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【トピック】
東京都がヒューザー専務らを聴取 宅建業法違反の疑い

 耐震強度偽装問題で東京都は15日、分譲マンション「グランドステージ藤沢」(神奈川県藤沢市)について、建築主のヒューザー(東京都千代田区)の専務ら4人から事情を聴いた。強度偽装を知りながら入居者に物件を引き渡した宅地建物取引業法違反の疑いがあるためで、同社担当者は「持ち帰って事実関係を確認したい」と話したという。

 グランドステージ藤沢は今年9月に完成。10月28日に入居者に引き渡した。だが、ヒューザーはその前日までに、検査機関イーホームズから偽装の可能性を知らされていた疑いが持たれている。

 都は11月下旬から同社関係者の聴取を進めており、他の物件についても住民に対する瑕疵(かし)担保責任を誠実に果たすよう求めている。また、耐震強度が偽装された都内の他のマンションの建築主シノケン(福岡市)からも事情を聴いている。

 宅建業法は、重要な事項は入居者に事前説明するよう業者に義務づけており、違反した場合は営業停止や免許取り消しなど行政処分の対象となる。

グランドステージ藤沢 神奈川県藤沢市藤沢
建築主 ヒューザー
設計者 森田設計事務所
施工者 木村建設
工法  RC造
竣工  震度5弱で倒壊

▲平成設計の破産手続き開始 東京地裁

 東京地裁は耐震強度の偽装が明らかになったホテルの多くで設計にかかわっていた平成設計(東京都千代田区)の破産手続きを開始する決定をした。14日付。すでに破産手続きが始まっている木村建設(熊本県八代市)の子会社で、破産管財人は木村建設と同じ加々美博久弁護士。12日に自己破産を申し立てていた。

木村建設、偽装物件は2ルートか 2年前から総研と距離

 耐震強度の偽装問題で、木村建設(破産手続き開始)は03年ごろを境に、経営コンサルタント会社・総合経営研究所からの受注が減る一方、ヒューザーからのマンション受注が増える傾向にあることがわかった。14日の衆院の証人喚問でも、2年ほど前から総研との間で経営方針をめぐる食い違いが生じたとの証言がある。偽装物件に関する二つのルートがあり、木村建設が業績を伸ばすにつれ、総研を頂点とする受発注の構図から移行しつつあったことがうかがえる。

 木村建設は約30年前から総研の経営指導を受け、「指導料」を支払っていた。工事経歴などによると、93〜99年には総研や同社の内河健所長から、千代田区の「総研本社平河町ビル」や木村建設東京支店が入居していた新宿区の総研所有のビルなど計8件を直接受注。当時は姉歯建築設計事務所とは別の事務所が構造計算していた。

 総研が直接発注したという記載はないものの、00年にも、総研が開業指導し偽装が発覚したエースイン刈谷(愛知県刈谷市)、サンホテル和歌山(和歌山市)といったホテルを建築主や元請け建設会社から受注している。だが、01年以降は、くれたけイン掛川(静岡県掛川市)、京王プレッソイン五反田(東京都品川区)など、総研が指導を否定しているホテルが登場する。

 一方、ヒューザー、シノケン(旧シノハラ建設システム)の物件の受注・施工は98年から始まった。特にヒューザーとの間では、02年以降に直接発注されたマンションが少なくとも7件ある。

 木村建設は約2年前から総研と距離を置くようになった。木村建設関係者は「営業力が高まり、総研に依存しなくても直接、発注が来るようになった」。別の関係者は「(総研に払う)コンサルタント料が必要で、会社としても次第にうざったくなった」と話している。

 総研の内河所長は14日の証人喚問で「木村建設に分譲マンションをしたって大きくならないからやめろと、言い続けてきた。指導と違った方向で篠塚(明・元東京支店長)がマンション(受注)を取り出した」と証言。ヒューザーと木村建設の密接な関係を軸に独自路線を進み出したことを裏づけた。

