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【トピック】 ★津波死者2万人超す、国連が調査団派遣 スマトラ沖地震
インドネシアで26日に起きたスマトラ島沖地震による津波は、東アフリカのケニアなどインド洋沿岸国に広く及び、ロイター通信によると、死者はスリランカやインドネシア、インドを中心に2万人を超えた。津波は観光客がリゾート地に集中するクリスマス直後の日曜日、警報システムなど地震の備えに欠けた途上国を直撃。20世紀以降の津波被害として「最悪」となった。日本人ではタイ・プーケットで8人が波にさらわれ、スリランカでも観光客12人の安否が不明だ。一方、国連が調査チームを派遣するなど国際支援が始まった。
1896年の明治三陸地震で、約2万2千人が北海道・東北で亡くなって以来、最大規模の津波被害となった。
今回の地震の被害は、ほとんどが津波で発生した。津波がうち寄せた東海岸一帯に多くの住民が住むスリランカで約1万1500人、インドで約5700人にのぼり、震源国のインドネシアを含めた3国で計2万人を超えた。スリランカ政府は27日午前まで、死者数を約5千人としていたが、同日午後までに「新たに約5千人の遺体を確認した」という。
インドネシアでは、震源地に近いスマトラ島北部のナングロアチェ州の州都バンダアチェだけで、3千人の死亡が確認された。同州では最初の揺れから約10分後に強い余震があり、沖に引いていた海水が一気に漁村を襲った。
タイでは日本人観光客にも人気がある南部プーケット島や、ピピ島周辺の国際リゾート地で少なくとも839人が犠牲になった。タイ保健省高官によると、死者の約8割が外国人観光客。行方不明者の国籍は日本のほか韓国、米、英など15カ国にのぼる、とAP通信は伝えた。
地球温暖化の影響で海面の上昇の影響が懸念されているインド洋の島国モルディブでは、43人が死亡した。同国では平均海抜が1メートルしかない。津波はアフリカ東海岸にまで到達。ソマリアで16人、セーシェルで9人が行方不明になった。ケニア東海岸でも、海水浴中のケニア人男性1人が死亡。モンバサでは観光客1万人に避難命令が出た。
国際社会は支援を本格化しつつある。国連は26日、必要な救援活動を各国政府と協力して調査、調整する国連災害調整班を派遣するとの声明を発表。アナン事務総長は「多大な人命の損失と破壊を深く悲しむ」と哀悼の意を表した。日本は緊急医療チームを派遣したほか、国際赤十字社は750万スイスフラン(約6億7500万円)の緊急人道支援を実施する方針だ。米国のブッシュ大統領は「あらゆる適切な支援を行う用意がある」との声明を出した。
被害は甚大なうえ、地域も東南アジアからアフリカにかけて広範囲で、政情が不安定な地域も少なくない。支援体制が整うにはかなりの時間がかかりそうだ。
スリランカ インドネシア
---「阿修羅掲示板」より---
【私的めもらんだむ】 6時
今の時点でスマトラ島沖地震の犠牲者は2万8000人という驚くべき数字が出ている。津波に押し流された行方不明者なども加味した犠牲者数であろう。タイの高級リゾート地ではプミポン国王の甥が行方不明だとか、有名芸能人の行方が新聞を賑わしているらしい。震源地の規模は700〜1000キロの青森から東京に至るぐらい広範囲なもので、それだけにエネルギーが強力で津波の被害が大きくなったという。津波の最も危険度が高いのは日本列島で、観測機器の装備では万全だとしながら、実際の避難対策においてはその混乱が予想されている。肝心の「津波・高潮ハザードマップ」すら作成していない状態なのだという。これではいかに警報が早くても、国民は何処に避難すればいいのか分からない。自己責任において勝手に逃げてくれ、と云われているようなものだ。
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