また猫族たちが外泊している。外泊するのはクロ猫一家で、今朝確認したところ、やはり例の椿屋敷の裏に巣食っていた。椿屋敷は私が勝手にそう呼んでいる広大なお屋敷のことで、周囲が椿の生垣で囲ってあることに所以する。フェンスで囲まれた椿屋敷は身を守るに最適で、それゆえ安全地帯でもある。猫たちも貧富の差が分かるらしいのだ。
朝の肌寒さに昼の残暑は温度差3度ぐらいはあるだろうか。暑さで寝苦しいと薄着をしていると、夜明け近くには肌寒くなって掛け布団を引き寄せることになる。体調を崩すのもこんな時だ。昨夜の地球号は「温暖化(04)崩れゆく生態系」がテーマだったが、北極での温暖化は予想以上に深刻化しているとのことだった。確かに年々暖かくなってきているという実感はする。どうやら人類は引き返せないところまで環境を破壊してしまったようである。それも地球的規模で・・・この地球的規模という言葉に絶望的な響きを感じるのは私だけだろうか。
先月末には「東電が原発トラブル隠し 福島、柏崎刈羽で29件」というニュースが伝えられ、会長の引責辞任まで発展しそうな勢いになってきた。こうしたトラブル隠しは福島原発銀座の地元でも密かに囁かれてきたことだが、もっと信じ難い噂も飛び交っている。未確認情報ということで、ここに書くことは出来ないが、今それを発表したら大問題になるだろう。
「あぜんとしましたね。なぜこんなことになってしまうのか。十数年間不正を積み重ねてきたということか」。双葉町の岩本忠夫町長は、驚きと憤りをあらわにした。(毎日新聞)
唖然とするのはこっちの方である。白々しいというか、原発推進派として最も東電と深い関わりをもっていた岩本町長が、全く知らなかったとは片腹痛い。この町長、元々旧社会党の原発反対派リーダーとして活躍してきた人物で、ある時期を境に豹変した寝返り町長だったのである。このことは地元でも知らない者はいない有名人で、反原発派から「変節男」と呼ばれてニヤニヤしている御仁なのだ。東電社長も県に来る際には必ず岩本町長を訪れるほどである。もっとも、岩本町長がトラブル隠しを知らなかったとしても不思議はないかも知れない。原発の内部がどうなっているかも関心はないはずで、彼にとっては利権のおこぼれしか眼中にはあるまい。
【視聴予定】
20:00-20:45 NHK総合 地球・ふしぎ大自然
人の漁を手伝うイルカ▽ブラジルの海▽200年伝わる技▽奮闘する子イルカ |