建築名 住所 建築主 設計 施工
エースイン刈谷 愛知県刈谷市若松町2-54 三菱UFJ信託銀行 平成設計 木村建設
サンホテル和歌山 和歌山市友田町4丁目75・76 平成設計 木村建設
(株)進藤建設
くれたけイン掛川 静岡県掛川市 平成設計 中村組(木村建設下請け)
京王プレッソイン五反田 東京都品川区西五反田2丁目17-3 京王電鉄(株) 平成設計 木村建設

「鉄筋減らせ」総研が木村側に直筆書類 耐震偽装

 耐震偽装が判明した各地のビジネスホテルを開業指導したコンサルタント会社「総合経営研究所」の幹部が、木村建設の子会社の平成設計に、鉄筋量などを減らすよう直筆の書類で具体的に指示していたことがわかった。総研が経費削減を主導していることを示す内容で、民主党の馬淵澄夫議員が入手し、14日の衆院国土交通委員会での証人喚問で取り上げた。総研の内河健所長は書類について「知らない」としたが、構造計算の専門家は、指示された鉄筋量では強度不足に陥る可能性が高いと指摘している。

 この日の証人喚問では姉歯秀次元建築士ら4人が証言。姉歯元建築士は、木村建設の篠塚明元東京支店長を名指しして、鉄筋の量を減らすよう圧力があったと指摘した。喚問を受け、全容解明に向けた警視庁などの捜査に焦点が移る。

 馬淵議員が入手したのは、ホテル建設に絡み、総研の四ケ所猛・チーフコンサルタントから平成設計の担当者にファクスで送られた書類で、総研の便箋(びんせん)で4枚。この1、2年につくられたもので「1FL、2FLの柱寸法 1000×1000 36―D32?大きすぎる」と記されていた。1、2階の1メートル四方の柱に直径32ミリの鉄筋を36本使うのは多すぎるとの意味とみられる。

 さらに書類では、別のホテルは同じ太さの柱に関し「20―D25〜22―D25(直径25ミリの鉄筋を20〜22本使うとの意味)で済ませている」とし、「もう少し経済的に納めようとする気持ちで構造担当者は設計してもらいたい」などと具体的に指示していた。

 20―D25という鉄筋の太さと本数について、ある1級建築士は「鉄筋コンクリートの10階建て前後の建物なら、直径25ミリを使う可能性は極めて低い。強度不足が考えられるためで、普通は29ミリか30ミリ強をもっと多く使う」と述べた。

 また、書類には柱への鉄筋の配置のイラストをまじえ、「4隅の主筋をタバネ配筋にすれば、4本は減らせる」とする記述もあった。内河所長は喚問で、書類について調査する意向を示した。

 一方、馬淵議員は、平成設計が03年5月に、同社本来の組織表とは別に「SGホテル建設計画組織表」を作っていたことも指摘した。組織表では内河所長をトップに、ナンバー2が平成設計の幹部、設計の構造の欄に「姉歯設計」とあった。

 馬淵議員は、03年には内河所長をトップに姉歯元建築士の構造設計まで貫く構図ができていたとして、「利益追求一辺倒の総研のやり方が偽装の仕組みを生み出した」と語った。

 姉歯元建築士から鉄筋の量を減らすよう圧力を受けたと名指しされた篠塚元支店長は、「偽造について一切関与していません。鉄筋量は法律の範囲内で経済効果を会話することはありますが、強く圧力をかけたことはありません」と否定した。木村建設の木村盛好社長は「姉歯さんとの関係はあまり存じていません」と語った。

