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イラク近況情勢-050602、自爆テロの連鎖
モスルで、キルクークで、バクバで・・・
【トピック】
★イラクで自爆テロ4件、23人が死亡

 イラクで2日、爆弾テロが4件あり、計23人が死亡した。アラビア語衛星放送アルジャジーラなどによると、北東部のキルクーク近くの町にあるレストラン前で車が爆発し、12人が死亡、約30人が負傷した。移行政府のシャウィス副首相(クルド人)の護衛たちが朝食を食べていたとされ、副首相はいなかった。

 また、キルクーク市内の国営北部石油会社の正門前で車が爆発し、4歳の子供1人が死亡、10人以上が負傷した。米軍の車両が通過した直後だったとの情報もある。

 バグダッドの北東60キロにあるディヤラ州バクバでは、州政府関係者の車列に車が突っ込んで爆発し、州評議会の副議長と3人の護衛など計5人が死亡した。

 さらに北部モスルでは警察署近くの喫茶店前で2台のオートバイが爆発し、警官1人を含む5人が死亡した。



【私的めもらんだむ】
● 1982年、アメリカ国務省は、テロ活動を理由に融資を禁じる国名リストからイラクを外し、間もなくイラクは米農務省から3億ドルの信用供与を受けた。CIAも情報を惜しみなくバグダッドに流すようになり、イラン軍部隊の動向をとらえる衛星写真も与えた。
 フランスは、1967年のアラブ-イスラエル戦争以来、イラクに兵器を売ってきた。対イラン戦争が始まると、戦闘機、ヘリコプター、戦車、ミサイルなどの新規発注が激増し、ダッソー社やアエロスパシアル社、特に先端エレクトロニクスを供給したトムソンCSFなどのフランス兵器企業にはありがたい景気付けとなった。
 そしてイギリス企業は、電子装置や工作機械は元より、フセインの戦争装置に組み込まれたレーダー、軍用ジープ、迷彩服など軍需品の供給を続けた。
---アンソニー・サンプソン著「THE ARMS BAZAAR IN THE NINETIES」403-404頁より抜粋

 で、散々イラクに兵器を売った米英が「ならず者フセイン」を叩いたってわけか。みろよ、今のイラクの悲惨を・・・産油国世界第二位イラクの石油利権を騙し取るためには、イラク一般市民が何人犠牲になろうと知ったこっちゃない奴らの強欲を、もっと深く再認識すべきなんだよ。その奴らの強欲が今、日本を食い荒らしているんだ。


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