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フリーメーソンの儀式に感動し、忠誠を誓った鳩山一郎
日本ロッジ創生に尽力したマッカーサーと、クーデンホーフ・カレルギー

「1955年5月25日、鳩山一郎、河合弥八の2階級の昇進が行われた。河合は東京テンプルで午後8時、特別グランド・ロッジが作られ、私どもの代表団により組織された。選ばれたフィリピン代表のグループと地区グランド・ロッジの4人の主だった役員、東京ロッジ、関東の主だった役員、そしてブラザー・ハル将軍、ブラザー・マックノートン将軍、ルースト将軍が特別ゲストとして出席。もう一方では、臨時に作られた祭壇が置かれている鳩山邸で午前9時から厳粛な儀式が始まった。
 午後4時、ブラザー・河合と鳩山は日本の全てのメーソンとその婦人と共に東京テンプルでのティーパーティに招待され、祝福された。特にマッカーサー元帥、ハリー・S・前大統領のような著名なメーソンからの祝辞が披露された。ブラザー・鳩山はメーソンの兄弟愛に深く感動し、これからのどんな活動もフリーメーソンの教えに導かれるであろうと私達に語った。ブラザー・河合も、同じく世界の平和を得ることが、唯一の人類の願いという私たちの友愛精神の崇高な意志を高く評価すると表明した。
 5月28日、午前9時、私どもの代表団は司令部でブラザー・ハル将軍に迎えられた。そして、極東における共産主義の潮をくいとめることが、フリーメーソンの重要点であるとの見方を交わした」
---村上有著(彼もメンバー)『終戦のころ・思い出の人々』時事通信社刊より


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