 内河所長は「鉄筋を減らせと言ったことも、(木村建設から)相談を受けたこともありません」と語った。

○ここでもSGホテル建設計画組織表なる「SG会」を示唆する言葉が出ているが、身近な学会員に云うと一様に「それはSGIのことだろう」との言葉が返ってくる。ソーカの海外組織SGI(Soka Gakkai International)のことだと云うのだ。耐震偽装の黒幕が総研であり、所長の内河健ということは連日マスコミが報道しているようにほぼ定着してきている。まるで鬼の首を取ったかのように報道されているのをみて「待てよ」と思ったのは私だけではないだろう。それは奇しくも姉歯建築士が「私ひとりで出来ることではない」と語った組織共犯を示唆する言葉が意味を持ってくる。黒幕と目されている内河所長が言いたくても云えない言葉でもある。仮にここで内河所長が「私ひとりで出来ることではない」と云った場合、それが「私が本当の黒幕ではない。本当はもっと上に黒幕がいる」と憶測された場合の大事のことだ。これまでマスコミ及び耐震偽装関係者が口にしていない機関組織がひとつある。それは金融機関の介在のことである。これほどの大金が現ナマだけで関係者の間でやり取りされたわけではあるまい。そこには必ずといっていいほど金融機関が介在し、契約書面のサインから記録に至るまで、実務的仲介としての金融機関があったはずだ。それが一度も提示されていない奇妙こそが、この耐震偽装事件がトカゲの尻尾きりに終わるであろう予兆を感じさせてくれる。そうさ、実質的黒幕は確かに内河健であり、これが警察検察の威信にかけても刑事事件としての立証を展開すべき見せ場でもあろう。そして内河容疑者は被告として刑務所に収監される、メデタシメデタシである。たがその裏でもっとも甲高い声で笑う本当の黒幕がいるなどとは誰が想像するだろう。この事件は金融機関の証拠提示なくしては本当に解決したことにはならない。そうして丹念にカネの流れを追っていけば必ず真の「SG会」牙城にぶち当たる。彼らの途方もない資金は何処の金融機関が預かり、運営しているのか?そしてそこから、この偽装事件の全容が初めて浮き彫りになる。内河所長がどんな考えで「SGホテル建設計画組織表」なる名称を付けたかは知らない。私の憶測を許してもらえれば、内河所長の潜在意識には「巨大な資金を有する宗教団体」があったと・・・

公明党がなぜ執拗に国会証人喚問での関係者連座を拒んだのか?を含めて「なるほどソーカ」と納得できるアナタは、おそらく正しい真実の前に立っている。

▲総研所長、表情こわばる場面も 偽装関与は繰り返し否定

 耐震偽装問題をめぐる証人喚問で14日午後、経営コンサルタント会社総合経営研究所(総研)の幹部が鉄筋量の低減などを現場に直接求めていたことなどが指摘された。証人に立った内河健所長(71)は「経営指導しているだけです」などと偽装への関与を繰り返し否定した。

 内河所長は「姉歯(秀次元建築士)とは会っていないし、名刺の交換もしていません」と面識を否定。雑誌のインタビューの中で「私が鉄筋量などを計算して指示します」と述べたことを取り上げられた際も「もっと勉強して、と言うことはあるが、減らせと言うことはありません」とかわした。声を荒らげて迫る委員に「こう考えてください」などと切り返す余裕も見せていた。

 ところが、民主党の馬淵澄夫衆院議員が入手したという書類を読み上げると表情がややこわばった。「幹部が(鉄筋量やくいの数を減らすよう)指示している事実があるじゃないですか」。平成設計に対してコスト削減を求めるため、総研幹部が自ら書いたという書類だった。

 構造設計に関する質問はその後も続き、内河所長は「ホテルを指導している人間には、そんなことはできるはずがないんですが」「構造計算書はうちには入らないようになっています」などと繰り返した。




