どきゅめんと日誌 | ダボス会議めにゅー |
ダボスに運ばれたナチスの略奪品
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「ここ数日間、ニュルンベルクやミュンヘンから到着する郵便列車には、現金や宝石類などが大量に積まれている。ナチス指導者のものと思われ、行き先はおそらくダボスだろう。スイス税関たちの報告では、各車両には現金が山と積まれ、護送警官が三人以上ついているという。ニュルンベルクからの荷の一つは、ダボスにあるドイツ療養所宛になっていた。この数ヶ月間に、その療養所にはおびただしい額の現金が数回にわたって運び込まれたそうである。ミュンヘンから到着した最近の二回の荷は、ドイツ資産が大量に預金されていると噂される、ダボスの二つの銀行宛だったという。おもにバーデン州のドイツ国有鉄道の列車乗務員たちの間で囁かれているところによれば、現金、金塊などといったナチ党の資産が、ドイツからここスイスへと秘密裡に送られて来るという。それらの荷の最終的な送り先はダボスとなっている」 |
韋駄天資料室より | 【資料】『ダボス=ドルフ及びダボス=プラッツにおけるナチスの活動』米国機密文書(1945年9月5日付、レコード・グループ59、NA) |
関連資料
史実・黄金伝説より | 金貨710枚を渡された男、その背後のナチスと赤十字 |
ダボス会議より | 1999年度ダボス会議三人の主役 |