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【トピック】
台湾の蒋経国・元総統夫人、蒋方良さん死去

 台湾の蒋経国・元総統の夫人、蒋方良さんが15日、台北市内の病院で亡くなった。88歳だった。旧ソ連時代のロシアに生まれ、元総統と結婚後、中国へ。国共内戦に敗れ49年に渡った台湾が終生の地となった。台湾メディアは「沈黙のファーストレディーの数奇な一生が終わった」と伝えている。

 経国氏は、父・蒋介石氏が75年に死去した後、78年に総統となり88年に亡くなった。旧ソ連に留学。卒業後、スターリンの人質となる形でウラル重機械工場で働いていた35年に、「ファニーナという名の健康な若い労働者」(台湾紙)の方良さんと結婚した。

 3男1女に恵まれたが、経国氏の死後、息子たちも次々に死去。方良さんは台北市内の住まいでロシア音楽に1人で耳を傾ける寂しい晩年だったという。

 「永遠のファーストレディー」と呼ばれた宋美齢・蒋介石夫人(03年にニューヨークで死去)に比べると目立たない存在だったが、「蒋家の時代」の名残を最後まで伝える人だった。



愛する妻へ――蒋家のアルバム
 ニコライとは、蒋経国氏がソ連に留学していた頃のロシア語名だ。
 彼は当時、異郷に12年滞在していた。大学で学び、工場や農村で働き、シベリアの鉱山でも働いた。そしてスターリンによって政治的人質に取られ、ついに1937年の春、家族を連れて帰国したのである。その年、彼は27歳だった。
 そして「愛のために故郷を後にした」若き母親の名はファイナ・エパチェヴァ・バハレヴァだ。16歳だった彼女は、工場で働いていた中国人青年ニコライと知合い、2年後に結婚、同年末に子供を産んだ。そして21歳の時に、唯一の家族である姉や友人と別れ、息子を抱いて夫とともに中国へと向った。

台湾の安定と繁栄の礎を築く蒋経国しょう・けいこく
 元台湾総統。浙江省奉化県出身。蒋介石と前夫人の長男。1917年のロシア革命の熱気が中国を覆い、国共友好ムードの中、1925年11月にソ連のモスクワ中山大学に留学。中国共産党に入党。父の蒋介石総統に絶縁状をたたきつけられる。
35年に方良女史と結婚。軍事政治研究院での勉強やシベリアの鉱山での強制労働などを経て、37年3月に出国を許可され、12年ぶりに帰国。同年7月7日の廬溝橋事件をきっかけに日中戦争が勃発する。
 父と和解した蒋経国は元来の有能ぶりを発揮し、国民党内で政治的地位を築いていった。
75年4月に蒋介石総統が死去すると、同月に国民党主席に就任し、実質的なトップとなった

蒋介石と蒋経国
「経国の権力基盤」
 経国は、「政治行動委員会」を統括することで特務系統の掌握を果たしていった。この委員会は、国防部保密局(「軍統」の後身。現在の国防部軍事情報局)、内政部調査局(「中統」の後身。現在法務部管轄)、憲兵司令部国防部第二庁台湾省警務処台湾省保安司令部(戒厳令実施機関)などの情報、治安機構の長または次長を委員会とし、特務工作の一元的指揮をはかろうとしたものであった。実権は経国にあった。この委員会は秘密組織であったが、指揮・連絡の上で公文を発する必要から「総統府機要室資料組」の名称を用いた。この公文は、ただの木彫りの小さな判一つか経国の判が押されているゴーサインが出るため、どの部署も一目おかざるをえない仕組みになっていた。50年代、経国は「資料組」を通じて党・行政院・軍にまたがって計24の単位をそのコントロール下に置いており、あたかも「小型の行政院」「地下の小朝廷」の如くであった。 
 その後、「総統府機要室資料組」は、1954年アメリカの国家安全保障会議に似せて設けられた国防会議の下の国家安全局として正規化され、1967年、国防会議は、名前を国家安全会議と変更した。
---星野博昭

【私的めもらんだむ】
ヨン様 福島空港に極秘来日!

 韓国の人気俳優ペ・ヨンジュン(32)が14日、極秘来日した。NHK福島放送局がローカルニュースで福島空港から入国したと報じたもの。放送直後からファンから問い合わせが殺到した。
 関係者によると、ヨン様はアシアナ航空で正午に到着。気付いた空港職員は「大変驚いた!」と話していた。
 ヨン様のその後の行き先や来日の目的は明らかになっていないが、大阪市内で開催中の写真展にサプライズで現れる可能性も否定できない。
 NHKがいち早く報じたことから同局の仕事ではとの見方も出たが「ローカルのニュースで確かに放送したが、NHK関係の仕事で来日したわけではありません」(経営広報部)としている。
 また福島に到着した理由については、韓国ドラマ「天国の階段」に主演する韓国人俳優、グォン・サンウ(28)が成田空港から帰国したため、韓流ファンと遭遇し混乱することを避けたとの見方もある。

 こちら福島の地元でも大騒ぎしてる。ゴルフ場でプレーしてるとかの未確認情報で大勢のファンが詰め掛ける始末。灯台下暗し、実はですね・・・信じられないかも知れないが、ヨン様は私の家にいるんです。今、猫たちと戯れています。彼とは旧知の仲でして、インターネットで猫15匹と暮らす私のことを知って、それから友達になったんですね。そうです、ヨン様は大の猫好きだったんです。このことは内緒ですよ。マスコミやファンが大勢詰め掛けたら彼にも、私にとっても迷惑ですからね。な〜んちゃって。

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