【私的めもらんだむ】
○10時、室内温度0℃、水道水が凍結寸前でさっきようやく水が流れた。Tくんからの緊急物資、石油ストーブも今年はまだ使ってない。高価な灯油に手が出せない。でもクリスマス・イブの夜だけは石油ストーブを使おうと思っている。体が凍えては心も凍る。この夜だけは体も心も温かくして溶かしてしまおう。別にイエス・キリストを信仰しているわけではないが、苦しみます「クリスマス」のダジャレを皮肉っぽく俯瞰しては、しばし自分の世界に夢を挿入してみたい。夢は貧乏人のためにある。その切ない願望のために・・・そして極貧にあるところの自分に相応しいと。「私は救世主である」と宣言したばかりにフンドシ一丁で十字架に磔にされなければならなかった、大工の息子キリスト・・・この世に救世主と呼ばれた者数々あれど、これほどミットモナイ無残な最期を迎えなければならなかった神様もないと、そのところだけに共感を覚えるのだ。鏡を見れば、伸び放題の髪、こけた頬と落ち窪んだ眼、外見上はまさしく「私はイエス・キリスト」なのだ。HGラモンのふおぅ〜を真似て屋根の上に立ち、「我は救世主なり!」と大声で絶叫してみたい。毎日心配で私を監視していると云った隣の奥さん「さぁ、どうする???」・・・「ねぇアンタ、とうとう隣の息子発狂したみたいよ。救急車呼ばなくていいの?」、「救急車より警察のほうがいいんじゃないか」云々・・・オレはどっちでもかまわないよ。救世主にとっては別に問題するに値しない。世界を救う使命を全うするのが私の役目、弾圧は望むところだ。にゃあにゃあ私たちはどうするの?気が付けば足元には15匹の猫『どうでもいいから餌ちょうだい』・・・ああ忘れてた。私には可愛い15匹の猫がいたのだ!その時点で私は瞬間にして現実に引き戻される。無惨な夢想・・・いや妄想か。おっとこうしてはいられない。仕事中だった

○11時、室内温度3℃、ベース最後の仕上げの段階。表面の僅かな傷を拾っている。耐水ペーパー280番と400番で水砥ぎ、乾燥を待って仕上げ材の下吹き、そして上吹き2回で完了となる。下地調整に手間をかけたので仕上げ材はさほど使わなくても良いと思う。いずれにせよ明るいうちが勝負だ。
 合間をみて数日間何も食べない「チロニ」を陽だまりの中に置く。ようやく僅かな食べ物を口にしている。一安心。太陽の元に出たがるのは猫の本能ゆえか。植物のように全ての生きものは太陽の光を希求しているように思える。太陽の光を浴びて嬉しがっている命を、陽だまりに喜ぶチロニに見た思いだ。科学では太陽のことを解明し尽くしたと思い込んでいる現代人、しかしその本当のことは何も知らないのではないか?太陽系にあるところの地球、その位置関係からも地球は太陽のエネルギー無くして存在し得ない。科学方程式といった人間が発明した記号を全て取り払って、自分が命ある存在だと再認識するところに、太陽の尽きることのない恩恵を体感できるのだと・・・漠然と考えている。私も時折陽だまりの中に身を、この命を晒してみよう。もっと続きを書きたくなったが、そろそろ仕事の仕上げにかからねば・・・

○14時半、室内温度8℃、せっかく上昇し続けた温度もここまでだ。あとは夜に向かってどんどん下がり続けて、布団を頭から被ってキーボードを打つ私が見えるようだ。
 仕事は14時頃終えた。道具を片付け、1.8リットルの大五郎買ってきて飲んでいる。これで少しは足の痛みが軽減する。歩くことは出来るのだが、まだ完治していないので足への負担があとに響くのだ。骨の髄からくるような鈍痛が煩わしい。

 以前、ちょっと左翼系サイトの掲示板を覗いたことがある。そこではかつての学生運動を懐かしく語っていたのが印象的だった。とび職が使うヒノをいつも武器として携帯したとか、オレも持ってたとか、盛り上がっていた。私もヒノは足場を作るときによく使った。それは私にとってはあくまで生活のための道具であった。しかし彼らはその道具を武器として携帯していたと、自慢げに笑い興じている。ここに言え知れぬ違和感を感じた。マルクス・レーニン主義の何たるかも知らない私だが、そんなことを自慢しあい懐かしがってる彼らに嫌悪すら感じた。てめえらの革命とはそんなもんだったのか?今は難なく社会に溶け込み保身を心得た身分の元左翼が、革命ゴッコの回顧に花を咲かせる。ざけんじゃねえぞ。それが正直な気持ちだ。うむ酔ってきた。これ以上書き続けると何を書くか分からないので、ここで止める。

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