★米軍、武装勢力50人殺害 イラク中部で
【カイロ18日共同】イラク駐留米軍当局者は18日、シリアとの国境地帯に近い西部カイム近郊で17日未明から開始した武装勢力の大規模な掃討作戦で、これまでに約50人を殺害、約100人を拘束したと述べた。AP通信が伝えた。
米軍はまた、中部ラマディ北方のサルサール湖畔で18日、武器庫捜索などのため、1000人規模の新たな「槍作戦」を始めた。米軍は18日、中部バアクーバ近郊で17日夜、武装勢力と交戦し、米兵2人が死亡したと発表した。
カイム近郊での作戦にも米海兵隊やイラク治安部隊約1000人が参加。西部カラビラの倉庫では手錠をされ拘束されていたイラク人4人を発見した。
国境地帯はシリアから侵入した外国の武装勢力の活動が活発な地域。
米軍は5月にもシリア国境地帯で大規模攻勢をかけたが、攻撃開始前に武装勢力多数に逃げられるなどして目立った戦果が得られていなかった。
★党支部前で自爆、6人死亡 イラク中部ファルージャ
【カイロ17日共同】イラク中部ファルージャにあるイスラム教スンニ派有力政党、イスラム党の支部事務所前で17日夕、自動車爆弾による自爆攻撃があり、集まっていたイラク治安部隊の4人と住民2人の計6人が死亡した。市民の負傷者は少なくとも11人、治安部隊の負傷者は不明。ファルージャの病院当局者が明らかにした。
イスラム党は、昨年11月の米軍の制圧作戦で閉鎖されていた支部事務所の再開を地元当局に申請中。許可を与えるかどうか、警察や軍が事務所内に入って調べている最中だった。
近くには、ファルージャの治安当局高官もいたが、難を逃れた。
一方、AP通信によると、中部ラマディ近郊では同日、米軍車両の近くで爆弾が爆発し、米海兵隊員2人が死亡した。
バグダッド、17日、自動車自爆テロで燃える油送トラック
 |
 |
 |
 |
キルクーク、起爆装置で爆発した自動車
 |
 |
|
|
|

|