★弾薬尽き、重傷者多数 ファルージャの武装勢力
【バグダッド21日AP=共同】「弾薬は底を尽き、多くはひどく負傷している」。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤは20日、イラク中部ファルージャ周辺から、内部で抵抗を続けている武装勢力の状況をイラク人“戦士”のインタビューとともに伝えた。
同テレビの記者は、同市西側を流れるユーフラテス川を泳いで脱出した戦士も多いと報告。だが脱出後も、包囲の外側にいる仲間に市内の米軍の位置を伝えるなどして抗戦を続けているという。
同市周辺にいたとみられる武装勢力4人のインタビューも放映。自爆攻撃の準備をしていたという男は「われわれがいた(同市南部)シュハダ地区には、50人から70人の戦士がいた」と話した。またファルージャには外国人戦士は100人程度しかおらず、ほかはみなイラク人だったという。
★イラク兵12人射殺 モスル、武装勢力拉致か
【カイロ21日共同】AP通信などによると、イラク駐留米軍は20日から21日にかけ、北部モスルで頭部を撃たれたイラク兵計12人の遺体を発見した。武装勢力に拉致、殺害されたとみられる。
米軍当局者によると、同市南部で20日、近郊の基地に所属していた兵士の9遺体が、21日には市内の路上で3遺体が見つかった。3遺体のそばには、3人はクルド人兵士だと書いた紙片が残されていた。
多くのテロや攻撃の首謀者とされるザルカウィ容疑者率いる「イラク聖戦アルカイダ組織」は20日付で、イラク治安部隊員17人をモスルで殺害したとの声明を出したが、12人がこれに含まれるかどうかは不明。
★<米中東軍>イラク選挙で、駐留米軍の増員要請を検討
【ワシントン和田浩明】米中東軍のスミス副司令官は19日、国防総省で会見し、来年1月に予定されているイラク移行国民議会選挙に伴い予想される治安悪化に対応するため、駐留米軍の規模を1旅団(5000人規模)前後増やすよう、国防総省に要請することを検討中だと述べた。
スミス副司令官は投票日について「イラクの独立選挙委員会から、27日に予定されていると聞いた」と述べた。
副司令官によると、現在の駐留米軍の規模は18旅団で約13万8000人。選挙対応で19旅団前後の規模にすることを検討中だが、具体的な増員数については「最終的な決断が出るまで言えない」と言及を避けた。
選挙実施の見通しについては「ファルージャのような一部の都市で投票が行えないとしても、選挙は正当なものだと受け止められると思う」と語り、全土での実施が行えない可能性を示唆した。
一方、副司令官は、国際テロ組織「アルカイダ」の上層部と「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いるヨルダン人イスラム過激派ザルカウィ容疑者が連絡を取り合おうと試みている形跡があるとも発言。両者が過去にCDで情報を交換していた事例があるとし「こうした試みが今も続いていると考えている」と述べた。
ザルカウィ容疑者の居場所については「今もイラクにいると個人的には考えている」と述べ、パキスタンとアフガニスタンの国境地帯などに潜んでいるとされるアルカイダ上層部と、相互に連絡を試みているものの「距離が離れているので成功はしていないと思う」と語った。
またアルカイダ上層部が、ザルカウィ容疑者のイラクでの活動を指揮しようとしているかは不明とした上で、最近は戦術レベルの具体的指示はせず「大枠での構想や哲学を提示する形を取っている」との見方を示した。 |
モスルでレジスタンスに殺害されたイラク兵士の写真ばかりを公表する欧米メディア、しかし米英軍ならびにイラク政府軍が虐殺した民間人やレジスタンスの遺体の映像は殆ど見当たらない。彼らが虐殺した犠牲者数は1万人を超えているのではないかと云われている。以下、阿修羅掲示板より引用・・・
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米軍の爆弾処理チームが爆薬貯蔵庫を爆破する |
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ファルージャ西50キロ地点で待機する米第1大隊第8海兵隊 |
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バクダッド中部でテロ警戒に進軍する米軍と、対峙抗議するイラク市民 |
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