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【トピック】
イスラエル軍がガザを砲撃、地上からの攻撃は撤退後初

 【エルサレム支局】ロイター通信などによると、イスラエル軍は27日夜から28日未明にかけて、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆を続けるとともに、ガザ地区北部を砲撃した。

 イスラエル軍による地上からのガザ攻撃は、今月12日の同軍のガザ撤退後初めて。この攻撃によりガザ市のほぼ全域が停電した。

 イスラエル軍はガザ市にある武装組織の事務所4か所を空爆。また武装組織がガザ地区北部からイスラエル領を攻撃するため設置したロケット弾の発射施設を砲撃した。パレスチナ自治政府の治安当局者によると、イスラエル軍の攻撃による死傷者はいないという。

 一連の攻撃に先立ち「イスラム聖戦」などの武装組織は27日、ガザ地区からイスラエルに対する攻撃を停止すると宣言したが散発的な攻撃が続いている模様だ。
(読売新聞)
【私的めもらんだむ】
 左はイラク、右はさっき我が家の屋根から撮った空の写真だ。同じ青い空の下で、一方では殺戮の連鎖に怯え、一方では表面上は平和そうだが生活苦に喘ぐ人々がいる。その大不況に喘ぐ人々の中に、私がいて、大空を見上げている。あの空へ、あの柔らかい雲の内に抱かれたらどんなにいいだろう。その青空の向こう、大気圏を抜けたところに漆黒の大宇宙がある。物象の要らない無限の世界、全ての意識が統合された世界のことを、漠然と感じている。解き放たれる心の自由もここでは迷子だ。自分とは何なのだ?命とは?唯一分かっていることは、人間は寿命という期限付きで地球に堕とされた存在、であるということ。際限のない欲望を糧として自らを破滅におとしめる、人類総体としての宿命存在・・・血まみれになって嫌々ながらこの世に産まれたのに、それとは裏腹に両親の祝福で迎えられる矛盾の極致・・・人間は生まれた瞬間から死の墓場へと歩み出す。釈迦は、苦しむためだけに人間は生まれるのだと云う。そうして、その苦しみからやっと解き放たれる死の瞬間において、またあの矛盾が繰り返される。重い肉体という鎧を脱ぎ、散々苦しめられた紙切れ、オカネからも解放されるというのに、最期をみとる家族は、死んではいけない、と滂沱の涙を流して嘆願する。彼らはこの期に及んで、私をまた地獄へ引き戻そうとしている。おお、この大いなる矛盾・・・集中治療室での延命治療、酸素を無理やり嗅がされ喉にはチューブが刺し込まれる。心臓が止まりそうだと胸を切開され、心臓を鷲掴みされる。痛いんだよ、もういいかげんに休ませてくれ。

 真っ青に透き通るような秋空の下、屋根の上で私はそんな妄想に囚われている。大空というキャンバスに夢を描くイメージを膨らませながら・・・もう人間社会にはウンザリしている自分がいる。出口はこの大空だけだ。不審な様子で屋根の上の私を窺がっている隣の奥さんへ・・・こんにちわ、ご機嫌如何ですか?奥さん、空を見上げてごらんなさい。ほら、あの白い雲なんてアンパンに見えませんか?おいしそうですねえ!あら、居なくなっちゃった・・・奥さ〜ん、どうしたんですかぁ、救急車なんて呼ばないでくださいよぉ。そっちから見ると私は変わり者に見えるけど、私にすればそちらの方が変わってるんですからね。多分。そのへん、よく考えてください。早とちりはいけません。

 猫が鳴いている。彼らのウンチを片付けなければ・・・地獄だ。お釈迦様は正しかった。でも宗教屋のみなさん、私を勧誘しないでくださいね。てめえら来たら滅茶苦茶に論破してやるから、覚悟しておきなさい。
---11時20分現在の妄想

気になる情報

民営化反対の乗務員スト中の客船を軍の特殊部隊が襲撃(フランス):エル・パイス
投稿者 バルセロナより愛を込めて ---阿修羅掲示板より

9月28日のエル・パイス紙は、南フランス、コルシカ島の港でストのために停泊していた豪華客船を、黒装束に黒覆面の軍特殊部隊がヘリコプターで急襲、客船をコントロールしました。
http://www.elpais.es/articulo/elpporint/20050928elpepuint_6/Tes
El Ejercito frances asalta un barco tomado por marineros corsos en huelga

この客船はフランスの国立コルシカ地中海海運団体所属のPascal Paoli号で、投資会社Butler Capital Partnersに売却されることになっています。これに反対する乗務員組合によってストライキが起こされ、コルシカ島バスティア港で停泊中でした。
このストライキに対してマルセィユの検察庁から船の「不法占拠」に対して最高で20年の刑に処する、という警告が届いていました。28日の午前中に、急に5機の軍ヘリコプターが船の上を旋回し始め、黒装束に覆面姿の軍特殊部隊が船に乗り移って来ました。スト中の乗務員からは大きな抵抗は無かったようですが、軍に続いてやってきた警察によって、次々逮捕されていった、ということです。

それにしてもずいぶんと荒っぽいスト破りです。

このButler Capital Partnersという投資会社ですが、フランスの会社で経営者はWalter Butler、欧州中に支店を持つ書店Fnacや自動車販売会社などを所有しており、元フランス財務省の官僚からゴールドマン・サックスの役員を経てこの会社の経営者になったようです。名前から見ると生粋のフランス人とも思えませんが。



○今日の国会を覗いて見れば・・・以下、爆睡国会 

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