつつあるとされるベテラン議員と若手議員の対立にも注目する。出演・ビートたけし、阿川佐和子、大竹まこと、江口ともみほか。


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