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【トピック】
インド洋津波の死者・行方不明者、28万8376人

[シンガポール 27日 ロイター]  インドネシア・スマトラ島沖で発生した地震と津波による死者・行方不明者数は27日、28万8376人に達した。
 数字は各国の政府と公衆衛生当局の報告に基づいている。インド洋大津波の発生から26日で3カ月を経過した。

死者数 行方不明者数
バングラデシュ 2
アフリカ東部 137
インド 10,749  5,640
インドネシア 126,602 94,638
マレーシア 69 5
モルディブ 82 26
ミャンマー 61
スリランカ 38,938 41,00
タイ 5,305 2,932
合計 182,035 106,341

 アフリカ東部の死者数は、ケニア、セーシェル、ソマリア、タンザニア、マダガスカルの死者を含む。

★身元不明なお2282遺体=不明タイ人、4月「死亡」認定−スマトラ沖地震・津波

 【プーケット(タイ南部)25日時事】スマトラ島沖地震による津波で被災したタイ南部6県の死者は25日現在、5395人、行方不明者は2932人で、犠牲者のうち国籍すら特定できない1503遺体を含め、計2282遺体は依然として身元が分かっていない。タイ国家警察庁と6カ国から成る国際災害犠牲者捜査(DVI)チームが共同で歯型やDNAの照合による身元特定作業を進めているが、損傷が激しい遺体が多く、作業終了のめどは立っていない。
 外国人遺体の大半は、プーケット北部マイカオ地区に設置された保冷コンテナ基地に収容されており、国際DVIチームに所属する各国の法医学の専門家約120人が連日、作業に当たっている。チームの責任者を務めるフィンランド警察のジャリ・コスキ捜査官は「遺体の多くは死後数日間、高温多湿の環境に置かれていたため腐敗が進み、特に幼児の場合、照合に必要なデータが採取できないケースもある」と指摘する。
 身元が判明した遺体は、タイ当局と各国法医学者らで構成する津波被災者身元確認委員会が最終決定し、家族に引き渡されている。だが、有力なデータが採取できる遺体が徐々に減少、同委員会に諮られる外国人遺体は1日平均20数体。タイ人の場合は同3体にとどまっている。
 一方、タイ政府は行方不明の自国民について、遺体が発見できない場合でも、4月1日付で「死亡」と認定する。行方不明者に対する保険金支払いは通常、行方不明から5年経過したケースが対象だが、被災地では多くの住民が生活難に追い込まれており、警察の「行方不明証明」で特例的に「死亡」と認定し、被災者遺族への保険金支払い手続きを迅速化する。 
(時事通信) - 3月25日

IAC緊急声明:米国は現地政府に津波警告を出さなかった![TUP速報]

米国政府は現地への警告を怠った
 現地政府は警告を受けていなかったが、米国政府は受けた。そして、その情報を伝えなかった。インドネシア海岸沖で大規模なマグニチュード9.0の地震が起きてから数分以内には、米国海洋大気管理局(NOAA)の研究者は、壊滅的な波がインド洋に広がっていると考えていた。彼らは被災地域の政府の誰にも電話を入れなかった。NOAAのジェフ・ラドゥスは、インドネシア政府の役人に電子メールを出したと言ったが、電子メールを送った後のことはわからないと言うのだった。
NOAAには、最初の波が陸を直撃するまでに数時間もの通報のチャンスがあった。 ワシントン州天然資源局ティム・ウォルシュ地質災害対策計画課長は「50フィート(15.24メートル)の高台であれば最悪の津波から逃れるのに十分だろう。たいていの場所では25フィート(7.62メートル)もあれば十分。坂の上か内陸に行けば、津波の影響は衰える。」と言っている。けれどもインドネシア沖津波で被災地域の住民は警告を受けなかった。その結果タイでは、津波が起きてから1時間もたち、何千人もの死者が出た後まで、テレビからもラジオからも警戒警報は出されなかった。NOAAは、同じインド洋でも津波の害がわずかしかなかったディエゴガルシア島の米海軍基地には即座に警報を発している

IAC声明補足 米国は津波情報など出していない [TUP速報]

毎日新聞ニュース速報
 【ワシントン和田浩明】26日のスマトラ沖大地震の発生から約1時間5分後に、米海洋大気局太平洋津波警報センター(ハワイ)が、「震源付近で津波の可能性がある」との情報を電子メールやファクスなどで関係各国に発信していたことが分かった。大気局の当局者によると、この情報の発信先には、太平洋津波警報組織国際調整グループ(26カ国・地域)の加盟国でもあるインドネシアとタイ政府も含まれていた。
 被害の大きかったタイのプーケットでは津波の到達が約2時間後だった。このため両政府がこの情報を避難勧告などの形で適切に活用していれば被害の軽減につながった可能性がある。
 スマトラ地震関連では、26日午前7時58分53秒(現地時間)の発生から15分後に第1報を発信。この段階で「地震の規模はマグニチュード(M)8.0。太平洋の外で起きており、歴史的データによれば、破壊的な津波の脅威は存在しない」と説明していた。
 その後同センターは発生から1時間5分後の午前9時4分、第2報を発信。地震規模をM8.5に上方修正し、「震源付近での津波の可能性」を追加した。同局によると、「地震の規模から考えた推定で、実際の津波データに基づくものではなかった」といい、「強い津波警報」までには至らなかった
 警報センター職員が津波の大きな被害を知ったのは、地震発生後約2時間半後、インターネット上でのニュースを通じてだった。
 今回被害が大きかったスリランカ、インドなどは調整グループに参加していない。このためインド洋地域での津波の警報体制の整備が緊急課題となっている。

