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★「悪の帝国」ニカラグアの場合

 ニカラグアでは79年7月サンディニスタが長期にわたる武力闘争の末、ソモサ一族の独裁に終止符を打ち、首都マナグアで権力を握った。彼らは農地改革をはじめとする大胆な社会改革プログラムを打ち出した。基本的自由が尊重され、野党が認められた。国を貧困と低開発から救い出す可能性が開かれた。しかし、米国の政権はこれを頑として認めようとはしなかった。米国にとって、同盟政権のひとつがこうして崩れたことは、中米の「裏庭」に共産主義とソ連が進出することを意味していた。

 そこでCIAは、かつてのソモサの国家警備隊員に武器を与えた。この「自由の戦士」たちは、ホンジュラスを拠点にして、総力戦を開始した。政権に対するテロ行為もためらわなかった。米政府はその一方で、中米に生まれた全体主義の脅威に対して世論と同盟諸国に喚起をうながそうとした。サンディニスタに対してはキューバと、それには及ばないもののソ連が、援助を強化した。ニカラグアは東西対決の狭間にはまり込んでいた。米国から絶え間なく圧力を受け、経済制裁によって国が貧窮した果てに、とうとう90年2月25日の選挙でサンディニスタは敗北するに至る。すると米政府は手の平を返したようにニカラグアへの関心を失い、子飼いにしていた者たちを見放した。ニカラグアは、貧困の淵に沈んだ。しかし二度と「共産主義国」になることはなかった。
【情報源】千年戦争 アラン・グレシュ(Alain Gresh)ル・モンド・ディプロ-阿修羅掲示板より

○かねてより私は、テロ・ネットワークの雛型は南米にあるのではないか?と睨んできた。サンディニスタを包囲するコントラの背後にはCIAならびにアメリカ政府が控えていたことはむろんだが、それ以上に全世界に彼らを支援する勢力が存在していた。台湾と韓国両国は、毎月5万ドルもの資金をコントラに流していたが、そのことは両国政府の暗黙の了解の元で行われてきた。そして韓国には或るカルト集団が暗躍、重要な役割を担っていた。そのことを世界のマスメディアは一切公表しなかった。実はこれら一連の暗躍には我が国の防衛庁も一役かっていることも含めて、テロ・ネットワークの真の正体が浮き彫りになってくるのだ。ブッシュの名指しするテロ組織とは別の、本来のテロ・ネットワーク組織とは名指しする側にあることを、それは証明してしまう。

ニカラグア

【私的めもらんだむ】
▼8時
 依然としてFTPサーバが使えず、ためにファイルのアップロードが出来ない。おそらく週明けの今日あたり、復旧させるとは思うが・・・当方としては様子をみるしかない。その間、「新じねん」の設定当時をいろいろ振り返っていた。紆余曲折の果て、結果的にこういう形になってはいるが・・・「おーるどきゅめんと」時代にまで遡れば、一応、草分け的存在ではあるのだろう。「初心忘れるべからず」で、あの頃の活気を思い返している。


【視聴予定】
19時
30 クローズアップ現代 空前の原油高騰・一体何が?
過去最高水準で推移する原油価格。大型ハリケーンの影響もあってニューヨークの先物市場で1バレル50ドルに迫っているのをはじめ、ロンドン市場でも取り引き開始以来の最高値を更新した。
9月15日のOPEC総会では、1日百万バレルの増産が決まったが、高騰を抑えることはできなかった。今回の空前の原油高騰は、OPECの供給余力が限界にきている事に加え、中国等で原油の需要が急増した事や、ヘッジファンド資金の大量流入が背景にあるとされる。日本経済においても、今月から更にガソリンの値段も上がり、燃料や原材料価格への影響が出始めている。 
原油高騰の背景と日本経済への影響を明らかにし、今後の対応策を探っていく。
(NO.1973)

スタジオゲスト: 柴田 明夫さん
  (丸紅経済研究所 副社長)
スタジオ出演: 兼清 慎一
  (フランクフルト支局 記者)



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