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【トピック】
日本のイラク支援、100億ドル突破へ

 日本政府のイラク向け支援総額が100億ドル(約1兆円)を突破することが確実になった。復興支援のため無償資金円借款を合わせて50億ドル供与することを表明したほか、パリクラブ(主要債権国会議)イラクの公的債務を最大80%削減することで一致、日本も最大58億4000万ドルの債権放棄がほぼ確定した。財務省は債権を持つ政府機関に独自に損失処理させ、一般会計からの補てんは見送る方針だ。

 日本の対イラク債権は元利金と遅延損害金を合わせ約73億ドル。パリクラブの為替レート(1ドル=119円)で換算すると約8700億円に上る。今回の合意では三段階に分けて2008年後半までに最大80%削減する。削減の対象となる債権は国際協力銀行からの円借款と独立行政法人の日本貿易保険による輸入代金などの肩代わり分で、両機関がそれぞれ発生した損失を処理する方向。細川興一財務次官は22日の記者会見で「一般会計からの財政措置は必要ない」と明言した。---NIKKEI NET
日本

 政府の云う「回復傾向にある」はずの日本経済は、建築業界に携わる者我々にとっては噴飯ものだ。資材はとうに売り払い、生活費の足しにしては細々と生きている・・・そんな会社が目立ってきている。私のところにも業者が「足場を貸してくれ」と相次いで頼みに来たことがあった。訊けば「資材は全て売り払った」と云う。他人のフンドシで相撲をとる、とはこのことである。「収入が途絶えているのに、税金だけはシッカリ搾り取られる。食っていけない状況なのに、どうして税金を払えるのか?これでは貧乏人は死ねと云われているようなものだ。カネが無いから病気になっても病院にも行けない。住宅ローンは半分も払ってないし、どうして生きていけばいいのか分からない」・・・こうした深刻な庶民の悲鳴をよそに、日本政府はイラク復興支援に1兆円も放出しようとしている。「もうホトホト疲れたよ」・・・肩を落として帰った某社長ではあったが・・・その後、奥さんが末期ガンで入院したと聞いた。しばし、この国の無慈悲を想う。

【私的めもらんだむ】
9時
 自販機でソフトドリンクを取り出したら、突然「ぴんぽ〜ん!」という子供の声がした。そしていつもの女性の声「お仕事ご苦労さま、頑張ってください」・・・自販機なのに何故か癒される。どうやら自販機の中の女性には子供がいたようである。母子家庭なのだろうか?思わず訊いてみたくなった。亭主がいなくても日銭が入る自販機なら生活費には困らないはず。「ちょっとカネ貸してくれないかなぁ?」思わず自販機に呟いた言葉に恥ずかしくなり、あたりをキョロキョロ見回してしまった。毎日、自販機の前でブツブツ独り言を云っている不審者がいたら、それは私かも知れない。


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