小賢しいラスクはケネディ政権下で国務長官を務めていたが、彼にはロックフェラー財団の理事長というもう一つの顔があった。そのケネディの暗殺後のジョンソン政権下でも国務長官を務めた。ベトナム戦争においては煮え切らぬケネディ大統領に介入を迫っている。またマッカーサーは「レミントン・ランド社」の会長でもあったが、その会社はロックフェラー家の支配下にあった。トルーマンは三人の大統領顧問ジョージ・アレンとエドウィン・ポーレー、そしてクラーク・クリフォードによって大統領にのし上がった男だ。うちポーレーはカリフォルニアの石油財閥でロックフェラーのスタンダード石油傘下にあり、クリフォードはそのスタンダード石油の重役だった。アレンもまた例外なくロックフェラー家の支配下にあり、全てはロックフェラー財閥の手の内にあった。
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