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11-15℃、北東よりの微風
【トピック】
★米軍、ファルージャの8割制圧 南部、北西部で交戦続く
イラク中部ファルージャへの米軍の総攻撃は13日も続き、武装勢力の支配下にある南部で激しい戦闘があった。現地の海兵隊幹部は「48時間以内に南部の武装勢力の拠点を制圧できる」との見通しをロイター通信に伝えた。一方、イラク暫定政府は「これまで1千人以上の武装勢力を殺害し、200人以上を拘束した」と発表した。
米軍はすでにファルージャの8割を制圧した模様だが、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが市内からの情報として伝えたところでは、北西部のジョラン地区でもなお激しい交戦が続いている。ファルージャ市内の市民生活について、イラク赤新月(赤十字)社は「破滅的状態にある」と警告。食糧や毛布、医薬品、浄水装置など救援物資を積んだトラック5台と救急車3台、救援活動要員を乗せたバス1台を市内に派遣した。
一方、13日付のイラク紙ザマンによると、シーア派最高権威のシスターニ師の代理人は12日の金曜礼拝の説教で、同師の言葉として、「暴力が続いている場所でイラク民間人を傷つけるなどの災いを直ちに終わらせるべきだ」と語った。シーア派勢力は同攻撃の開始後も沈黙を守っており、シスターニ師の発言もファルージャを明言したものではなく、抑えた調子になっている。
8割制圧とする米軍側発表とは裏腹に、レジスタンス側は反撃による米軍劣勢を主張している。戦闘現場の詳細が分からない以上、分析のしようもないが「米軍が化学兵器を使用したらしい」とするファルージャ医療関係者の証言も出てきた。これが事実なら捨て置けない。何よりその詳細が求められるところだ。以下、阿修羅掲示板より引用・・・
ファルージャ市街中心部において、足でレジスタンスの遺体調査をする米軍兵士
★ファルージャ救援に向かう医師と看護婦が米軍の攻撃で殉教
12日午前0時25分に届いた速報で、イスラム・メモのファルージャ通信は次のように報告した。
ファルージャの兄弟姉妹を助けてほしいというファルージャ総合病院の運営スタッフからの呼びかけに応じて、50人の医者と看護婦がサクラウィヤ近くに集まり待機した。11日午後、米侵略軍はファルージャに残忍な死と破壊をもたらし、病院を占拠して、近づく者を誰であれ撃つために、その屋上に狙撃兵を配置した。
イスラム・メモのファルージャ通信員は、医者と看護婦が市の近郊に到着し、米軍に制止されるのを避けて、ひそかにファルージャに潜入するため、彼らがそこで車を降りたことを確認した。
志願者がユーフラテス川の支流へと歩き、それを渡ってファルージャに入ろうとしたとき、米軍狙撃兵が彼らに発砲した。医者と看護婦17人が、川を渡っているところで射殺された。川幅は150〜170メートルあった。生き残った者はなおも川を渡って市内に入ったが、彼らの多くは程度の差こそあれ米軍の銃撃によって負傷していた。
レジスタンスが米軍の大規模な兵站拠点を爆破
現地時間午後11時40分に届いた速報で、イスラム・メモのファルージャ通信員は、11日夕、イラク・レジスタンス勢力がジャウラン地区の中心部にある製氷工場を爆破したと伝えてきた。そこには米侵略軍が車両を駐車し装備を蓄えていた。工場は5000平方メートルの敷地を持ち、装備を運搬するハンビーで占拠されていた。工場の回りはとても多くの戦車と戦闘車両がとり囲んでいた。
通信員は、イラク・レジスタンスは米侵略軍がこの工場を兵站拠点と司令部に使うだろうことを予測し、米軍の攻撃の前に地雷を敷設していた、と報告した。11日夜、レジスタンス勢力はワナを仕掛けたこの工場を迫撃砲で攻撃し、二次的な爆発による大規模な爆発を誘った。この速報を書いている時も、工場はまだ燃え続けている。爆発は5キロ離れたところでも目撃できるほどの大規模なものだった。
---イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2004/11/11 [イラク情勢ニュース]より【全文】
★米軍、ファッルージャで6千家屋と33モスクを完全破壊 有毒ガスで疎開者の帰還不能
12日付のクドゥス・プレス
特別な統計調査が伝えるところによると、米軍の軍事行動が開始されて以来ファッルージャでは6千軒の家屋と市内に120あるモスクのうち33棟が完全に跡形も無く破壊された。他にも4つの病院と1箇所の橋が破壊された。
一方、ファッルージャの医療関係者は、市内に投下された化学性・有毒ガスのため(避難している)ファッルージャの住民は、戦闘が終結しても1ヶ月間は帰還できないと断言した。
同関係者によると、「このような有毒ガスの作用で、市内の空気は汚染され、複数地区の樹木や農作物が炎上した。またいくつかの地区に進攻途中の米軍がガスマスクを着用しているのが目撃されたことで、米軍がこのようなガスを使用したことが裏付けられる」
---MLアラブの声より【全文】
1991年1月、サウジアラビア東部の燃料庫で防毒マスクをつけて待機する米軍兵士
【私的めもらんだむ】 10時
朝から冷たい雨が降っている。ここのところ比較的暖かかったが、ようやく冬が到来する兆しだ。それにしても11月中旬において蚊が飛び交うといった暖かさには驚く。日本列島は確実に亜熱帯気候の様相を示しつつある。この温暖化現象は何が原因なのか、今夜のNHKスペシャルの番組で何かその糸口が見つけられるかも・・・
これからベースの仕上げに入る。その前に猫たちに餌を与えねばならない。それを終えてからゆっくりしたい。例によって食事は後回しだ。空腹のときの方が体調が良い。
【視聴予定】 21時
00-55 NHKスペシャル 地球大進化▽人類絶滅の危機▽肉食VS 草食・脳巨大化競争▽言葉の力▽山崎努 ---NHK総合テレビ
母なる地球。私たちがそう呼んでいたこの星は、大変動を繰り返す“荒ぶる星”であることが分かってきました。
大変動のなかには、地球の海がまるごと蒸発した海洋蒸発事件や、海と陸のすべてが氷に閉ざされた全球凍結事変など、現在からは想像もできないスケールの大きい異変も含まれています。46億年という長い地球の歴史のなかでは、生命が絶滅の危機にさらされたことも幾度となくありました。地球とは、母なる星というよりも、厳しい父のような存在なのです。
ところが、そうした大変動こそが、原始の生命を私たち人類に進化させた原動力なのではないかという考えが最新の研究から浮かび上がってきています。
私たちの祖先が微生物から大型生物へ、水中生物から陸上生物へ、そして哺乳類、類人猿、ヒトへと進化してきた背景には、それぞれ地球環境の大変動という知られざるドラマが隠されているというわけです。
なぜ、私たちは手を持っているのか。
なぜ、子宮で子どもを育てるのか。
なぜ、私たちはいま、このように生きているのか……。
私たちのなかには、過去の大変動を乗り越えた祖先の苦闘の痕跡が進化の産物として残っているのです。
このシリーズは最新の映像技術を駆使して、過去の大変動を私たちの祖先がどう生き延びたか、時空を越える旅で探っていきます。その旅は同時に、私たちが「人間らしさ」を獲得していった過程を知る旅でもあります。
46億年のあいださまざまな環境変動に翻弄されながらも、死に絶えることなく(1集)、大きくなって(2集)、手を持ち(3集)、子供を慈しみ(4集)、世界を見通し(5集)、コミュニケーションを尊ぶ(6集)ようになっていった人間。その46億年の大紀行です。
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