昨夜からの猛暑が熱帯夜となって、深夜でも室内気温が30度から下がらない。天気予報では来週あたりから涼しくなるだろうとのこと、涼しくなったら例の幽境の谷間に行こうと思っている。
最近のニュースで驚かされたのは <ジェニン>国連が報告書、「虐殺疑惑」を証明できず という記事である。当初、国連は調査団をジェニンに派遣したが、ここでイスラエル軍に拒否されている。この時点で調査が行われていれば「虐殺が証明できない」などということにはならなかったはずだ。なぜイスラエルは調査団によるジェニンへの立ち入りを拒んだのか?真っ先に考えられるのは「イスラエル軍の証拠隠滅」であり、それが至極当然な考えであろう。イスラエル平和運動家ウリ・アブネリ氏は言う。
シャロンが意図したのは、パレスチナ国民と彼らの行政組織と指導部とを、ひとおもいにすべてぶち壊し、屑と破片と、人間だったものの残骸だけにしてしまい、あとはどこにでも捨ててしまえるようにすることでした。 イスラエル軍(IDF)は数十の「爆発物工房」を今回の侵攻作戦で発見したと得意になっていますが、イスラエルのどこの店でも購入できる程度の原材料の入った袋にすぎません。そんなものはじきに数百も出来てしまうことでしょう。
何十人もの人々があちこちの路上に傷つき倒れ、ゆっくりと失血死していくとき、というのも軍は、任務に赴こうとするすべての救急車に向かって発砲するからですが、ものすごい憎悪がそれをやられる人々の側に生まれます。軍がこっそりと、何百人という男性、女性、子どもたちの死体を埋めてしまおうとするとき、そこにものすごい憎悪が生まれます。戦車が自動車を押し潰し、家々を破壊し、電柱を押し倒し、水道管を破裂させ、その通った後に何千人というホームレスの人々を作り、子どもたちを通りの水たまりからしか水が飲めないようにさせてしまうとき、そこにおそるべき憎悪が生まれるのです。
これらすべての光景を自分の目に焼き付けたパレスチナの子どもが、いわゆる「明日の自爆者」になっていきます。というわけで、シャロンとモファズ(イスラエル軍参謀総長)こそがテロリストの下部組織を作っているのです。
4月末の段階で520人余の犠牲者が近親者によって確認され、1600人あまりの人々が行方不明とされていた。目撃者によると、それら多くのパレスチナ人の遺体はイスラエル軍のトラックで運び去られたということである。平和運動家アブネリ氏が指摘しているように、イスラエル軍はこれまでも負傷したパレスチナ人を治療しようとする救急車にも発砲してきた。虐殺直後、イスラエル軍は報道関係者のみならず医療関係者の立ち入りも禁止している。これらのことは国連も把握しており、中でも国連パレスチナ難民救済事業機関ピーター・ハンセン事務局長は逸早くイスラエル軍によるジェニンとナブルスでの虐殺を報じた。その国連が今になって「虐殺が証明できない」というのだから驚いたわけである。しかも、国連のハンセン氏が虐殺を報じた二日後にはイスラエルのシモン・ペレス外相自らが虐殺の事実を認めているのだ。国連がその虐殺の事実確認ができないとした同じ日に、ジェニンでの医療活動が妨害されたとの国連報告書が発表されている。それによると、どうやら国連は「虐殺があったとの結論は下さない」であろうとのことである。これは国連に何らかの圧力がかけられたことを暗に示唆するものだ。これでは「数千人のパレスチナ人が神隠しにあった」で済ませるようなものではないか。かくも人の命は軽いものなのだろうか?
午後からベース三台入荷、さっそく仕事にかかる。監督の話では、それ以降にも一回り大きなベースの仕事を用意していると言う。ありがたい。金属関係の仕事も慣れてきたことだし、あとは採算がとれるよう工夫していきたい。一方、我が社は某大手エネルギー関連会社の指定業者となっていて、ここでの仕事が少なくなったのは、システム変更による移転が大きな原因となっている。これから仕事が増えてくる可能性は残されている。諦めるのはまだ早い。ただ、一般建築の方は殆ど見通しが立たない。どこまで苦境に耐えていけるか?耐え抜いたあとに希望は待っていてくれるのか、どうか・・・明日をも予測つかない状況の中で、ひたすら良い仕事をしていくことだけに専念したい。今度の仕事は夜明け前から再び作業に取り組むことにした。一台だけ急がれているからだ。監督も最近になってようやく認めてくれているようだ。去年の今頃は、金属の仕事では全くの初心者ゆえに、今日までの一年間は大変だった。仕上げても認められず、全て削り落として最初からやり直したこともあった。深夜の作業にいつしか朝日が射し込む徹夜のときもあった。この不況下、隣の会社も倒産し、周囲100メートル圏内ですでに五社が店をたたんでいる。これは異常としか言いようがない。取引していた材料屋も次々とつぶれ、今では数社しか残っていない。材料を注文した矢先に「社長が行方不明になった」と言われたときには唖然としたものだった。負債を残して社長が逃亡したのだ。その後に整理屋がハイエナのように食い尽くしていく様は見事なものだった。従業員の去った工場で、社長ひとり踏ん張っているような我が社の行く末も危ういものである。それでも、世の中にこびり付いた垢のようになっても生き抜いてやりたい。いつか返り咲くために・・・
【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK教育 きらっといきる「24時間の点滴が必要な女性の挑戦」
■21:00-21:54 テレビ朝日 運命のダダダダーン!
恐怖のNY連続殺人鬼絞殺魔…鮮血の現場に犯人の足跡▽モンロー死の真相?
■22:00-23:00 NHK総合 NHKニュース10
呼吸器装着患者に法のカベ…苦悩する家族▽残留農薬野菜・中国の対策
■23:00-24:10 NHK教育 金曜フォーラム「アジアの川で何が…」
大石芳野ほか |