モンローからJFK、そしてキング牧師からボビーへと、1960年代アメリカ暗殺史の共通項はCIAである。そもそもCIAとは何なのだろうか?ウィキペディア(Wikipedia)によれば・・・
「アメリカ中央情報局(Central
Intelligence
Agency;略称CIA;シーアイエー)は、アメリカ合衆国大統領直属の諜報機関。反米的な政権をクーデターや指導者暗殺の支援で転覆したりする、連邦政府・国務省が公的には出来ない“裏稼業”に関わったりする事から、第二のアメリカ政府・見えない政府・クーメーカーとあだ名される。
第二次世界大戦中のOSS(Office
of Strategic
Service;戦略事務局)がCIG―中央情報グループを経て1947年に改組。アメリカ合衆国の外交政策・国防政策の決定に必要な諜報・謀略活動(ヒューミント)を行い、膨大な予算と権限をもつが、その活動の詳細は明らかにされていない」・・・なのだそうである。しかし、もっとその起源を遡らねば何も見えてはこない。
「ジョン・Dと戦おうとする人々にとって最大の問題は、彼がいつも何処にいるか分からないということだった。彼は自分の会社をまるでCIAか何かのように経営し、すべて重要なメッセージは暗号でやりとりしていた。会社の正面玄関は正体不明の男達の出入りを許し、裏門には実体のない会社の郵便受けがかかっていた。彼の競争会社は、自分たちが信頼していた役人たちが『ロックフェラーの意のままに動いていた』ことを後になって次々と知るはめになった。これらロックフェラーの恐るべき秘密組織は至る所にスパイを配置し、自らの正体を隠しつづけてきたのであった」
---ウィリアム・マンチェスター著『ロックフェラー一族の肖像』より
そう、CIAとはロックフェラーお抱えのゴロツキ集団、知能犯的暴力装置であったのだ。国益のためには他国の指導者であれ抹殺する、といったCIAの極悪非道が合法化されてしまうのも、バックに大財閥が付いていればこそだった。一連の暗殺史にCIAが関与しているということは、同時にそこにロックフェラーなど世界的な大財閥が関与しているということでもある。
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