---阿修羅掲示板(投稿者 なるほど)より抜粋


【私的めもらんだむ】
 このインド洋津波の情報をまとめている矢先に、今度の同じスマトラ島沖での同規模地震が起きて驚いている。今回の震源地は先の場所から南に数キロ地点しか離れていないようだ。今回の被害が少なかったのもすでに弾けた地殻断層あとの余震だったからだろう。
 先のインド洋津波では地震発生から2時間半後に津波に襲われている。その間、太平洋津波警報センター(ハワイ)は二度に渡って警報を発令したとされている。
 第一報は15分後のAm08:13、地震規模はM8、比較的緩やかな津波として、警戒警報を促すものではなかった。ところがディエゴガルシア島の米海軍基地には厳重警戒警報を発令し、ためにここは殆ど被害は受けていない。この矛盾点はどうしたものか?なぜ彼らは自国の基地には警戒に足る警報を出しながら、その一方で震源地周辺諸国には「破壊的な津波の脅威は存在しない」などという矛盾した情報を流したのか?そして、それこそが死者行方不明者28万8376人もの甚大な被害に繋がった発端であったことを、我々は再検証並びに再認識すべきなのだ。その意味するところは作為操作的な情報の有無であり、多分に意図的かつ確信犯的な犯罪性を匂わすものである。
 第二報は地震規模をM8からM8.5に修正、警戒警報に切り替えたとされているが、それでも「大津波の恐れ無し」とする無責任なものだった。しかもその時点では地震発生から1時間余も経過している。その頃にはディエゴガルシア島米海軍基地では大津波を予想して避難を完了させていたことだろう。海岸で無邪気に遊ぶ子供たち、生活のために立ち働く多くの人々・・・28万余もの命を飲み込む大津波が目前に迫っていることなど露ほどにも知らぬ人々・・・その一方で全世界に流布されるであろう衝撃的なニュースを息を殺して待っているグループの存在を、私は今に想像している。

10時
 「イラクでの戦闘で撮影した殺戮ビデオを、娯楽映像作品として楽しむ米駐留軍の兵士達」---暗いニュースリンクより抜粋

 昨年11月、海兵隊員のチェイス・マッコロウがイラクから帰還した時、彼はイラクで同僚たちと撮影した映画を持参していた。テキサスの実家に戻って両親と過ごす最初の夜、チェイスは自作ビデオを婚約者、家族、友人らに披露した。
“Don't need your forgiveness,”バンド『Dope』の歌が始まると、イメージが展開する:ブラッドリー先頭車輌の前でポーズを決める武装兵達、黒いアバーヤ(アラビア女性の着用するコート)を着た二人の女性が埃の舞う道路を歩く姿、青いドームのモスク、ムクタダ・サドル氏のポスター・・・“死ね、抵抗は止めろ 死ね、祈る必要などない(Die, don't need your resistance. Die, don't need your prayers)”そして、BGMのビートがいよいよ高まり、黒く焦げたり、首を斬られたり、血まみれになった死体の数々が画面を覆いつくす。
「戦勝記念みたいなもんだから」バクーバ近郊の軍馬野営場の窮屈な住まいを背景に、20歳のマッコロウは言った。「俺はあそこに居たんだ。俺がやったんだ
---戦争犯罪当事者を誇れるアメリカ国家の寛容さは、何のことはない犯罪容認そのものの寛容さではないか。そうか、マッコロウお前もやっと人を殺せる兵士に成り下がったか。オメデトウよ、このクソッタレ。序でにこうした帰還兵汚物に満ちたアメリカにも万歳だ。

イラク人達の死体写真はたくさん持ってるよ・・・誰でも持ってるだろ」バクーバ近郊に駐留する22歳の海兵隊員ジャック・ベンソンは言った。彼は他の兵士達から5つのビデオを入手し、自分でもビデオを撮影している。兵士達はそれを集めて野球カードのように交換しているのだ。
「こっちに向かって撃ってくる奴等の写真を撮影するくらい、なんでもないだろう」マッコロウは言う。彼はまた、死んだ米兵の死体写真は見たことがないと付け加えた。「そりゃいくらなんでも気分悪いだろうし、身近すぎる」
かつての婚約者で現在の妻であるブランディ・マッコロウの話では、夫がビデオを友人に見せているときに部屋に入っていくと、友人たちは飛び上がって悲鳴を上げていたという。海軍予備役兵隊長の父親は、息子にこう言ったという:「おまえ、これは正常なことじゃないぞ」
---戦場に赴く息子の愛国心を誇るマッコロウの父親は、その愛国心を誇る以上に惨い戦場を体験しているだけに確信犯であろう。「正常じゃない」のは戦争そのものであり、それを知ってる父親も偽善的共犯者となる。そんな偽善に満ちたマッコロウの愛国的家族にも万歳だ。

【視聴予定】
21時
15 プロジェクトX「千年の秘技・たたら製鉄復活への炎」 師弟不眠不休▽世界最強のハガネ


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