【私的めもらんだむ】
▼2時
今年生まれた一番小さな白猫が痙攣している。どうやら朝まで看病することになりそうだ。一匹でも死んでほしくない。
▼10時
今日、目覚めたのが9時、傍らの子猫は生きていた。やっと餌を食べてくれたことを確認後、いつしか眠ってしまったらしい。元気はないものの、今、他の猫族に混じって寝入っている。もう大丈夫だろう。原因はコオロギを食べたこと、らしい。母猫ミッコが獲ってきたコオロギを、子猫が食べたのを目撃している。その証拠にミッコとその子猫だけが吐いていた。ために比較的弱い子猫だけが危篤に陥ったというわけだ。おかげで私は寝過ごしたものの、とりあえず良かったと・・・猫族たち全員に餌を与え終えた今に安心している。
人間社会は相変わらず憎悪連鎖の範疇を脱することなく、インドネシアでも大規模な爆破テロが勃発した。人の手首が降ってきたとの目撃者、隣接するビル群の窓ガラスは全て割れるという地獄絵図が現出している。人々はそれらの惨状を茶の間のテレビで見ながら、自分が被害にあう事のない比較保身感情のうちに胸を撫で下ろしている。そう、彼らにとっては向こうの世界のこと、全ては対岸の火事なのだ。数年前の知人の言葉がよみがえる。ドカン!と核ミサイルでも落ちればいいんだ・・・日頃の苛立ちゆえか、冗談ともつかぬ言葉に思わず反応してしまいそうだった、自分の心に恐怖したあの日・・・神に祈るまでもない自然の中で、生きることだけに生きている猫族の日常において、生物としての人間の生き方を模索している。
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▼12時
神浦氏が東南アジアでは比較的簡単に爆薬が手に入るとのコメントを書いている。
★神浦・最新情報コメントより
ジャカルタ爆弾テロ JIの関与 濃厚 アルカイダ資金提供か
東南アジアではC4(軍用の高性能爆薬)を入手するのは、闇で銃器(軍用を含む)を入手するのと同じくらい簡単である。軍の幹部に100ドル程度渡すと、使用目的を聞かないでC4を2〜3キロぐらいは持ってくる。これを200グラム程度に分け、短い導火線と信管ををつけて、海中に投げ込み、爆発で浮かび上がってくる魚を採るのだ。ある島のホテルではそうしてシーフード・バーベキューを客に食べさせていた。
今回の自動車爆弾ではC4だと100キロから300キロ程度が使われたと推測できる。いつも言うが、テロは絶対に防げないと考えなくてはいけない。先制攻撃ならテロを防げると思うのは、大きな思い上がりでしかない。そのことを証明しているのがイラクであり、泥沼にはまったチェチェン紛争なのである。
ここにきて明確になったのは、テロを防ぐためには2つの選択肢しかないことだ。
そのひとつは軍事や警察力で、徹底した捜査と先制攻撃でテロ組織を押しつぶすことである。
もうひとつはテロの温床となっている貧困や抑圧や教育や医療を改善し、テロの予備軍となる階層の人に希望を与えることである。
このふたつ以外の方法は、二つを足したり重ねたりの妥協物か、数歩下がってテロ勢力に融合したものでしかない。言うまでもないが、ブッシュ大統領やプーチン大統領は攻撃論の信奉者である。しかし日本人の多くは後者の社会を変革させてテロの温床を断つ方法を支持すると思う。
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▼15時
ジャカルタの豪州大使館前爆破事件のため、ブルネイ皇太子の結婚式で外遊中のメガワティ大統領も急遽帰国せざるを得なかったのだが・・・昨日9日は明暗のコントラストが際立つ日でもあった。
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ブルネイの皇太子結婚式で、インドネシアの
メガワティ大統領夫妻と談笑する日本の皇太子 |
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★ブルネイ皇太子、女子高校生と9日結婚 市内祝賀ムード
ブルネイのボルキア国王の長男、ビラ皇太子( Al-Muhtadee Billah 30)が9日、民間出身の高校生サラ・ペンギラン・サレーさん(Sarah Pengiran
Salleh 17)と結婚する。王室ロマンスを祝おうと、市内各所には新カップルの写真が飾られ、祝賀ムードに包まれている。
サラさんは、公務員の父とスイス人の母の間に生まれ、2人の兄がいる。父は王族の一員であることを示す称号を持つが、同じような称号を持つ人が大勢いるため、一般には民間人と見なされている。サラさんも共学の進学校に通う普通の高校生で、バスケットボール部の主将だった。「将来は海洋生物学者になりたい」と話していたという。結婚で高校生活は中断するが、何らかの方法で学業は続ける。
2人のなれそめについて、詳細は明らかにされていない。国民の間では昨年10月に「皇太子がサラさんの通う学校を視察した際に見初めた」とうわさされている。
同国の王族の結婚は、伝統的に血縁関係の濃い親族の間での見合い結婚に限られていた。しかし、ここ数年はその伝統も変わりつつある。今年初めに国王のおいが結婚した相手もサラさんと同じ高校に通う女子高校生だった。
サラさんの同級生のラビアトさん(17)は「20年前ならこの結婚は許されなかった。社会がよりオープンになった」と話す。
マレーシアでは02年にスルタン(州王)の王子がシンガポール出身の客室乗務員と結婚。ブルネイの王室でもボルキア国王(ハサナル・ボルキア国王-第29代スルタン)の弟(モハメッド・ボルキア殿下)がマレーシア出身の歌手と結婚した例があり、民間とのロマンスはアジアでも浸透しつつあるようだ。
●ブルネイ・ダルサラーム国(Brunei Darussalam)-外務省
国王は宗教上の権威であるとともに、独立以来国政全般を掌握(現在も国王が首相、国防相及び蔵相を兼任)。石油と天然ガス産出により経済水準も高く、社会福祉も充実しており、内政は非常に安定している。「マレー主義、イスラム国教、王政擁護」を国是とする。
何より税金が一切かからない国という羨ましいお国柄、を是非とも付け加えねばならないだろう。そのへん意図的に抜いているとしか思えぬ日本外務省・公式ホームページのこと、税金泥棒ニッポンにおいてはきっと後ろめたいのだろう。
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