一人単位で表示するなら、今年5月分だけで上の地図はドクロで埋め尽される、という異常事態を、マスコミは巧みに話題を変えることで国民の注意を逸らしてきた。ほんの5分程度の悲惨なイラクのニュースを神妙な顔をして流したかと思えば、その直後にはレッサーパンダが立ったと相好を崩して報道する。
連中は云うだろう。『ほら、こんなに大国が真実を望まないのだ。この国からわざわざ真実を遠ざけるまでもない。国民自ら真実を受け入れないのだから』
1991年5月27日、ブッシュ大統領は非常に意味深長な声明を発表した。
『アメリカの対外政策は道徳的で重要なものである。したがって国民は小さな悪という道徳的選択をしてもらいたい。それが真実というものだ。現実の世界では善悪のはっきりしたものなどないのだ。道徳的絶対などないのだ』
歴代アメリカ大統領の中で、この最悪の人物から他に何を期待できようか。安心し切ったブッシュ大統領と彼をコントロールしている連中は、国民を操っていることを隠したり、嘘を言う必要もないと確信したのだ。自分も一国の指導者として真実を自由に捻じ曲げるつもりだ、という趣旨の声明に明かに表れている。
---ジョン・コールマン著「The Committee of
300」146頁より抜粋
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