2002/7/26-日本の原発動向
[交差点]佐藤知事が高校生と懇談−−会津若松 /福島

 知事が高校生との懇談会「知事と語ろう“うつくしまホームルーム”」が25日、会津若松市の会津学鳳高校で行われた=写真。同校など会津地方10校から1人ずつ代表者が出席し、佐藤栄佐久知事とテーブルを囲んで意見を交わした。
 懇談会前半は「自然と共生する社会をめざして」をテーマに生徒たちが環境問題に関する意見を述べた。自由討議となった後半は、生徒から田中真紀子前外相の公設秘書給与流用疑惑への質問が出ると、佐藤知事は「公正、透明さが求められる時代。原子力などについても、東京の役所が独占してきた情報を皆さんに提供しなければならない」と述べた。
 また、首都機能移転問題への質問に、佐藤知事は衆院国会等移転特別委の申し合わせ内容などを説明した。【岩佐淳士】(毎日新聞)
120カ所で「疲労割れ」検査へ=浜岡1、2号機で類似個所−中部電力

 中部電力浜岡原発(静岡県浜岡町)2号機で起きたドレン配管(水抜き配管)溶接部からの漏水で、同社は26日、原因となった配管共振による「疲労割れ」が起こりうる類似個所を、2号機で42カ所特定したとする調査報告書をまとめ、経済産業省原子力安全・保安院と同県に提出した。
 同社は42カ所について探傷試験などを実施し、必要な場合は溶接方法の変更や支持金具取り付けなどの対策を行う。また、1号機にも類似個所が78カ所あり、同社は1、2号機の検査・対策を直ちに実施する。 (時事通信)