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★米軍1万人がファルージャ包囲 大規模掃討作戦
【カイロ毎日支局】イラク中部ファルージャでは6日までに、1万人以上の駐留米軍の地上部隊が集結し、反米武装勢力の大規模掃討作戦に向けた地上部隊投入の態勢を整えた模様で、緊迫の度合いが強まっている。米軍機は6日午前、同市北東部を20回以上爆撃した。周辺には海兵隊と米軍戦車部隊が配置されている。
米CNNテレビなどによると、市内に残っていた住民は掃討作戦の開始を恐れ、市外に避難する動きが広まっている。既に8割近い住民が市外に逃れ、市中心部などでは多くの店が閉店しているという。
米軍の推計では、ファルージャには強硬派の反米武装勢力約1200人が立てこもり、このうち半数が外国人勢力。また、周辺都市に散らばる約2000人の武装勢力が強硬派を支援しているとみられる。
イラク暫定政府のアラウィ首相は訪問先のベルギーで報道陣に対し、ファルージャの平和的解決の可能性について「窓は閉じられている」と語り、交渉の余地がないことを示唆した。さらに首相は「我々は(武装勢力に)正気になってもらいたい。我々はファルージャに法の支配をもたらす」と述べた。
ファルージャには反米テロ組織の「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いるザルカウイ容疑者らが潜伏しているとみられている。このため、米国とイラク暫定政府は来年1月の議会選挙までに、ファルージャの反米武装勢力の一掃を目指している。 |
★ファルージャの祈りと涙:包囲されたファルージャより(2)
私の住む地区の周囲に爆弾が落ちる音を聞くと,いつも思います――今にも来る,殺されるかもしれない,と。
夜間が一番ひどいです。夜間は爆撃が最も激しいからです。大きな爆弾が近くのどこかに落ちると,その後で叫び声や嘆く声が聞こえてきます。とても変な感じがします。叫び声の合間に,ミサイルがもっとたくさん飛んでくる音がするんです。その時に思うんです――次は自分かもしれない,と。
爆撃の間に聞こえる音はほかにもあります。祈りの声です。あまりに恐ろしいので,大声を上げて祈るのです。ときどき,人が何か普通ではないことを言っているのも聞こえます――即興で作っているんです,自分だけのお祈りを。
道路封鎖
1ヶ月前に,市の北部にある前の家を出てきました。アメリカ軍があの地域を四六時中爆撃するようになったからです。
ここにいるのは男だけです。妻や子どもたちはファルージャから出て行っています――バグダードに送った者もいます。あるいは近場の,ここよりは平穏な地域に送りました。
家を出たい場合は,朝の7時からお昼の1時の間が最も安全です。アメリカ軍の攻撃がこの時間帯は一休みするのです。
ファルージャ中心部のスーク(市場)は朝からお昼までやっています。幸運なことに,まだ今のところ,食料は尽きていません。
けれどもいつまで持つことやら,わかりません――2日前,政府はファルージャから(東の)バグダードへの道と(西の)ラマディへの道を封鎖すると言っていました。
そうなったら,何を食べればいいのやら。
多くの人がファルージャを離れました。残っているのはだいたい男だけです。
今,イラクは生活することが困難な場所となっています。(仕事などの)機会はそんなに多くはありません。
私が見た病院は,人であふれていますが,物資も薬もまるでありません。電気も不安定で,病院の運営は難しいです。
毎日,10から18の新たな患者が運び込まれています。
怪我人は,たいした手当ては受けられないとわかっています。ただ,医者の側にいたくて病院に来るんです。医者が話しかけてくれるのを聞くために。
【Falluja, April 2004 - the bookより-全文】
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★米兵、重傷少年を射殺 「楽に」と主張、軍が調査
【ロサンゼルス5日共同】イラクに駐留する米軍の兵士がバグダッド北東部サドルシティーで今年8月、少年らの乗ったトラックを反米勢力と誤認して攻撃、その際に重傷を負った少年1人を射殺していたことが5日、明らかになった。米紙ロサンゼルス・タイムズが伝えた。
兵士らは「助かる見込みがないので楽にするためだった」と主張しているが、米軍は殺人罪の適用も念頭に調査に乗り出した。
同紙によると、サドルシティーを夜間パトロール中だった兵士らは、反米勢力が攻撃を準備中との情報を得て、少年らのトラックを発見、攻撃した。しかし乗っていたのは、日給5ドル(約500円)で夜間にゴミ集めをしていたほとんどが10代の少年10数人で、反米勢力とは無関係だった。 |
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楽にするため殺したって?
てめぇらが出てきゃそうなるんだよ!
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