イスラエルVSパレスチナ
2002/8/19<パレスチナゲリラ>アブ・ニダル氏が死亡 暗殺説も
19日付のパレスチナ紙アルアイヤムは、パレスチナ・ゲリラの指導者として知られ、外国人相手の数々のテロに関与したとして国際指名手配されているアブ・ニダル氏が、イラクの自宅で死亡していたと報じた。65歳だった。遺体から銃弾が見つかり自殺とみられるが、一方で、カタールの衛星放送は暗殺だったと伝えた。(毎日新聞)イスラエル軍の段階的撤退で合意
【カイロ19日=久保健一】イスラエルのベンエリエザー国防相とパレスチナ自治政府のヤヒヤ内相は18日夜(日本時間19日未明)、テルアビブで会談し、自治政府がパレスチナ過激派取り締まりの責任を負うことを条件に、イスラエル軍がガザ地区とヨルダン川西岸中部ベツレヘムから撤退することで合意した。
イスラエル国防省が声明で明らかにした。
イスラエルは、今回の合意を「信頼醸成措置」としており、ガザとベツレヘムからの撤退が円滑に実現されれば、軍をパレスチナ自治区から段階的に撤退させる方針だ。
声明は、「双方は19日から合意の履行に入る」としているが、イスラム原理主義組織ハマスは自爆テロ継続方針を堅持しており、ガザとベツレヘムからの軍撤退自体が早期に実施されるかは、予断を許さない。
合意では、先行撤退区域としてイスラエル側が示したガザ地区だけでなく、パレスチナ側の要求で、ベツレヘムが加えられた。(読売新聞)