|
|
★ガザで武装集団銃撃戦 議長昏睡、権力闘争に
【エルサレム5日共同】パリで入院中のアラファト・パレスチナ自治政府議長が昏睡(こんすい)状態に陥った4日から5日にかけ、ガザ地区では議長に近い組織と対立組織との間で銃撃戦が発生、7人が負傷し、早くも権力闘争が表面化した。パレスチナ筋が5日、明らかにした。
治安権限を譲り受けたクレイ首相は同日、ガザ地区に入り、イスラム原理主義組織ハマスなど各派と、混乱を阻止するための協議を開始する。クレイ首相や政治一般を担当するアッバス前首相ら後継体制確立を目指す指導部は正念場を迎えている。
自治政府筋によると、議長は依然、危篤状態で、生命維持装置をつけている。アッバス前首相らは後継体制が確立するまでは延命を図りたい意向とみられる。 |
|
 |
アラファト議長の危篤報道については早速「暗殺説」が飛交っている。一見、陰謀論者の戯言と思われがちだが、イスラエルは過去に何度もアラファト殺害を表明しており、事実、氏がイスラエルによって監禁状態に置かれたことは記憶に新しい。
|
|
★アラファト議長のきょうだい2人はがん=アラブ圏紙は「暗殺」の可能性に言及
【カイロ1日時事】1日付のサウジアラビア紙アルワタンは、パリで入院中のパレスチナ自治政府のアラファト議長(75)のきょうだい2人ががんに侵され、1人は1年前に死亡したと報じた。
同議長の病名は不明だが、同紙は「きょうだい2人ががんにかかったのは注目すべきことだ」としている。
それによれば、議長の兄弟であるファトヒ・アラファト氏は3年前、腸にがんがあるのが見つかり、一度、摘出手術を受けた。しかし、数日前に容体が急速に悪化し、現在、カイロで治療を受けているという。
これに関連し、カイロのパレスチナ当局者は時事通信に、「ファトヒ氏はがんであり、容体は現在、極めて深刻だ」と述べた。
アルワタン紙によれば、姉妹の1人は1年前、がんによりカイロの病院で死亡したとしている。
一方、1日付のアラブ圏紙アルハヤトによれば、議長の入院するパリの病院医師団は、議長の不調の原因を、血小板の急速な減少を招く何らかのウイルスに感染した可能性があるとみている。
また、医師団は「外来の何か」が「意図的に」議長にもたらされた疑いも視野に入れているとされ、同紙は慎重な表現ながら、議長の「暗殺」が試みられた可能性に言及している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000748-jij-int |
アラブ圏紙アルハヤトの「暗殺の可能性」は、15日前に起因している
と思われる。なぜなら、この時点でシャロンはアラファト暗殺を公然と仄めかしているからだ。
★イスラエル首相シャロンが、アラファト議長排除を表明
[エルサレム 20日 ロイター] イスラエルのシャロン首相は20日、アラファト・パレスチナ自治政府議長を権力の座から排除する決意をあらためて表明した。また、数カ月内に中東和平に向けた進展は可能との見方を示した。
シャロン首相は国会で行った演説で、米国主導の和平案「ロードマップ」の実行を強調。パレスチナが過激派一掃に次の手段をとるべきだとの考えを示した。
ヨルダン川西岸の分離フェンスについては、自爆攻撃を未然に防ぐために必要として、建設続行を表明した。
演説にはこれといって新しい提案はなく、パレスチナと国内左派が和平進展を妨げているとの見方を再度明らかにした。アラファト議長排除を再確認することにより、国内右派の批判をかわす意図があると見られている。
(ロイター) |
そして、その一週間後にシャロンは前言を翻すように「アラファト暗殺の計画はない」と慌てて弁明するのだ。
★イスラエル、アラファト議長殺害は計画せず=シャロン首相 (ロイター
[エルサレム 27日 ロイター] イスラエルのシャロン首相は、パレスチナ自治政府のアラファト議長を殺害する計画はないことを初めて公式の場で明らかにした。
同首相は、当地を訪問中の欧州議会議員らに、「アラファト議長の戦略は、テロ戦略であるから、大半が民間人である数百、数千人の死に対して同議長は責任を負うが、同議長を殺害する計画はない」と語った。(ロイター) |
|
|