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The crisis of Uzbekistan -1
2005/05/16-17
歴史が、突如、激しい痙攣を起こした。それを前にしては、いかなる作家や哲学者の、どのような表現も、凡庸のそしりをまぬがれないほど、光景は突出し、ねじれ、熱し、歪み、滾(たぎ)り、かつ黙示的でもあった。痙攣は局所性のものか、それとも全身性のものなのか、そもそものはじまりは、しかとはわからない性質であったのだ。けれども、局所痙攣のさなかから、それがいずれ世界の全域におよぶのではないかと、なぜか多くの者が感じとり、震えおののいた。すなわち、世界のカタストロフィの予感である。
---辺見庸著『単独発言』9頁
【トピック】
ウズベク避難民、キルギス国境沿いに1万人

 【モスクワ=五十嵐弘一】軍による反政府暴動鎮圧が多数の犠牲を生んだ中央アジア・ウズベキスタン東部の情勢を巡り、ロシア紙「独立新聞」は17日、新たな流血を恐れて国外脱出を図るウズベク人約1万人が東の隣国キルギスとの国境沿いに集結している、と報じた。

 これらの群衆が難民として流入した場合、経済・政治基盤の脆弱なキルギスの情勢を不安定化させる懸念も浮上している。

 独立新聞によると、暴動のあったアンジジャンからの「大量の避難民」が国境近くのパフタアバド地区に集結、一部はキルギス側ジャラルアバド州への国境線突破を試みている。他の国境沿いの地区でも脱出を図る人々が集まっている模様だ。同紙はまた、これより先に、約1000人がキルギス側への越境に成功、キルギス政府は国境沿いにテント村を設営して難民を収容していると伝えた。

 他方、露紙「イズベスチヤ」(17日付)によると、ウズベクの反政府組織「自由農民党」は、最初の暴動が発生した東部アンジジャンと、その北東のパフタアバドで、軍の武力行使により死亡した市民は、合計745人にのぼると明らかにした。だが、ウズベキスタンのラシド・カディロフ検事総長は17日の記者会見で、アンジジャンでの死者数は169人と発表。当局が拘束した武装勢力要員とみられる81人のうち51人は外国人だったと述べた。

 ウズベキスタンのカリモフ大統領は17日記者会見し、「アンジジャンにいたのは『非暴力のデモ隊』などではなく、武装した者たちだけだった」と述べ、流血の鎮圧を非難する欧米メディアの報道に反論した。
(読売新聞)


【私的めもらんだむ】
午前11時、やっと仕事が入った。大型ロータップ、納期は来週火曜24日。

【視聴予定】
22時
25 未来人 スローで行く新発想交通


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