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イラク近況情勢-050618、大規模掃討作戦開始
カイム6月だけで100人の死者を越す
【トピック】
★米軍、武装勢力50人殺害 イラク中部で

 【カイロ18日共同】イラク駐留米軍当局者は18日、シリアとの国境地帯に近い西部カイム近郊で17日未明から開始した武装勢力の大規模な掃討作戦で、これまでに約50人を殺害、約100人を拘束したと述べた。AP通信が伝えた。
 米軍はまた、中部ラマディ北方のサルサール湖畔で18日、武器庫捜索などのため、1000人規模の新たな「槍作戦」を始めた。米軍は18日、中部バアクーバ近郊で17日夜、武装勢力と交戦し、米兵2人が死亡したと発表した。
 カイム近郊での作戦にも米海兵隊やイラク治安部隊約1000人が参加。西部カラビラの倉庫では手錠をされ拘束されていたイラク人4人を発見した。
 国境地帯はシリアから侵入した外国の武装勢力の活動が活発な地域。
米軍は5月にもシリア国境地帯で大規模攻勢をかけたが、攻撃開始前に武装勢力多数に逃げられるなどして目立った戦果が得られていなかった。

★党支部前で自爆、6人死亡 イラク中部ファルージャ

 【カイロ17日共同】イラク中部ファルージャにあるイスラム教スンニ派有力政党、イスラム党の支部事務所前で17日夕、自動車爆弾による自爆攻撃があり、集まっていたイラク治安部隊の4人と住民2人の計6人が死亡した。市民の負傷者は少なくとも11人、治安部隊の負傷者は不明。ファルージャの病院当局者が明らかにした。
 イスラム党は、昨年11月の米軍の制圧作戦で閉鎖されていた支部事務所の再開を地元当局に申請中。許可を与えるかどうか、警察や軍が事務所内に入って調べている最中だった。
 近くには、ファルージャの治安当局高官もいたが、難を逃れた。
 一方、AP通信によると、中部ラマディ近郊では同日、米軍車両の近くで爆弾が爆発し、米海兵隊員2人が死亡した。

バグダッド、17日、自動車自爆テロで燃える油送トラック

キルクーク、起爆装置で爆発した自動車


【私的めもらんだむ】
 どうやら日本のニュース・サイトに載らない自爆テロ事件が次々と起きているようだ。カイムでは私が調べただけでついに6月以降106人の死者となった。こうテロが続発すると検証どころか死者の数を特定することすら難しくなる。出来るだけ調べて記録していくつもりだが・・・ふと虚しくなることがある。

 猫ブサイクがまた糞詰まりで様態が悪くなっている。浣腸したり手を尽くしてはいるが、どうも排泄がうまくいかない。死んでほしくない。何としてでも助けたい。生き物は自分を含めて、まこと厄介だとも思う。苦しげに鳴くブサイクに胸が締めつけられるようだ。これまで何匹も猫の死を看取ってきたが、そのたびに死の瞬間に荘厳なものを感じてきた。猫だって必死に生きようとしているのに、人間は互いに殺し合い、自分の身に危険が及ばない限りは平気でいられる。この地球上の害虫としての人間を考えざるを得ない。

9時
 朝からブサイクの名を連呼している。深夜、ひょっこり現れてはか細い鳴き声をあげていたが・・・今は呼んでも返事はない。もしや?・・・考えたくないことが脳裏をよぎる。

10時
 他の猫たちに餌を与え終わって自宅に帰ってきたら、ブサイクが居た。良かった。排泄しようと踏ん張っている。名を呼ぶと、か細い声で返事をする。さっきは何度呼んでも返事せず、出てこなかったのに・・・勝手な奴だ。もう少ししたら浣腸を一発お見舞いしよう。それから下剤代わりの粉ミルクをスポイドで飲ませてやる。嫌がるが仕方ないんだ、数ヶ月前には立て続けに猫が死んでいるし、残った14匹の猫族たちには死んでほしくない。この未曾有の大不況の中で、弱い者同士何とか共に生きて行こう。なぁ、糞詰まりのブサイクよ。


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