★北人民会議の延期、理由は鳥インフルエンザか
中央日報は30日付の1面で、統一部関係者の話として、今月9日に予定されていた北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)の第11期第3会議が突然延期になった理由は「平壌で発生した鳥インフルエンザのため」と伝えた。
同紙によると、韓国政府が中国の情報筋を通じて北朝鮮での鳥インフルエンザ発生情報を得たのは2月末。3月4日には北朝鮮メディアが最高人民会議の延期を報じた。同会議が延期されるのは1964年以来41年ぶり。
北朝鮮側は延期の理由を「代議員の提議のため」と説明し、政府筋などからはさまざな憶測も流れたが、統一部関係者は「600人を超える全国の代議員が平壌に集結すれば、鳥インフルエンザが全国に広がる可能性があるため」と分析する。会期中には、代議員らが平壌近郊の養鶏場や発電所を見学するのが慣例となっている。
北朝鮮は今月27日、朝鮮中央通信を通じて鳥インフルエンザ発生の事実を明らかにしていた。
(NNA) - 3月30日
★北朝鮮で鳥インフルエンザ、中国は感染報告なし
中国外交部の劉建超・報道官は29日の定例記者会見で、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で鳥インフルエンザの発生が確認されたことについて、「中国農業部は3月初旬から、すでに緊急対策を取っている。現時点では、中国国内での感染は報告されていない」と発言した。
劉・報道官は、「北朝鮮では、数10万羽のニワトリが死んだらしい。中国も、黒龍江(こくりゅうこう)省、吉林(きつりん)省、遼寧(りょうねい)省の東北三省に対し、北朝鮮からの感染拡大を防ぐため、有効的な措置をとるよう通達している」と説明。
さらに、「今月27日、農業部は東北三省に作業チームを派遣し、鳥インフルエンザの感染防止に関する作業を視察、早急に対策を進めるよう指示している」とした。(編集担当:田村まどか)
(サーチナ・中国情報局) - 3月30日
★北朝鮮で鳥インフルエンザを初確認
【ソウル=浅野好春】朝鮮中央通信は27日、北朝鮮の首都、平壌市兄弟山区域にある大規模養鶏場「下堂(ハダン)ニワトリ工場」をはじめ2〜3か所の養鶏場で最近、鳥インフルエンザが発生していたと報じた。
北朝鮮が鳥インフルエンザ発生を確認したのは、これが初めて。
同通信によると、国家獣医非常防疫委員会が「鳥インフルエンザ現象があらわれた直後、非常対策を立て、他のニワトリ工場など家禽(かきん)工場に広まらないよう防疫事業を綿密に遂行した」という。
さらに、「該当の工場では感染した数十万羽のニワトリを地中に埋めて焼却処分した」結果、これらの養鶏場では「現在まで、管理作業員らの中で感染者は出ていない」としている。また、「専門機関の職員や科学者、技術者がウイルスを撲滅するための研究作業を進めている」とも伝えている。
韓国の聯合ニュースは今月15日、消息筋の話として下堂養鶏場で2月中旬ごろに鳥インフルエンザが発生していたことを報道。日本の農林水産省ではこれを受け、同日から北朝鮮産鶏肉の輸入を一時停止する措置をとっている。
(読売新聞) - 3月27日
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板門店の境界付近でウィルスの感染防止のため車両を消毒する韓国側 |
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板門店 |
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