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【トピック】
ダルフールの戦闘再発は反政府勢力に原因=米国

 [ハルツーム 24日 ロイター] 米国やスーダン駐在の国連特使は24日、スーダンのダルフール地方で戦闘が再発している問題で、反政府勢力側に原因があり、反政府勢力が9日にナイジェリアの首都アブジャで政府との間で調印した治安協定に違反している、と指摘した。
 米国務省のエレリ報道官は声明を発表し、戦闘により人道活動が中断されているほか、「民間人の苦しみを増大させている」と述べた。
 エレリ報道官は、「スーダン解放運動(SLM)スーダン解放軍(SLA)、およびスーダンの全勢力に対するメッセージは明確だ。国際社会は、すべての暴力が停止され、すべての合意が尊重されることを期待し、求めているということだ」と述べた。
 北ダルフール州の町タウィラでは、反政府勢力と政府軍の間で激しい戦闘が2日間続き、タウィラを一時占拠していた反政府勢力は24日に撤退した。

★ダルフール地方で戦闘、警察官30人以上死亡=スーダン政府

 [ハルツーム 23日 ロイター] スーダン政府は23日、ダルフール地方で武装勢力との戦闘により、警察官30人以上が死亡したことを明らかにした。
 一方、同政府は、政府軍機が武装勢力が占拠している町を爆撃したとする情報を否定した。
 政府当局者によると、武装勢力が22日、北ダルフール州の町タウィラを攻撃して占拠した。その後も、奪回を目指する警官や軍隊との間で戦闘が続いている。同地域には、3万人の難民がいる。
 国際援助団体によると、支援センターの1つの近くに爆弾が着弾したため、約30人のスタッフが避難したという。
 北ダルフール州の武装勢力の司令官は、タウィラに爆撃が行われたとしているが、同国のイスマイル外相は否定している。

スーダン
Darfurのスーダン解放運動(SLM)の兵士たち
ダルフールAbushoukキャンプで居住模型をつくる少年
Omar al-Bashir大統領に会うカナダのPaul Martin 首相が途中で、スラム街の学校を訪問する

「阿修羅掲示板」より抜粋
イスラエル、スーダン、リビアと秘密会談!【イランコントラ、シャロン1982年会談デジャヴ】
 イスラエル、スーダン、リビアと秘密会談、軍ラジオ放送する。会談は1ヶ月ほど前、カルツームで行われた模様。
同時にワシントンのスーダン大使もユダヤ代表団らと会談。
同じくリビア情報局はイタリアでユダヤ人代表団と会談。同様の会談がヨーロッパ、アメリカのどこかで行われているようだとも。
 イスラエル政府はその他アラブ諸国もアメリカ政府とより近付くために関係を改めてくれることを望むと。
 ここで思い出されるのがシャロンの会談だ。当時、武器はスーダンを経て動き、その背後に石油利権があることが濃厚に疑われ、また政権転覆謀略劇が繰り広げられていた。 
 ダグラス・フェイスは昨年イランコントラ武器商人、モサドのダブルエージェント、イラン人Manucher Ghorbanifarと密かに会談を行った。
1982年シャロン、カショギの黒い会談

コロンビア、ドラッグ・ディーラー、米軍ヘリ調達。イスラエル経由 2003年にはドラッグゲリラに武器販売も
 先日にはスティンガーミサイル取り引きで逮捕されたアフガニスタン生まれのダイアモンド・ディーラーが有罪答弁を行っている。
【CIAコロンビア・ドラッグリング】オペレーション・シベリア=CIAバックのモンテシノスコロンビア左翼ゲリラFARCにAK47、10000丁プレゼント

==スーダンに石油禁輸警告 安保理が新決議 [共同通信]
==ダルフール紛争激化の背後にイスラエルあり、スーダン外相
==米機撃墜目的のスティンガー・ミサイル大量取り引きアフガニスタン生まれ、サウジ、ジェッダにショップ】
 昨年8月にアメリカの飛行機撃墜計画のためのスティンガー・ミサイル・スマッグリング容疑で3人が摘発された。FBIのおとり捜査の網に引っかかったのだ。インフォーマントスーダンの地下組織、ロシアのブラックマーケットを示唆し、武器商人に近付き、彼らはそれにまんまと引っかかったのだ。
 そこで捕まったのはアラブ人ではない。ニューヨーク在住のユダヤ人ダイヤモンド・ディーラーイギリス人武器商人、そしてマレーシア人であった。
 ユダヤ人ダイヤモンド・ディーラーはアフガニスタン生まれで、ウルドゥ語を自在に操り、王室を含むVIP顧客を持ちサウジアラビア、ジェッダにショップを持つ。表の顔は、信心深い折り目正しいユダヤ人だった。

「日々雑感」9/30付けの日誌より
==ダルフール、引き続き1万人の難民が食糧不足に
==半年で5万人死亡 スーダン西部でWHO調査

「東奥日報」より
04/08/21
ダルフール紛争
 スーダン西部のダルフール地方ではアラブ系遊牧民と黒人農民が衝突してきた。アラブ系の中央政府に対し、黒人住民らが昨年2月、反政府組織「スーダン解放軍(SLA)」と「正義と平等運動(JEM)」を結成。これを機にアラブ系民兵らが黒人住民の村を無差別に襲撃、約3万人が殺害されたとみられ、約20万人が隣国チャドへ逃げて難民化、約120万人が国内避難民となっている。7月末に国連安全保障理事会が対スーダン制裁警告決議を採択、今月15日にはアフリカ連合平和維持部隊の第1陣としてルワンダ軍が現地入りした。(共同)

04/07/03
スーダンの黒人住民襲撃
 スーダン西部ダルフール地方で昨年2月以降、アラブ系の政府軍や民兵と、黒人系の反政府勢力との紛争が激化。アラブ系民兵が黒人系住民の村を無差別に襲撃して焼き打ちを繰り返している。非政府組織(NGO)などによると、これまでに約3万人が死亡。約16万人が隣国チャドへ逃れ難民化し、約70万人が国内避難民となっている。

04/06/27
スーダン内戦の和平合意
 スーダン内戦でバシル政権と南部の反政府勢力スーダン人民解放軍は、5月下旬に暫定政府の権力配分などに合意。今秋にも包括和平に調印する見通しだ。ケニアでの和平交渉では、これまでに
(1)原油収入の均等配分
(2)南北の境界線付近に位置するヌバ山地
など三地域の帰属―などで一致。さらに包括和平合意後、南部に自治政府を樹立し、6年後に住民投票を実施して独立か北部との連邦にとどまるか決めることになった。(共同)
【私的めもらんだむ】
10時
 スーダンの元ヌメイリ大統領は1969年から16年間君臨してきたが、その背景には石油利権に目をつけた欧米大国の後ろ盾があった。アジアでは中国が接近、当時ヌメイリ政権の後ろ盾となっていた宿敵旧ソ連を何とか転覆させようとしていた。そのうちヌメイリはソ連の指示を拒むようになり、モスクワは密かにクーデターを画策、それをモサドがキャッチしてCSIS(中国秘密情報部)に伝える。中国はそれをヌメイリに耳打ちし、ヌメイリはソ連外交官を追放し、旧ソ連の援助計画を棚上げにしたことがあった。
 アフリカにおける今日の中国とイスラエル情報機関の協調関係は、それ以前の、互いの熾烈なスパイ合戦に根ざしている。それは互いの拠点にミサイルをぶち込むといった凄まじいものだった。全てを知り尽くした仇敵同士が手を結ぶことで、より強固な絆になった典型的な例だろう。それだけでも彼らのしたたかさが分かろうというものだ。


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