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太陽系惑星の大きさ比較
【私的めもらんだむ】
▼10時
○日頃は殆ど自覚すらしてない太陽系、その中の地球。他の惑星と比較して何とチッポケで、美しい星であることか・・・その小さな宝石のような地球に、さらにチッポケな自分の存在・・・
今回発見されたばかりの3つの惑星は、いずれも海王星ぐらいの大きさだというから、地球よりは遥かに大きい。「グリーゼ436」を回る惑星までは30光年、光の速度の宇宙船で到着するまでは30年もかかる。そして「かに座55番星」にあるという惑星は41年間、「祭壇座ミュー星」までは50年間も宇宙旅行を続けなければならない。でも、時空を超えた心の宇宙船では一瞬にして到達できる。そんな夢を見ていたい。
【視聴予定】
21時
15-00 プロジェクトX「中尊寺金色堂大修理平安の謎に挑む」 衝撃ミイラ▽金と黒の世界国宝が NHK総合
みちのく岩手・平泉。そこに奥州の最高芸術がある。建物全体が光り輝く「中尊寺金色堂」である。800年前、栄華を誇った藤原清衡が、奥州の平和を願い極楽浄土の世界を作り出した。その中には、藤原三代の遺体が眠っている。
しかし、今から半世紀前、金色堂はボロボロだった。極楽浄土の鍵、漆やらでんの装飾ははげ落ち、金ぱくはほとんどが薄れていた。
戦後間もなく、金色堂の哀れな姿を最も憂う男がいた。代々、寺を守る家の僧侶の佐々木実高。奥州の人々が藤原三代に懸ける気持ちをよくわかっていた。中尊寺は、藤原氏滅亡後も、寺の20人の僧侶と寺が持つ田畑60haを耕す小作農家によって守られてきた。その中心に佐々木がいたのである。だが、戦後、中尊寺を取り巻く状況は一変した。農地改革により、寺を守る村落共同体は崩壊。寺は極貧となり、僧侶は次々に山を下り、アルバイトでの生活を余儀なくされた。
「このままでは、奥州の宝は駄目になる」。佐々木はとんでもない手に出た。金色堂に眠る藤原三代の遺体の公開調査を決行。ミイラとなっていた遺体を披露し世の注目を集めた。まもなく、文部省は学者や寺の佐々木、全国の凄腕職人たち50人のプロジェクト作った。
しかし、昭和38年に始まった解体修理。そこに、800年前、平安時代の職人たちが使った漆と金ぱくの技の謎が立ちはだかった。漆の色は、現代のモノと違い光を吸い込むような真っ黒。しかも、塗り方も途方もなく分厚い。金ぱくも青みがかり渋く重たい色だった。
「技法の謎がわからなければ修理を諦めるしかない」。メンバーが諦めかけたその時、プロジェクトは途方も無い作戦に出る。何と、損傷が激しい部材をあえて切り刻み、その分析で謎を解明。800年前と同じ金色堂の復元に挑んだのである。文化財にメスを入れる事など、通常は許されない行為。だがプロジェクトは、奥州にとっての魂の源、藤原三代が眠る金色堂の完全復活を掲げたのだった。
番組は、中尊寺金色堂の修理に挑んだ人々を取材。東北の誇りをよみがえらせるため人生を懸けて闘った人々の厚き思いを伝える。
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