<対イラク攻撃>「すでに臨戦態勢にある」 米・中東軍司令官
ラムズフェルド米国防長官とフランクス中東軍司令官は5日、ブッシュ大統領と対イラク攻撃の最終的な作戦計画を協議した。攻撃を開始した場合の指揮を執るフランクス司令官は記者会見で「大統領が決断すれば、軍事行動の準備はできている」と語り、すでに臨戦態勢にあるとの認識を示した。(毎日新聞)
英軍兵士、3月17日のイラク開戦に備えるよう命じられる=英大衆紙
[ロンドン 6日 ロイター] 英デーリー・エクスプレス紙は、ペルシャ湾岸地域に駐留している英国軍兵士が、3月17日の対イラク攻撃開始に備えて、準備体制を整えるよう命じられている、と報じた。同紙が、複数の英議会関係者の話として報じたところによると、クウェート駐留の英国軍将校は、3月17日のイラク侵攻開始に備えるよう命じられている。また、3月13日からは、大規模かつ電撃的な空爆作戦が計画されているという。国防省報道官は、この報道に関するコメントを控えている。(ロイター)
イラク情勢がきな臭くなってきた。大規模な空爆が計画されているという13日(金曜日)といえば一週間後だ。その4日後の17日(月曜日)にはイラクへの侵攻開始ということになる。すでに米軍だけで30万人を超える兵力がイラク周辺に結集しているから、総力をあげての侵攻となれば大変なことだ。急遽、イラク動向地図(全画面)を作成したが、随時更新していきたい。イギリスでは中学生が授業をボイコットして反戦デモを行う騒ぎになっているらしい。戦争行使を支持する大人どもよ、恥ずかしくないのか?!ここでは若者たちの純粋な心が一際輝いている。
イラク攻撃に反対し中学生ら授業放棄 英各都市で
【ロンドン岸本卓也】英国の各都市で5日、イラク攻撃に反対する中学生ら10代前半の若者たちが授業を放棄して街頭デモを行った。全国で数千人が参加したとみられている。ロンドンでは数百人がブレア首相の公邸に押しかけた。少年たちが公邸の門をよじ登ろうとしたため警官が出動する騒ぎとなった。デモに参加したのは13歳から16歳の中学生がほとんどで、Eメールなどで連絡を取り合ったという。首相公邸前に集まった若者たちは「石油のための戦争はやめろ」「選挙権が持てる大人になったらブレアなんかに投票しないぞ」などと叫んで気勢を上げた。英国では国連の承認なしのイラク攻撃に国民の7割以上が反対し、先月15日にはロンドンで100万人規模の反戦デモが行われるなど、ブレア首相は苦しい立場に追い込まれている。
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