イスラエルVSパレスチナ
2002/8/17イスラエル軍、パレスチナ武装組織メンバーの自宅を破壊
[エルサレム 16日 ロイター] イスラエル軍は、ヨルダン川西岸トルカレムに近い村落で、パレスチナ武装組織のメンバー2人の自宅を破壊した。
イスラエル軍が声明で明らかにした。
破壊されたのは、6月に同国北部で発生したバス爆破事件の計画に関与したとみられる容疑者と、1月に自爆テロを行った人物の自宅。
村落の住民によると、イスラエル軍による前者の自宅の破壊活動で、12人が住居を失った。
イスラエル軍は、容疑者は別の場所に隠れていたとみられる、としている。
(ロイター)イスラエル首相、米にイラク早期攻撃支持伝える
【エルサレム17日=当間敏雄】イスラエル紙ハアレツが16日報じたところによると、シャロン同国首相がブッシュ米政権に対して早期の対イラク攻撃を支持する考えを数日前に伝えた。ギシン首相補佐官も同日、「攻撃を先送りすれば、サダム(フセイン大統領)に大量破壊兵器の開発を加速させる機会を与えるだけだ」と述べて、同紙報道を間接的に認め、攻撃の早期開始が望ましいとの考えを示した。
また、同補佐官はイラクが生物、化学兵器の開発を加速させているとの証拠をイスラエル情報機関が収集しているとして、「これら兵器は実用段階に到達しつつある」と指摘。ペレス外相も「先送りは、より危険だ」と述べた。
また、イスラエル政府は米軍のイラク攻撃開始にともなって、イスラエルがイラクから攻撃を受けた場合、報復を自制しない方針を米側に伝えているという。(読売新聞)