イスラエルVSパレスチナ
2002/8/12

イスラエル軍、武装勢力のメンバーを射殺

 [ジェニン(ヨルダン川西岸) 12日 ロイター] イスラエル軍兵士らが未明、ヨルダン川西岸北部の村でパレスチナ人武装勢力の家宅捜索を行い、武装勢力のメンバーの男性1人を射殺した。
 殺害された男性の家族が明らかにした。
 男性はイスラエル当局が指名手配していた武装勢力の1人で、ジェニン近郊の村で実施された家宅捜索で射殺された。
 イスラエル軍関係者らは、現場から逃げようとしたため射殺したとしている。
 男性が所属していたのはパレスチナ武装組織「アルアクサ殉教旅団」。アラファト議長の支持基盤で、パレスチナ解放機構内の最大組織である「ファタハ」とつながりがあり、イスラエル人を標的とする一連の自爆テロや銃撃事件に関与しているとされる。
 
 (ロイター)

英国人の約3分の2が対イラク攻撃に慎重=世論調査

 [ロンドン 12日 ロイター] 英国人の約3分の2が、対イラク攻撃を正当化できないと考えていることが、英紙デーリー・テレグラフの世論調査で明らかになった。
 調査の結果、対イラク攻撃について、現段階では正当化できないとしたのは58%、米同時多発テロのような新たな欧米への攻撃につながると回答したのは、全体の9割に上った。
 また、イラクとの戦争へと発展した場合、米・英両国が孤立する危険性があると答えたのは68%だった。
 一方、フセイン大統領を打倒できる可能性が高いと答えたのは13%に過ぎず、米国の行動が中東情勢を安定させると答えたのは15%と、いずれも否定的な見方で占められた。(ロイター)