昨日← 05/12/04 (日) →翌日

【私的めもらんだむ】
○なんか疲れた・・・今日も痛む体を騙しながら仕事をしなければならぬ。元気を出さなければ・・・美しいものを見たい。1日に紹介した中国の舞踊「千手観音」をアップした。


(テレビ用動画は期間限定で古い順から削除する)

○朝、故母の姉にあたる叔母が死んだと、妹から知らされる。なんの感慨も無し。昨日はその姉の3年忌に妹が行って来たばかりだ。みんな尤もらしい顔をして集まるんだろうなぁ。私のおふくろの例を除いて、その姉たちはみな寿命をまっとうしている。今回死んだ叔母の息子は私の仕事上の先輩になる。チンケな野郎で、かつて私がぶっ飛ばしたこともあった。それまではネチネチと随分イジメられた。屈辱も我慢に我慢を重ねていると、相手は余計つけ上がるものだ。口で抗議してもせせら笑うに及んでは行動で示すしかないだろう。今日はあの親戚山猿どもが総勢して叔母の葬儀に押し寄せるはずだ。当然ながら私のことも話題になるだろう。なぜ野郎は来ないんだ?とね。自分のところでは来るなと云っておいて、他の葬式にチャチャを入れる。冗談じゃねえぜ。というわけで全て無視、偽善者どもに付き合ってるほど暇じゃない。そろそろ仕事にかからねば・・・朝起きたらすでに手が悴むほどの寒さだ。今日の分、作業を終えたら酒で体を温めるつもり。オレ流の弔いの仕方で叔母の生前を振り返るんだ。

○14時半、暗くなってきたので仕事は止めだ。マァが煩い。サカリが付いたのだ。喉に絡まったような鳴き声が苛立ちをつのらせる。深夜にこういう声で鳴かれると眠れない。外の猫と一緒に隔離しようとも思ったが、可哀想になって、今のところ自宅に入れている。
叔母の通夜は明日らしい。叔母の思い出を辿ろうと酒を飲み始めたが、酒が不味い。つまり良い思い出がない。無理に回想することもあるまい。この家族には私と同い年のもう一人のイトコがいる。幼い頃はいつも一緒に遊ぶ仲だったが、成人してからプッツリ消息をたった。何があったんだろう?と思ってきたが、最近ようやく分かりかけてきた。プライバシーもあって、ここに書くことは憚られるが、その憚られる類のことだ。ナンノコッチャ???と、いうわけで今日は今から痛み軽減のための一人酒盛りだ。

○18時半、雨降ってる。冷たい雨だ。マァのサカリ切った鳴き声が止まらない。やはり隔離するしかない。肘の痛みに我慢が出来ない。ひどく投げやりな気持ちになってる。TBSテレビでヤミ金をテーマの番組を放映している。不当な請求しながら拒まれるとぶっ殺すという脅し・・・テレビに「てめぇこそぶっ殺してやるからこっちに来い」と怒鳴る自分・・・虚しく哀しく何より肘が痛い。警察は民事では動かない。刑事を立証しても・・・動かない。野放し状態、この実態こそがウラ社会の君臨を如実に示している。それと某宗教団体、法界政界、企業舎弟と成り下がった銀行・・・まともな中小企業には融資しないが、高利な民間金融には湯水のようにカネを流す。そのカネの行き着くところはさらに高利なヤミ金融というわけだ。全ては経済効率・・・拝金主義ただそれだけ・・・ニッポンは恥ずかしい国に成り下がった。そして、戦争の道を歩み始めた国ニッポン、それを後押しする見て見ぬフリの無関心・・・いずれは巡り巡って無関心も運命共同体・・・戦争を合法化する国家犯罪の共犯となる。オレもオマエも、アナタもワタシも、みんな仲良く・・・赤信号を渡りましょう。日の丸立てりゃ恐いものなんてないんだと、為政者の言うことを鵜呑みにしてりゃ幸せってもんだろうぜ。

キッコナン、そろそろ守ってあげないと・・・ヤバイんじゃない?

【視聴番組】
山田太一ドラマスペシャル・終戦60年特別企画
「終りに見た街〜朝目覚めたら、昭和19年だった!夫婦は?親子は!?戦争を生き抜く現代家族の愛と絆…衝撃の結末」

山田太一ドラマスペシャル・終戦60年特別企画「終りに見た街」◇戦時下の昭和19年にタイムスリップした現代の人々が、戦時下を生き抜くために奮闘する。山田太一・作、石橋冠監督。システムエンジニアの要治(中井貴一)は、妻の紀子(木村多江)や2人の子供と東京郊外の丘陵地で平凡だが幸せな日々を送っていた。そんな中、小学校時代の親友の敏夫(柳沢慎吾)から連絡を受け、三十数年ぶりに再会し、要治は楽しい時を過ごす。2日後の朝、要治は震えながら起こした紀子に促され家の外を見る。すると門の外は雑木林になっており、家から見えていた高層ビルはなくなっていた。外に出た要治は、出征する兵士を見送る人々を目にする。さらに神社の掲示板に昭和19年の文字を見つけ、自分たちが第2次大戦中にタイムスリップしたと気付く。やがて家に、同じくタイムスリップした敏夫から電話がかかってくる。

○録画しておけば良かった。最後のどんでん返しには驚かされた。タイムスリップしたはずの昭和19年で空襲にあうのだが、そこから一転して今度は未来の200X年にタイムスリップするのだ。しかも、そこは今しも原爆が落ちたばかりの東京だった。現代戦争の逃れようのない人類の悲惨さを実感させてあまりあるドラマだ。


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