2001年1月11日フジテレビ放映「アンビリバボー」より要約
1991年、ワシントンのヘムライン大学教授ジョン・マークス著の「CIAとマインドコントロールの研究」が注目を浴びた。それによると、CIAは麻薬中毒や逮捕歴のある者を集めて人体実験を行ったというもので、犠牲者たちの家族が弁護士を通じて訴えようとしても何故か弁護士はわずかな賠償金で和解に応じてしまう・・・これは見えない圧力を示唆するものと考えられた。
精神科医学博士、コリン・ロス氏
「マインド・コントロールの研究は第二次大戦直後よりCIA上層部の認可の元で行われていた。多くの場合、精神病患者や囚人たちが何も知らされないままCIAによって実験台にされた。目的の一つは、敵対する人物の暗殺を目的に毒物や兵器を運搬するためのシステムの確立だった。工作員にはあらかじめ暗号コードが埋め込まれ、そのコードを聞いた瞬間には別の人格に変化、後で問い質しても全く記憶がない・・・それらの実験にはある特定の周波数の電波が用いられ、脳に直接指令を伝達する遠隔操作を可能にしていた」
NASA研究員、ジョセフ・シャープ氏
「私は1970年代に陸軍の研究所で、電波を使った沈黙のメッセージを送ることに成功している。1970年代初頭のウォルター・リード陸軍研究所において、外部の音が全く聞こえない被験室にメッセージを送る実験が行われた。それは私たちが隣室でニューズウィークなどの雑誌を適当に選別して読み、その声をある特殊な方法で別室の被験者に送るという奇妙な実験だった。被験者には知覚した言葉を紙に書くことだけが指示されていた。その結果、完璧な防音設備の中で被験者はそれらのメッセージを一言一句正確に知覚することが判明したのだ。実験は何度も繰り返されたが、その都度、被験者は正確にメッセージを記述した。つまり、特殊な方法とは人間の耳には聞こえない周波数に言葉を乗せることであり、被験者はそれを知覚できることを私たちが証明したのだ。この方法は本人の耳ではなく、脳に直接メッセージが伝わる。そして、その周波数とは超低周波にほかならない」
通常、人間が耳で聞こえる周波数は50〜15000ヘルツの間で、50ヘルツ以下の低周波は耳で聞くことはできない。しかしその低周波も実際には人間の頭蓋骨を通過して脳には届いている。音というより、振動で伝わっていく。そして、この超低周波は振動のパワーが強いために壁などの障害物も通過し、遠隔地まで届いてしまう。この事実に着目したCIAは悪名高いマインドコントロール・プロジェクト「MKウルトラ」において、被験者の体験記憶にはない全く新しい記憶を植え付けるべく、それら偽装体験メッセージを超低周波に乗せて繰り返し被験者浴びせつづけた。そこでは被験者が耳を塞いでも偽装メッセージは直接脳に伝達され、どんなに抵抗しようが無駄なあがきとなる。
関連ファイル
マインド・コントロールされた男カスチロ