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イラク近況情勢-050607、自爆テロの連鎖
バクダッド北方ハウィジャ周辺で4件、死者19名
【トピック】
★自爆テロ4件で19人死亡=イラク

 【カイロ7日時事】イラク北部の産油都市キルクーク南西70キロのハウィジャとその付近で7日、車を使った自爆テロ4件が相次ぎ、少なくとも19人が死亡、40人以上が負傷した。キルクークのイラク軍司令官などがロイター通信に明らかにした。
 このうち3件のテロは、ハウィジャの米軍基地の近く、イラク軍検問所、市場でそれぞれ発生。4件目は近くの町アバシの検問所で起きた。
 一方、首都バグダッドでも同日、警察のパトロール隊のそばで車爆弾が爆発し、警官2人を含む9人が負傷した。 
ハウィジャ Hawija

ラマディ Ramadi 西部の町
火傷を負った地元のドライバー



★指導者の逮捕に報奨金 スンナ軍でイラク政府

 【カイロ6日共同】イラク移行政府は6日、英国系警備会社の斎藤昭彦さんを殺害したとの声明を出したイスラム武装組織「アンサール・スンナ軍」を指揮しているとみられるアブ・アブドラ・アッシャフィー指導者の逮捕につながる情報に5万ドル(約535万円)の報奨金を提供すると発表した。
 発表は、斎藤さんの事件には触れていないが、アンサール・スンナ軍がイラク各地で「数多くの爆弾テロや暗殺事件に関与した」と指摘。同指導者の指揮下で、アラブ諸国から来たメンバーが他の「テロリスト」に訓練を施したり、武器を与えているとしている。
 アッシャフィー指導者は、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が運営していたアフガニスタン国内の施設でテロの訓練を受けたとみられるという。

★スンナ軍幹部を拘束 イラク北部

 【カイロ5日共同】ロイター通信によると、イラク国防省は4日、同国内でテロを繰り返しているイスラム過激派「アンサール・スンナ軍」の幹部とされるムラー・マハディ容疑者を拘束したと発表した。
 同省報道官によると、イラク軍が3日、北部モスルで米軍の支援を受け掃討作戦を実施、同容疑者ら計7人を拘束した。同容疑者は「王子の中の王子」「アブ・アブドゥル・ラーマン」などの名でも呼ばれている。
 アンサール・スンナ軍を名乗る組織は斎藤昭彦さん(44)殺害を主張しているほか、昨年12月にはモスル近郊の米軍基地を攻撃、22人を殺害している。

★<イラク>米軍、ファルージャ近郊で武装勢力のアジト発見

 【カイロ高橋宗男】イラク駐留米軍は5日、中部ファルージャ近郊で、武装勢力の大規模な地下アジトを発見したと発表した。アジトはサッカーグラウンド6面分もの広さがあり、迫撃砲などの武器のほか、シャワー室や台所など高い居住性も備えていた。発見時は無人だったが、新鮮な食料や日誌も残されており、捜索直前に慌てて逃げ出したとみられる。
 ロイター通信などによると、アジトはすでに拘束していた武装勢力メンバーらの証言を基に今月2日に発見した。長さ275メートル、幅170メートルで約4.7ヘクタールに達し、イラクで発見されたアジトとしてはこれまでで最大級だが、造られたのがイラク戦争前か後かは不明だ。
 場所はファルージャ東方のカルマに近い土漠地帯。地下からは、機関銃や弾薬、充電された携帯電話、黒色の上下服や目出し帽のほか、コンパス、暗視ゴーグルも見つかった。
 米軍は「アルカイダ組織がシリア側から武器や現金を持ち込んでいる」とみており、大量の遺留品物から武装勢力のネットワークの解明を進める。
(毎日新聞)

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