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【私的めもらんだむ】 ベイルート米軍本部爆破事件を事前に知っていたイスラエル
1980年代初頭、盟友だとばかり思っていたアメリカが、パレスチナの要求をイスラエルに受け入れさせるための、アラブ幹部との秘密会議の存在を知ったイスラエルは、アメリカに根強い疑念を抱いていた。
1983年8月、ベイルートに国連平和維持軍として駐留する米軍に対し、襲撃が計画されていることをモサドの工作員がかぎつけた。その工作員は、500キロもの爆発物を積み込んだメルセデスのトラックを確認。裏ルートの取り決めにより、モサドは、その情報をCIAに伝えなくてはならなかった。しかし、サウル王大通りを見下ろすモサド本部で開かれた会議で、職員はこう告げられた。「わが国民をトラックに近づかないよう注意せよ。ヤンキーどもに関しては、我々が守ってやる筋合いではない。自分たちの身は自分たちで守れるだろう。ヤンキーどもに構いすぎると、こちらがとばっちりを食ってしまう」
1983年10月23日、モサド工作員らがじっと見守るなか、トラックは全速力で、ベイルート空港近くの米国海兵隊第8大隊本部へ突っ込んだ。241名の海兵隊員が死亡した。モサド上層部の反応は、元部員ビクター・オストロフスキーによると「レバノンの問題にちょっかいを出したのだから、当然の報いだ」というものだった。
---GIDEON'S SPIES by Gordon Thomas 125-126p
【視聴予定】 19時
00-45 サイエンスZERO「アルツハイマー病・早期発見に挑む」 真鍋かをり--NHK教育テレビ
アルツハイマー病 早期発見に挑む(2/19放送予定)
国内に60万人以上の患者がいるといわれるアルツハイマー病は、初期の段階では物忘れとの区別がつきにくく、正確に診断することが難しかった。
そこで鳥取大学では、脊髄液中の「タウ」と呼ばれるタンパク質を測定することで、アルツハイマー病の発症を2、3年前に85パーセントの確率で診断する方法を開発した。「タウ」は脳の神経細胞に蓄積し、その細胞を破壊するアルツハイマー病の原因物質だ。
また埼玉医科大学では、脳の短期記憶に関わる部位の血流低下がアルツハイマー病の発症につながることを明らかにし、これまで診断できず見逃されていた患者の早期診断に成功している。
さらにアルツハイマー病の進行を遅らせ、生活を豊かにする目的で、薬物療法や音楽療法によって脳の血流を増加させる試みも進められている。
最先端の研究を通してアルツハイマー病予防の可能性を探る。
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