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【トピック】
青瓦台事件「金総書記が謝罪」 韓国・ハンナラ党代表

 韓国の最大野党ハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)代表は26日、ソウル市内で日本人記者団と会見し、朴代表が02年5月に訪朝した際、金正日(キム・ジョンイル)総書記が68年1月に起きた「青瓦台事件」について謝罪し、関係者を処罰したと述べていたことを明らかにした。
 青瓦台事件は、68年1月に北朝鮮の武装スパイが大統領官邸付近まで侵入して銃撃戦を展開した事件。朴代表は当時の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の娘。会見で朴代表は金総書記が「『大変悪いことをした』という話をしながら、『事件を犯した人びとは罪を問われ、処罰された』と話をした」と述べた。

●朴槿恵代表、朴元大統領追悼式に出席

 ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)代表は26日、ソウル・銅雀(トンジャク)洞の国立墓地で開かれる朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の25周忌追悼式に出席する。
 朴代表はハンナラ党代表就任後初めて開かれるこの日の追悼式で、遺族代表としてあいさつする予定。
 民族中興会の主管で行われる追悼式には金鍾泌(キム・ジョンピル)前自民連総裁をはじめ、南悳祐(ナム・ドクウ)元首相、閔寛植(ミン・グァンシク)元国会副議長らが出席する予定。

韓国
朴槿恵
朴正熙

映画「シルミド/SILMIDO」
 「シルミド684部隊」は、北朝鮮による、1968年の韓国大統領暗殺未遂事件(青瓦台事件)の報復の為に結成された集団。シルミドの訓練兵には、死刑囚のような犯罪者以外にも、韓国内で拉致された一般民間人もいた。「シルミド684部隊」は1971年、南北朝鮮の対話ムードが高まることで無用の長物となった悲劇の部隊だが、その後も南北間の緊張は続いている。(「拉致問題とシルミド」より)

1968年 青瓦台襲撃事件(1.21事態)発生
北朝鮮人民軍特殊部隊31名が青瓦台(韓国大統領府)付近にまで侵入。韓国警官隊と銃撃戦を展開したという軍事停戦以来最大の武装ゲリラ事件。北朝鮮人民軍側の27名が射殺され、3名が逃亡、1名を逮捕。韓国側の死者68名、負傷者66名。
1968年 4月 「684部隊」創設。31名の訓練兵が、実尾島(シルミド)に集められる。
1969年 4月15日 北朝鮮、アメリカのEC121型偵察機を、領空侵犯の名目で撃墜。南北緊張が高まる。
1970年 2月 ニクソン・ドクトリン発表。アジアの緊張緩和の方向性が示される。
1971年 4月 大統領選挙実施、パク・チョンヒが再選されるも、野党・新民党のキム・デジュン(金大中)候補が大善戦、南北融和のムードが高まる。
1971年 8月15日 北朝鮮外相、平和統一に関する8項目を提案。
1971年 8月20日 南北赤十字連絡委員会が、板門店で初の対面。離散家族問題に
ついて話し合う。
1971年 8月23日

午前6時 24人の訓練兵がシルミドから逃亡する。
午前6時15分 シルミドと空軍司令部との通信機関が閉鎖される。通信機関に詰めていた24人中わずか6人の兵士が生き延びる。
午後12時15分 逃亡訓練兵、インチョン・ドッペブリ海岸に上陸。
午後12時53分 逃亡訓練兵、最初のバスを奪取し、ソウルへ向かう。インチョン・ソン島駅三叉路にて、待機中の陸軍兵24人と小戦闘。2人が重傷を負う
午後1時10分 インチョン・オンリョン峠で、1回目の激しい戦闘。
午後1時20分 インチョン・チュアン交差点とカンソク洞峠の間で、2台目の
バスを奪取。
午後1時30分 インチョン・ソサ三叉路で、警察官1名を射殺。
午後1時38分 インチョン・シニャンチョン検問所で、警察官1名を射殺。
午後2時15分 バスがソウルに侵入。バスの運転手は、ヨンドンポ区ムルレ洞
で脱出。
午後2時25分 ソウル・テバン洞ユハン洋行前で、最後の戦闘。
事件当時のバス乗客たちの証言では「最初の銃弾は、確かにバスの外から撃ち込まれた」逃亡訓練兵、一部が手榴弾を爆発させ、自殺を試みる。4人、生き残る。
1971年 8月25日 チョン・ネヒョク国防長官が更迭される。
1972年 3月10日 4人の生存訓練兵の死刑執行。
1972年 7月4日 南北共同声明発表。北朝鮮と韓国の代表が平和への合意と隠密の軍事行動によって交戦状態を刺激しない誓約に署名した。

【私的めもらんだむ】
7時
 今朝はかなり冷え込んだ。気温6℃、今度の冬も毛布だけで乗り切るつもり。在宅ホームレスと云われる所以でもある。それに灯油も上がるだろうから、むろんストーブは使わない(使えない?)。猫族たちにもそろそろ防寒対策をしてあげよう。やはり毛布がいいだろう。しかし、彼らは空腹のためか、その毛布を食べては穴だらけにしてしまう。餌はちゃんと与えているのだが・・・毛布も新たに買わなければならない。そんな余分なカネは無し、段ボール箱で我慢してもらうか。その中には私も入っていたりして・・・

【視聴予定】
20時
00-45 クローズアップ現代 ”アメリカはどこへ”大統領選・イラク戦争を問う市民▽激戦州から最新報告 NHK総合テレビ
〜直前報告 米大統領選〜

ブッシュ、ケリー両候補が激しい接戦を繰り広げるアメリカ大統領選挙は、いよいよ来週に投票日を迎える。イラク戦争を経た世界の行方を左右するだけに、世界からの注目が集まるが、最大の争点もイラク戦争への対処だ。今回の選挙、既存のメディアはもとより、これまで政治を扱ってこなかった映画、広告、音楽など様々なメディアも選挙への関心を高め、これに饗応するようにインターネット上での市民たちの議論も盛んになっている。
イラク戦争にどう対処すべきなのか。国論が分れる中で、市民たち、そして撤退を余儀なくされたあのベトナム戦争を体験した退役軍人達たちは何を思うのか。また、両候補の支持が完全に拮抗しているスウィング・ステーツ(揺れる州)と呼ばれる激戦区フロリダとオハイオの二州の様相は? フロリダ州は2000年の選挙で大量の無効票が出たり、黒人の一部が投票できないなど混乱した地。前回、僅か500票差余りでブッシュ氏勝利となった因縁の地は今回も大接戦で様々グループが投票を呼びかける運動を展開している。一票の重みがいわば"一番重い"フロリダの現状。そして失業問題が深刻化、貧富の差が広がるオハイオ州も支持が鮮明に二分化されている。
番組は、イラク戦争への視点、最激戦州からのルポを通し、分断が先鋭化されているアメリカの深層を見ていく。
(NO.1986)

中継出演(NY) : デイビット・ハルバースタムさん
         (ジャーナリスト・作家)
  : 藤澤 秀敏
         (NHKアメリカ総局長)

George W. Bush
John Kerry



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