イスラエルVSパレスチナ
2002/8/23

<パレスチナ内相>対イスラエル攻撃終結、同意得られず

 パレスチナ自治政府のヤヒヤ内相は22日夜、ガザ地区でイスラム原理主義組織「ハマス」や「イスラム聖戦」を含むパレスチナ13組織の代表と協議した。内相は自爆テロをはじめとする対イスラエル攻撃終結を求めたが、同意は得られなかった。自治政府は引き続き強硬派の抑制に努める方針だが、前途は多難とみられる。(毎日新聞)

露外務次官、米国のイラク攻撃に反対と明言

 【モスクワ22日=古本朗】ロシア外務省のビャチェスラフ・トルブニコフ第1次官は22日、米国が計画するイラク攻撃に関し、「受け入れられない」と反対の立場を明言した。タス通信に語ったもので、同次官は、攻撃が決行された場合、「(米国主導の)反テロ国際連合の団結が危うくなる」と強くけん制した。

 また、イラクが「国際テロ組織アル・カーイダを支援しているという具体的証拠はない」とも述べた。

 イラン原子力部門へのロシアの支援に異を唱える米国の姿勢についても、米国自身ではなく「イスラエルの要求を代弁するものだ」と反発した。(読売新聞)

<米フロリダ州知事>テロの疑いで大学教授の解雇を表明

 米フロリダ州のジェフ・ブッシュ知事は22日、南フロリダ大がテロ組織との関係を疑われているサミ・アルアリアン同大学教授を解雇しようとしていることについて、知事として支持すると表明した。教授はコンピューター科学を専攻するパレスチナ人で、過去に自爆テロへの資金援助を促す手紙を書いたりしていたという。(毎日新聞)

<パレスチナ>国際作業部会 パリで始まる

 パレスチナ自治政府の改革問題を協議する「国際作業部会」の会合が22日、2日間の日程でパリ市内のホテルで始まった。同作業部会は7月中旬にニューヨークで開かれた米国、ロシア、欧州連合、国連による中東和平4者協議で設置が決まった。23日の閉会時に声明が発表される予定だ。 (毎日新聞)