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★「APEC反対」2万人がデモ サンティアゴ、逮捕者も
チリ国内の学生組織や労働団体など約200団体でつくる「チリ社会フォーラム」が19日、首都サンティアゴで開かれているアジア太平洋経済協力会議(APEC)に対して「途上国を置き去りにした大国主導の経済のグローバル化につながる」などと反対を訴え、首都中心部で若者を中心に約2万人が参加するデモを行った。
一方、このデモとは別に、左派系急進組織のメンバーらが無許可でデモを行おうとして警官隊と衝突。火炎瓶や催涙弾などが飛び交い、数人がけが、約40人が逮捕された。この混乱で、チリ社会フォーラムが予定していたコンサートや展示会の一部が中止になった。 |
「途上国を置き去りにした」というより「搾取」または「踏み台にした」と云うべきだ。イラクでは石油利権を独占強奪するために戦争を引き起こすように、政変を画策しては多くの民衆を路頭に迷わせて難民を増大させてきた。大国の救済基金にしてから偽善にまみれている。大企業と結託した大国政府は、途上国への援助という大儀のもとに自国民からも税金を搾取しているのだ。つまり大企業から無償(?)で放出された支援物資のように国民に思わせながら、実はキチンと政府から代金を受け取ってる、がゆえに先進国の国民もまた搾取されているのだ。途上国を疲弊荒廃を創出させるためにも偽善救済は一役かっている。途上国の自立を阻害している最大の要因は、先進国が生産技術を伝えないことにある。自立への第一歩は先進国の偽善援助を打ち切り、自立に必要な技術を提供することだけで事足りる。農産物しかり石油しかり、それをしない「大国主導経済グローバル」はペテンの何ものでもない。
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8時
チリでの20万規模のAPEC反対デモ行進を見ながら「まだまだ世の中捨てたものではない」と思うことしきり。ほんの一握りの権力者と、地球を覆うばかりの大多数の人々と、その相対比較に「ガン細胞を阻止しようとする白血球」のイメージを照らし合わせている。今も殺されているであろうイラクとパレスチナの民をもダブらせてイメージする時に、何か心の奥のほうで込み上げてくるものがある。それは理屈ではない何か、素朴ながら普遍的な平和への希求みたいなもの・・・良心の潜在意識の内に溢れ出てくる何か・・・日曜日の晴れた朝に「ああ、昨日は父の命日だった」と気付いている。
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