25日の日誌で、スタンレー・ホーの父親がサッスーン(Sassoon)商会で買弁をしていたことを書いたが、日誌で何度か触れてきたとおり、サッスーン家とロスチャイルド家は直系の同族である。アヘン王ディヴィット・サッスーン(David
Sassoon)の孫エドワード(Edward Sassoon)が、伝説ロスチャイルド五人兄弟のうちのフランス担当ジェームズ・ロスチャイルド(James
Rothschild)の姪Aline Rothschildと結ばれているのだ。そしてホーの祖父と大叔父が「ジャーディン・マセソン商会」の大番頭ならば、その一族Bourke家から派生したマドラスとインドの二人の提督もロスチャイルド家ロンドンの金融王ネイサン(Nathan
Rothschild)の遠縁という同族であった。ここにロスチャイルド家=サッスーン商会=ジャーディン・マセソン商会という相関図が形成される。ホーの一族は代々それらロスチャイルド家が統括する会社の番頭をしていたことになる。これを偶然とするには無理があることは云うまでもない。スタンレー・ホーの莫大な資産も、こうした背景があったればこその成功報酬であった。何より、犯罪記録を抹消し告発や起訴に至らぬまでの心遣いは、背後の巨大な権力を想定せずしては考えにくいことであろう。
どうも血圧が高くなっているようで、後頭部にもやもやした感覚がある。こんなときは170ぐらいの高血圧になっている。それを放っておくと鼻血が出る。洗顔時に洗面器を真っ赤に染めたこともあった。むろん思考能力も落ちる。今日は何度も本を前にしながら、閉じることを繰り返している。活字が生きものとして頭に入らない、活字はあくまで印刷物に刻印された活字として、横たわっているだけ・・・普通なら30分もあれば本の中に没頭できるのだが、今日はそれができない。いつもなら仮眠すれば本を読む気も出てくるのだが、今回は頭のもやもやが消えない。最悪だ。というわけで一旦休むことにした。
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