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突入…銃撃戦、死者150人超す ロシア学校占拠
ロシア南部の北オセチア共和国で起きたチェチェン独立を求める武装集団による学校占拠事件で、ロシア特殊部隊は3日午後(日本時間同日夕)、学校内に突入、銃撃戦になった。人質になっていた児童・生徒と近隣住民ら560人以上が負傷して病院に運ばれた。現地の治安当局は人質の死者について「150人をかなり上回る」と述べた。武装集団のうち20人以上が銃撃戦で死亡したが、まだ主犯らが子供を人質に地下室に立てこもり、抵抗を続けている。さらに別のメンバーは逃走、ロシア治安当局が行方を追っている。最近ロシア国内ではテロ事件が続いているうえ、今回は多数の子供が犠牲になったとあって、プーチン政権に批判が集まることは避けられそうにない。
1日午前、ベスラン第1学校で起きた今回の事件は、襲撃から約50時間後に、大きく事態が動いた。アンドレーエフ連邦保安局(FSB)北オセチア局長は3日夕、死者が150人を大きく超えるとの見通しを示した。また、400人以上を救出したことを確認した。3日夕現在も、数人の武装グループが引き続き子供を人質にとり、抵抗を続けているという。
イタル・タス通信によると、現地入りしたプーチン大統領のアスラハノフ顧問は「(もともとの)人質は1200人で、70%が子供だ」と語った。
【詳細】
●戦争:人々の欲望の最悪の成り行き
読者は、この戦争がいくつかの複合した原因で成り立っていることに気が付くはずだ。まず、ロシア政府・軍部による侵略という原因。「掃討作戦」とは、チェチェン市民からの財産の略奪の別名だ。これは、主に下級兵士たちの取り分になる。そしてチェチェン人を誘拐して身代金を取る作業は、将校たちの稼ぎになる。
掃討作戦の途中で、チェチェン女性が強姦・殺害されることもあるが、運の悪い戦車隊のブダーノフ大佐のような人物でもなければ、裁判にかけられることもない。女性たちの運が悪いのではない。それはほとんど必然的な災
厄で、加害者が訴追されるほうが例外なのだ。
抵抗を続けるチェチェンの独立派はどうか。国民と国際世論に活発に訴えるよりも、地下に追われて沈黙することを選ぶようになってしまった大統領マスハドフ。金(とおそらく特殊な名誉欲)のためにどんなことでもする野戦司令官バサーエフ、そして、中東からの資金を取り次ぐことで最後まで彼を支えたハッターブ。親ロシア派の政治家や役人にいたっては、汚職と石油売買の利権争いに忙しく、「ロシア人よりひどい。すべてを知っていて、何もしない」そう市民の一人は吐露する。
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犠牲となった
子どもたち
【私的めもらんだむ】
▼9時
昨日は文字通り、地べたを這うようにして作業をした。最終的に大方の修復は終えたが、今日はさらに細かいチェックと部分修復に移る。
思うように動けない、というのは想像以上に辛いものだ。動くたびに痛む足は、生きることへの絶望感に繋がる。これも試練だと我慢して動いているが、一進一退を繰り返す症状に疲れ果てている、というのが正直なところだ。
★アンナ・ポリトコフスカヤ服毒か、アンドレイ・バビツキーはモスクワで拘束
ベスラン事件に関連してロシア当局は、はっきりと個々のジャーナリストにターゲットを絞った報道規制、報道妨害に乗り出した。
占拠武装グループに交渉人として指名されたレオニード・ロシャーリ医師に同行しようとしたノーバヤ・ガゼータ紙の評論員アンナ・ポリトコフスカヤさんは、機への搭乗を拒否され、別便で飛ぶことも拒否された。このあと、ロストフ・ナ・ドヌー行きの便のパイロットがポリトコフスカヤを認め、機長権限で彼女を機に乗せた。ところが、彼女はロストフに到着直後、急に体調を崩し意識不明となった。彼女はロストフ中央病院救急センターに収容されているが、同院の診断では服毒による急性中毒と、ラジオ局「ロストフのこだま」は報じている。
ノーバヤ・ガゼータ紙は、(放射性タリウムによって毒殺された同紙スタッフ)ユーリー・シチェコーチヒン氏の例があるので、計画的に毒を盛られた可能性もあるとして、編集長ドミトリー・ムラートフ氏が、ロストフに急行した。ポリトコフスカヤさんは重態であるという。彼女は前日より食事を全く摂っておらず、ロストフ行き機内で出されたお茶しか飲んでいないからだ。
また、同日、北コーカサス、ミネラリナヤボダーへ向かおうとしたラジオ・リバティーの特派員アンドレイ・バビツキー氏はモスクワ・ブヌーコボ空港で、妨害を受けて出発できなかった。彼は爆発物保持の嫌疑をかけられたのだという。ここでは、不審物を持たぬ事が証明されて、放免されたのだが、警察を出ると、二人の若者が近づき彼に因縁を付け始めた。
すると直ちに二人の警察官(民警)が現れて、バビツキーを含む3名を拘束し、傷害事件であると宣言し、全く怪我をしていない彼を長時間署内に止め置き、出発を不可能にした。
【詳細】
★アンナが危ない!!
Анна Политковская
アンナ・ポリトコフスカヤ情報
アンナ・
ポリトコフスカヤ▼13時
★チェチェン分離独立派の代表者が、テロリスト攻撃の裏に“プーチンを大統領に仕立て上げた第三の勢力”がいると指摘
チェチェン分離独立派指導者アスラン・マスハドフの特派使節であるアハメド・ザカーイェフが、過去2週間に連続して起きた全てのテロリスト攻撃の背後には「ヴラヂーミル・プーティンをロシア大統領に据えた第三の勢力」がいると指摘した。ザカーイェフ氏は「イチケリア・チェチェン共和国のアスラン・マスハドフ大統領が指導するチェチェン抵抗勢力は、北オッセティアの人質事件には全く関与していない」と語った。これまでのところ「イスラムブリ・ブリゲイヅ(=イスラム旅団)」という武装ムスリム集団が、2機の旅客機の墜落とモスクワの爆破事件の両方を実行したと宣言を出している。だが「イスラムブリ・ブリゲイヅ」なる集団が果たして実在しているかどうかについても、また、その集団が出したとされる犯行宣言が本物なのかどうかについても、まだ確認がとれていない。
【詳細】-阿修羅戦争掲示板より
アハメド・
ザカーイェフ
【視聴予定】
21時
00-22:15 NHKスペシャル「子どもが見えない(01)大人の知らない世界」 少女が見せる別の顔▽15歳殺意の軌跡▽ヤンキー先生ほえる▽涙と笑いの教室 NHK総合
長崎の小学校で起きた同級生殺害事件や東京での男児突き落とし事件など、子供による衝撃的な事件が起きている。子供たちにいったい何が起きているのか。見えない子供の世界を探り、彼らにどう向き合えばいいのかを二日連続で考える。 ネットの中で普段と異なる表情を見せる子供たち。ネットが学校や家庭のストレスから逃れる場所になっているという。友達に必死に自分を合わせ、友人関係を維持することにエネルギーを注ぐ子供たち。非行歴もないのに突然、凶悪事件を起こしてしまう子供たちの姿と心に迫り、何が彼らを変えたかを分析する。
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