今から14年前、1986年のフィリピン大統領選挙戦の時は、私もテレビに釘付けになっていたものだ。マルコス陣営による不正選挙活動はあからさまに、連日その目撃証言が報じられていた。そんな中で軍部のマルコス政権への反乱が起き、首謀格のエンリレ国防長官がシン枢機卿に電話をしている。
「1986年2月22日、土曜の午後3時までにエンリレ、ホナサン、それにカプナンは、アギナルド基地にある国防省の建物に立てこもった。エンリレは防弾服の上からウジ自動小銃を紐で首にかけていた。彼の部下たちが国軍改革運動のメンバーを集める間、エンリレはあちこち電話をかけた。エンリレがシン枢機卿に電話をして事情を説明すると、枢機卿は協力すると約束した。エンリレはそれから、ボズワース駐比アメリカ大使と角谷清日本大使に電話をかけた。のちにエンリレは『私が電話をしたのは、もし我々が皆殺しにされた時、世界の人々に実情を知っておいて欲しかったからだ』と説明した。」
---「The Marcos Dynasty」by Sterling Seagrave
P317より抜粋
【参考】
●1986年の主なできごと.事件年表
【フィリピンの民衆革命】
2月初旬、フィリピン大統領選挙が行われ、マルコス大統領とコラソン・アキノ候補が争う。
2.14日、フィリピン革命始まる。
2.22日、フィリピン国軍副参謀総長・フィデル・V・ラモスとエンリレ国防相の指揮する反乱兵が国軍司令部、国防省のあるケソン市のアギナルド基地に立て篭もる。基地につながるエドサ通りに数十万人の市民が繰り出し、マルコス派の戦車と精鋭部隊は基地に近づけず。
2.25日、フィリピン、マルコス政権崩壊、グアムへ亡命、アキノ大統領就任。 |
16時
NHKから受信料の一括支払い請求通知がきた。「NHK放送受信料払い込みのお願い」で11160円也。「払わない」のではなく「払えない」、電話でその主旨を説明した。それでスンナリ通ればNHKさんも見上げたもんだが、むろん向こうもしつこく食い下がる。NHK側は「折り返し電話を入れる」と云うので、「文書で返答してほしい」と念を押しておいた。集金人の訪問も断った。で、結局は「払わない」と不払いの意志を伝えて電話を切った。今後の対応策も考え、払わずに済む、もしくは保留できる可能性をインターネットで調べてみた。
まず「契約自由の原則」
「契約自由の原則とは、契約を結ぶか結ばないか、契約の内容・形式をどうするかを、国家の干渉を受けず、当事者の自由意志によるという近代法の原則です」。
契約とは「双方の合意」があって初めて成立するものであるため、こちら側が合意出来ないと思ううちは、相手が合意出来る条件を提示してそれが納得出来るまで契約を保留すればよい。
これはNHKが自ら云っていることであり、かなり有効だと・・・今のところ思う。契約してしまっても「NHKの度重なる不祥事から不信感を抱いたゆえに、契約破棄もしくは保留を申し出る」といった形になろうか。何より実際に払えないのだから仕方あるまい。
【参考】反NHK・受信料不払いのために
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